「スター・ウォーズ」のキーラという人物は「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」という映画に出てきた、ハン・ソロの元恋人です。
ハン・ソロはレイア姫(レイア・オーガナ)と結婚し、カイロ・レンを息子に持つので、その後キーラと関係を持つわけではありません。
ですが、このキーラというキャラクターが「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の最後、ダース・モールという死んだはずのキャラクターのもとに帰っていくというシーンがあるので、とても話題になっています。
ネット上では「スター・ウォーズ」のエピソード7から始まる3部作の主人公・レイの母親ではないかという噂があるくらいです。
こちらでは、キーラが「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のあとどうなったのかを確認していきます。
調べた結果、キーラの情報が「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」以外どこにも確かなものがないため、全て考察になってしまいます。
ただ一つ言えることはネットで噂されているように、キーラがレイの母親である可能性は極めて低いということがわかりました。
ではそれはどういうことなのか書いていきます。
目次
「スター・ウォーズ」キーラのその後、ダースモールとの関係は?レイの母親ではない?
「スター・ウォーズ」のキーラがレイの母親ではないかというネット記事があります。
私はとても気になって色々調べてみたのですが、その可能性はかなり低いことがわかりました。
なぜなら、レイの年齢はカイロ・レンと同世代です。
レイがカイロ・レンと同世代だということは、キーラがレイを産むのは、エピソード6が終わった後になります。
つまりキーラはダース・ベイダーが死んだあとの10年間近くまで生きていなければなりません。
それはかなり可能性として低いことなのではないでしょうか。
どうしてなのかを、まず以下の「スター・ウォーズ」の歴史で確認します。
⇒アナキン・スカイウォーカーがジェダイにスカウトされる
[ポイント]ダース・モールがオビ=ワン・ケノービに倒される
【10年後】「エピソード2/クローンの攻撃」
⇒クローン戦争が始まる。(アニメ「クローン・ウォーズ」もこの時代)
⇒ダース・モールは生きていた!
【3年後】「エピソード3/シスの復讐』」
⇒アナキンがダース・ベイダーになる。
⇒ダース・モールはオビ=ワン・ケノービに復讐したい
⇒ダース・モールはシスと決裂
【6年後~】映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」
⇒ダース・モールは、クリムゾン・ドーンと呼ばれる犯罪シンジケートの影の指導者になっていた。
【5年後~】「アニメ/反乱者たち」
⇒ダース・モールは、オビ=ワン・ケノービに復讐に必死
(クリムゾン・ドーンもキーラのことは全く描かれない)
⇒オビ=ワン・ケノービにダース・モールが殺される
【1年後】「エピソード4/新たなる希望」
⇒ルーク・スカイウォーカーが反乱同盟軍に入る。(ルークがハン・ソロに出会う。オビ=ワン・ケノービ死去)
【3年後】「エピソード5/帝国の逆襲」
⇒ハン・ソロが凍る
【1年後】「エピソード6/ジェダイの帰還」
⇒ルーク・スカイウォーカvsダース・ベイダー
【30年後】「エピソード7/フォースの覚醒」「エピソード8/最後のジェダイ」「エピソード9/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」
⇒カイロ・レンがハン・ソロを殺してしまう
ダース・モールはすぐに死ぬ
上記を見てもらうとわかるのですが、ハン・ソロの映画の後、ダース・モールは死んでいます。
ダース・モールは「エピソード1/ファントム・メナス」でオビ=ワン・ケノービに殺されてしまったと思っている人がほとんだと思いますが、実はいきていたんですね。
これはアニメ「クローン・ウォーズ」や、「アニメ/反乱者たち」を観ればわかります。
ダース・モールは、オビ=ワンに倒された後、下半身を別の形にして生きていました。
しかし、「アニメ/反乱者たち」のシーズン3の最後の方で、オビ=ワンに殺されてしまいます。
その後30年以上もキーラはどうやって生き延びたのでしょうか。
キーラはとても美人なので、ダース・モールに守られていたのであれば、生き残ることができたと思います。
ダース・モールが生きているうちに、子どもを生んだとすれば、可能性はあったのではないかと思います。
(ダース・モールは下半身がロボットなので、子どもを作れないはず)
キーラがレイを生む可能性は低い
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— Star Wars (@starwars) 2018年5月12日
