「約束のネバーランド」ムジカはどうなるのか?ソンジュはエマたちの味方なのか?

約束のネバーランド 14 (ジャンプコミックス)でムジカがかなり重要だということがわかりました。

ムジカの血が「約束のネバーランド」の世界を解決する一つの希望となるとわかったのです。

ですが、鬼の王家五摂家は自身の権力を守るために、ムジカたち”邪血”を絶滅させようとしたのです。

でもムジカは生き残りました。

ムジカはこれからどうなっていくのでしょうか。

こちらでは、ムジカの今後を考察していきます。

結論から言うと、ムジカの能力が鬼たちに広まり、人間を食べなくていいようになってもこの問題は解決しません

それはどういうことなのでしょうか。

順を追って説明していきます。

「約束のネバーランド」ムジカのプロフィール

まずは、ムジカのプロフィールから説明していきます。

(画像左がムジカです)

ムジカのプロフィール

名前:ムジカ
性別:不明(おそらく女性)
属性:鬼
年齢:700歳以上
身長:不明
性格:優しい
特性:人間を食べなくても知性を保てる”邪血”

ムジカは700年前から生きていたと127話に書かれています。

ムジカの特性”邪血”とは?

ムジカは”邪血の少女”と呼ばれる鬼です。

鬼は本来人間を食べなければ、人間並みの知能を維持できません。

ですがムジカは超特異個体として生まれています。

ムジカは鬼の中での突然変異なのですね。

ムジカの血を一滴だけでも飲むことができれば、鬼たちはムジカと同じように人間並みの知能を維持することができます。

「約束のネバーランド」ムジカに関わる問題

ムジカはその特異性により、700年前餓死状態にあった鬼たちを助けることができました。

まだ農園制度が確立されていなかった、700年前は満足に人間を食べられない鬼がいたんですね。

そんな餓死状態にあった鬼たちを救ったのが”邪血の少女”ムジカでした。

やがてムジカの噂を広まり、鬼の王家とその五摂家がムジカを捉えました

そして”邪血”を引き継いだ鬼たちを全滅させました。

ノーマンはムジカは死んだと思っていましたが、生きていたことを知り驚きます。

鬼の王家とその五摂家はムジカと同じ能力を持っているとノーマンは言っています。

鬼たちは自身の権力を維持するために、ムジカを殺そうとしたのですが、ムジカには特殊な能力があるのか今も生き残っています。

ムジカに対する主人公たちの見解の相違

ムジカの血を利用すれば、鬼と人間は争わずに済むように思うのが普通の考え方なのだと思いますが、そうは簡単ではないようです。

ムジカに対して主人公たちの意見は以下のように食い違っています。

ノーマン 鬼たちを争わせて減らしたところで、鬼たちを絶滅させたい。ムジカの邪血が敵対するラートリー家に渡ってしまうと、不利になるので早く殺したい。
エマ・レイ ムジカたち”邪血の血”を鬼たちに分かち、人間を食べなくて良いようにしたい

上記のように、ムジカに対する考え方の違いで、主人公の3人の意見がすれ違ってしまいました。

>>ノーマンが鬼たちをどうしようとしているのか深く知りたい人はこちらへ

ノーマンのムジカに対する見解

ノーマンはムジカという存在が危険だと思っています。

ノーマンは鬼たちを信用していないので、何か約束事をしても、結局は人間が襲われてしまうのではないかと思っています。

そのため鬼たちを全滅させたいのですね。

ノーマンは鬼たちを戦わせて、数を減らしたいと思っています。

そして減ったところで奇襲しようという作戦だと思います。

ノーマンはムジカの邪血が広まってしまい、鬼たちが人間を食べなくても知能を保てるようになることを恐れています。

そうなったら鬼たちを絶滅させることが困難になると思っているのです。

ノーマンは人間を食べないと鬼たちが知能を保てない今の状況を利用して、人間の立場を向上させようとしているのです。

そんなノーマンにとってムジカの能力は邪魔でしかないようです。

エマとレイのムジカに対する見解

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エマとレイは平和的にこの人間と鬼の関係を解決したいので、ムジカという邪血の存在が鍵になると考えています。

ムジカの邪血の力を利用し、鬼たちが人間を食べなくてもいいようになれば、両者は対立せずにいられるため、全てがうまくいくと考えいてるようです。

エマとレイはムジカとソンジュに命を救われているので、どうしてもムジカとソンジュを裏切ることはできないのです。

私のムジカに対する見解

ここまで書いてみて、私の意見が固まったので書かせて頂きます。

必要なければ飛ばして下さい。

私的には、このエマとレイの見解が非常に平和的で優れているように思います。

ですが、鬼と人間が対等になった場合、種族が違うという関係上、争いは続くと思います。

人間同士でも国家間で争いがある現状、種族が違う鬼と人間は対立する可能性が極めて高いと思います。

つまりエマとレイが考えている理論は一見正しいように見えますが、現実的には二人が考えているようにはうまくいきません。

とはいえノーマンのように邪血は邪魔だというのは間違えている気がします。

鬼たちが人間を捕食せず人間の知能を得られるようになった上で、解決策を模索する必要があります。

これ以上の考察はこの後で書きますので、一旦お待ち下さい。

「約束のネバーランド」ムジカはソンジュにとってどういう存在か?

