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悩まなくても良いことを悩まなくて良くなる
読書を続けていると、様々な情報が頭に蓄積されていくので、読書をしていない人が悩んでいることに悩まないでいられる自分に気づきます。
例えばアドラー心理学のことを書いている「嫌われる勇気」を読むと他人がどう思っているかなど考えなくていいことがわかります。
例えば好きな人がいたとして、その人の返信が来ないからあれこれ考え、嫌われるタイプの人は「なんで返信をくれないの?」と連絡してしまいます。
これは他人を操作しようとしたり、他人の感情を考える無駄な行為をしている結果です。
悩んでいる時間があるのであれば、自分が悩んで解決することに時間を費やせばいいとわかります。
このように読書をしていない人が悩み、時間を潰している間に読書家は新たな情報を手に入れているんです。
建設的な議論ができるようになる
読書をしていない人は、他人を操作しようとすることがあります。
断っているのに、「試してみて」だったり、「私は、崖から落ちそうな人を見過ごすわけにはいかない」と言ってきたりします。
これについても「嫌われる勇気」に書いている通り、人を自分の思い通りにしようとする人の議論なのです。
別に人が崖から落ちようが落ちまいが関係ありません。
制止しても落ちる人は落ちるだろうし、落ちない人は落ちません。
やるかやらないかは本人次第です。
それに落ちる途中で誰かに助けられることもあるでしょう。
落ちた後に回復して、また崖を目指すこともあるかもしれません。
私が他人の人生を左右する必要もなければ、操作できる責任能力を持ち合わせていません。
ですので、他人に行動を押し付けることが無意味だと初めから分かっているのに、マウンティングを行いたい人は「絶対こうしたほうがいい」と押し付けてくるんです。
こういう場合に、読書で得た考え方を使用するといいでしょう。
あなたの考えていることは証明されたんでしょうか。
それでノーベル賞を取られたんでしょうか。
数学的にそれが正しいと言えますか。
このように問いかけたら、自ずと自分が愚かなことをしていると気づいてくれるかと思います。
もしもそれでも押し売りをやめなければ、その場はわかりましたと承諾し、後からキャンセルすればいいのです。
情報的に弱者である人は、自身が無知であることに気づいていないので、それでも自分が正しいと思っています。
「無知の知」を知らないのですから、自分の意見が正しいと押し付けてしまうのです。
人間は周り5人の平均になる理論で最強になる
「人間は周りの5人の平均になる」と、ジム・ローンというアメリカの起業家が言った言葉が話題になっています。
この理論では言葉の通り、仲良くしている人の平均が自分だということです。
これは年収で考えるとわかりやすいと思います。
もしも周りの人が年収300万円であれば、その人は年収300万円です。
年収300万円の人が年収1億円の人と仲良くなるケースはあまりないでしょう。
また世間には8:2の法則があります。
世界の8割の富を全体の2割の人が稼いでいます。
つまり世界の2割しか大富豪がいないということです。
残りの8割の人は普通の人で、年収が300万円から9000万円の人なんです。
普通にサラリーマンとして生活していて、年収1億円の人に会えるわけがないんですね。
ですので、どう頑張ってもサラリーマンは年収が1億円になることはありません。
しかし読書をすればその限界が解き放たれます。
例えば同僚との話を聞き流し、読書を通じて成功者の言葉に耳を傾けることで、周りの5人が最強のメンバーになります。
もちろん直接会ったことのない人でも読書を通じて、知り合いになることができるんです。
読書を続ければ例えば、周りの5人をスティーブ・ジョブズ、リンカーン、エジソン、坂本龍馬、野口英世さんと固めることができます。
次の月はウォーレンバフェット、ビルゲイツ、ジェフベゾス、福沢諭吉、ヘレンケラーとしましょう。
このように読書をするだけで誰でも周りの5人の平均を爆上げすることができるんです。
そしてそれは時空をも超えるんですね。
世間の人がいかにインチキかがわかる
先述したように8:2の法則があります。
世間にいる人のほとんどが年収9000万円以内の普通の人です。
この方々は研究者でもなんでもありません。
さらには最近は読書をしている人が少ないので、言っていることには信憑性がありません。
どんなに仕事で成果をあげている人でも、研究を行なっているわけではないので、実証も検証もおろそかです。
そういう人が言っていることを聞いた時、読書をしていない人はその人が言っていることが本当かどうかわかりません。
ですので、騙されたり鵜呑みにしたりする人が多いです。
しかし読書をしていると、きちんとした研究・実験の方法がわかるので、その人の言っていることが信じるべき対象なのかがわかります。
ほとんどの場合、会社にいる上司の言っていることは本当か嘘かわからないことが多いです。
なぜならその人が言っていることが正しいことなのであれば、今頃ニュースに取り上げられているからです。
それほど緻密に研究され論文まで書かれて、実証されていたら誰も知らないはずがないんですね。
ですので、8:2の8に属する人が言っていることを安易に信じてはいけません。
もちろん正しいことを言っている可能性もあるので、それは自分できちんと実証し確かめてから正しいかどうか判断した方がいいでしょう。
自分の努力がいかに足りていなかったかがわかる
読書をしていると、偉人の伝記なども当然読みます。
そこには偉人がどれだけ努力してきたかが書かれています。
例えばエジソンは、蓄電池を発明するために10年間ずっと研究をしています。
電球を発明するのにも1万回の失敗をしたというのは有名な話です。
野口英世は本当に寝る間も惜しんで勉強しました。
普通の人がリップサービスで言っていることでも、本当に行なって周りからびっくりされ変人扱いされたこともあります。
アメリカのフレクスナー博士を訪ねてアメリカへ行った際、フレクスナー博士は迷惑に感じました。
ウォールト・ディズニーも成功するまでに大きな借金を抱えています。
福沢諭吉もご飯を立って食べながら勉強していましたし、寝相が悪いので、適塾の他の学生の寝る時間をずらして生活していました。
彼らが生きた時代は今よりももっと不便でした。
電気もインターネットもなかったのです。
我々がいかに怠惰で、傲慢なのかがわかると思います。
私もブログで思うような成果をあげていませんでが、全然努力が足りないので当たり前なんです。
偉人たちはできるようになるまで諦めません。
ノーベルも3年かけてダイナマイトの改良を行なっているのです。