ちなみにキーラがレイを生んだのであるとすれば、ダース・ベイダーが死んだのちの30年のうちでしょう。
レイの年齢から推測して、「エピソード7/フォースの覚醒」の20年前くらいではないでしょうか。
つまりキーラはハン・ソロの映画の後、6年間闇の組織において、ダース・モールの配下で働いた後、解放され1人で生きていったのか、あるいはまた誰かに従事した可能性があります。
レイを産むためには、そこから20年近く生き延びなければなりません。
結構難しい話だと私は思います。
とはいえ、ダース・モールからは解放されているので、その頃にはシスとは関わりがない可能性があります。
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」に登場したクリムゾン・ドーンは、シスとは関わりのある組織ではありません。
ただの闇組織です。
ですので、闇組織を生き延びたのであれば、可能性は高いのかもしれませんが、キーラはジェダイの騎士でもないので、ハン・ソロのような信頼できる人がいなければ生き残ることはできなかったのではないでしょうか。
Even a scoundrel like Han Solo can become a hero in the Rebel Alliance.
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— Star Wars (@starwars) 2019年6月18日
またダース・モールが亡くなったのち、ハン・ソロを探すということもできたはずなのに、それが叶っていないということは死んでいる可能性の方が高い気がします。
女性1人で30年近くあの戦乱の世の中を生き延びなければ、レイを生むことができなかったキーラはレイの母親である可能性は低いような気がします。
キーラがレイの母親かもしれないというのはファンの勝手な想像でしかないのです。
現実的ではありません。
キーラがレイの母親だという可能性はないのか?
とはいえキーラという人物は、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」でとても重要な人物として描かれているため、レイの母親であることは十分あり得る話です。
また重要な人物ではなければ、最後ダース・モールと通信をして意味深な終わり方をすることはなかったのではないかと思います。
ですので、生存する可能性は低いとしても、ここからは本当にありえないことなのかを考えていきます。
「スター・ウォーズ」はすごい歴史の長い伝説的なサーガだとはいえ、作り物であることに変わりはありません。
最近はディズニーが「スター・ウォーズ」の権利を持っているので、この物語をビジネスとして捉える必要が出てきました。
(ルーカス・フィルム時代は、ビジネス色がそれほど高くなかったはず)
となると、キーラがレイの母親なのかどうかは、ビジネス的な話も絡んでくるのではないかと思います。
なぜなら、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は予想よりも売り上げを下げてしまいました。
その差分を稼ぐためにもっとも良い方法は、DVDやディズニー系VODへの誘導だと思います。
もしもキーラがレイの母親だという展開だった場合、「スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」のあと、、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」をもう一度見たいと思う人はたくさんいると思います。
それによりDVDやディズニー系VODへの誘導はスムーズに運ばれるのです。
とはいえ、それではショウビジネス感が表に出てしまうため、ファンが離れていく可能性があります。
スターウォーズファン的には、ファンが予想しなかった展開へ導いてくれる方が影響力が高いと思います。
キーラの母親がレイだったんだとなると、「ああそうなんだ。やっぱりな。でもつまんないよね」となることもあるかもしれません。
もちろん「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」をもう一度見たいと思う人が増えるかもしれませんが、話が読めるなんてことになる可能性だってあるのです。
そう考えると、短期的な収益よりも長期的な収益を考えている(であろう)ディズニーの戦略的には、ネットで噂されている情報をそのまま使用することはないと思います。
>>ではレイの母親は誰なのかを詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」を観る方法
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