「約束のネバーランド」の世界を解決するためにはどうすべきかという難題を解く前に、ソンジュの存在についても考察しておきます。

ムジカと行動を共にする、ソンジュというキャラクターはとても強いです。

ムジカを擁護しているように見えます。

ですがムジカと同じ考えではなく、ソンジュは再び人間を食べたい思っています。

ソンジュのプロフィール

ソンジュのプロフィール

名前:ソンジュ
性別:不明(おそらく男性)
属性:鬼
年齢:700歳以上
身長:不明
性格:策士
特性:人間を食べなくても知性を保てる(”邪血”)

ソンジュはエマとレイを援護してくれましたが、ムジカの愛ある援助とは違いました。

ソンジュはエマとレイを利用して、農園制度を壊したいと考えています。

そして人間を自由にさせたのち、狩をして人間を捕食したいのです。

ソンジュの思惑を考察

私はソンジュはエマとレイを利用した策略家なので、ムジカも利用していると思います。

ムジカを利用するのは、ムジカという特異性を自分の身の回りに置いておき、自分の優位性を保ちたいからです。

性格的には悪に近い考え方なので、ムジカを利用し、いらなくなったら裏切るのではないでしょうか。

「約束のネバーランド」ムジカはどうなる?

ムジカは自身が特異体質であるので、生き延びることが何よりの使命だと感じている気がします。

またソンジュが守ってくれる限り、ムジカは生き残ることがでいるのではないでしょうか。

ムジカは「約束のネバーランド」のキーキャラクター的な位置付けなので、かなり最後の方まで死なずに生き残るかと思います。

ムジカが死んだ時、約ネバの一つの章が完結するほど、ムジカは重要な人物ですね。

(ムジカが登場したことによってとても面白くなり、物語に深みが生まれました)

「約束のネバーランド」の世界を解決するためにはどうすべきか

さて、「約束のネバーランド」の世界を解決するためにはどうすべきかという難題について書いていきます。

この「約束のネバーランド」は私の頭の中では解決策が見出せました。

※作者の見解とは異なりますので、ご注意下さい。

結論からいうと現実と同じだということです。

この「約束のネバーランド」は、人間の愚かさを描いた漫画だと思います。

週刊少年ジャンプの中ではかなり大人っぽい作品です。

頭脳戦の漫画というよりは、「いかに人間が愚かであるか」を風刺している作品だと思います。

もちろん、人間と同じ知能を持った動物が地球にいないので、「もし人間と同じ知能を持った動物がいたらどうなるだろう」というのもテーマの一つです。

(これについては「進撃の巨人」や「東京喰種」でも同じテーマを扱っています)

ですが、私はこの「約束のネバーランド」は人間はどうしても争いを避けられない動物だと批判している漫画だと思います。

もちろんだからこそエマという主人公が登場していますし、悪いのは鬼なのかもしれません。

でもノーマンという人間のことしか考えていない人も登場しました。

これはまさに、人間という生き物の自己中心的考え方を批判した物語だからではないでしょうか。

これを踏まえた上で下記のように考察します。

「約束のネバーランド」の世界は鬼たちにもっと知恵を与えれば解決する

「約束のネバーランド」に登場する鬼たちは一昔前の人間たちによく似ています。

攻撃することでしか文明を維持できないんですね。

しかしそれは貧しいがゆえにとる行動です。

鬼たちは貧しいがゆえに人間たちを独占し権力を維持しようとしています。

ですが、これは人間以外に自身の権力を保つものがないから起きているのであり、人間の科学技術を彼らに与えてあげることで、文明を進歩させる喜び植え付け、人間を捕食せずとも楽しみを見出せるように導くことが重要だと思います。

これは人間の世界でも同じことです。

現在アメリカは北朝鮮に強固な制裁を強いることで、問題を解決しようとしています。

しかし問題を起こす組織を抱える国は皆貧しい国ばかりです。

彼らが攻撃してくるのは貧しいが故の劣等感からくる感情なのです。

彼らは武力行使することでしか、富を得ることができません。

この世界を平和に導くためには、まず格差のない社会を築くことが重要ではないでしょうか。

私は約ネバの世界も格差をなくすことが、解決に糸口になると思います。

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