VALUはというのが最近注目を浴びています。
「VALU」は評価経済時代のパイオニアになるか−−開発者の小川晃平氏に聞く https://t.co/kfm1lpLqwM
— VALU (@VALU_PR) 2017年7月19日
なにがいいのかと思いやってみましたが、微妙でした。
「VALU」は今までになかった新しいフィンテックサービス。ビットコイン・ブロックチェーンの技術を用い開発されました。ここでは、個人が、株式会社のように株式に見立てた「VA(株式)」を発行し、”じぶんの価値”として好きな価格をつけて、他の人と売り買いができます。これから何かを起こしそうな誰かを見つけて、その人の発行するVAを買って支援したり、ファンに「お礼」をしたりできる、新しい時代のコミュニティ。
目次
VALUに登録してみた結果
VALUは会社が株式を発行するのではなく、個人が株式(VA)を発行することが出来るみたいです。
理念は上のようにこれから何か起こしそうな誰かを見つけて、その人の発行するVAを買って支援したり、ファンに「お礼」をしたり出来る、新時代のコミュニティだそうです。
お金を増やしたかった人が簡単にお金を増やせるようになったのですね。
今までは会社でなければ株を発行できませんでしたが、これからは個人でも株を発行し
資金調達が出来るのです。
そうです。
と思って私も登録してみましたが
VAを発行できませんでした。
なぜならSNSのフォロワー数が少ないからです。
どういうことでしょうか。
”これから何か起こしそうな誰か”とは既にフォロワー数が多い人だけなのでしょか。
つまり、”これから何か起こしそうな誰か”かどうかはフォロワー数に関係しているということでしょうか。
つまり、フォロワー数の多い人は”これから何か起こしそうな誰か”なのでしょうか。
【試した】個人の価値を売買する「VALU」で”上場”してみた https://t.co/H3yK6XKKmK
— VALU (@VALU_PR) 2017年7月5日
そうだとしたら、非常におかしい理論です。
なぜなら、そういう人たちはただフォロワー数が多いだけで、新たな価値を生むとは限らないからです。もちろん新しい価値を生む人だっているかもしれません。しかし、フォロワー数が多いからといって、その人がこれからも必ず何かをする人なのかというとそれは全く×問題なのです。
ただただyoutubeで人気を集めツイッターのフォロワー数が多いだけで
なぜ”これから何か起こしそうな誰か”であるといえるのでしょうか。
まあ、こんなことを批判したいわけではありません。
VALUはただ、既に生まれている価値に価値を付けただけ
フォロワー数の多い人はもう既に何かを起こしている人です。
つまり、VALUでVAを発行せずとも既に資金調達が順調に進んでいる人であるかもしれません。
そんな人たちがさらにヒューチャーされ、さらにお金が増えて、何になるのでしょうか。
もう既に影響力のある人がまたVALUで影響力を利用してお金をもらう。
これで何が新しいのでしょうか。
私はここに何も価値はないと思います。
つまり、VALUの価値は新しい価値ではなく、既にある価値を増幅させているだけなのです。
これは新しい価値の創造ではなく、既存の価値にくっついた発想力の乏しい偶像に過ぎません。
それによって、誰でも予見できた、VAを大量に売ってしまってインサイダー取引を起こすという行為。
これで、対応に追われています。
ヒカルは何も悪いことをしていない
ヒカルは犯罪者なのかなど、メディアが言っていますが。
ヒカルは犯罪者でも何でもありません。
もちろん、その情報を知っていて、事前に売ったヒカルの側近達はずるくて、最低な人ですが
ヒカル自体は何も悪いことはしていません。
なぜなら、自分で築き上げた自分の価値に反応して、集まったお金を
好きなときに売りさばいただけなのです。
これはとても普通で自然なことです。
なのに、ヒカルを悪者にして、買い戻させました。
なんということでしょう。
そのままヒカルはVALUを売ってしまえばよかったのです。
それが市場です。
それも含めて株式です。
ヒカルみたいな行動を取る人は今後いてもおかしくないでしょう。
VAKUは大量に売られても仕方ないでしょう。
なぜならそれが市場なのですから。
ヒカルはただ自分が持っているVALUの価値が上がり、お金が欲しかったからそれを売ったのです。
何が悪いのでしょうか。
こういう人がたくさんいて、こういう行為がたくさんあって
危険だけど、それを分かりながら皆が投資をする。
だから価値があり、それが市場なのです。
安全な株なんて存在しないのですから。
それなのに、そういう市場に規制をかけて、買い戻させるなんて
何が新しいコミュニケーションでしょうか。
【重要なお知らせ】ヒカル氏、ラファエル氏、いっくん氏(禁断ボーイズ)及び井川氏について対応策を決定いたしました。こちらのURLより詳細をご確認ください。https://t.co/7hhPLUFcIt
運営一同、引き続き初心を忘れず精進してまいります。今後共よろしくお願いします。— VALU (@VALU_PR) 2017年8月16日
VALUは新しくない、ただの全く面白くないコミュニケ-ションです
フォロワー数が多い人しかVALUを発行できない。
フォロワー数がないが、これから頑張ろうとする理念や志に値段を付けて
運営者が価値を判断するのではなく、市場が価値を判断するのです。
それが新しい個人が発行できる株式なのです。
VALUでは既に資金調達が出来ているフォロワー数の多い人がさらにお金を増やすことしか出来ません。
つまり普通の人(まだ普通の人)は何も出来ないのです。
それで本当にいいのでしょうか。
新しいコミュニケーションは新しい価値を生まなければなりません。
フォロワー数で判断するのではなく、新しい志で判断する社会が
さらに新しいコミュニケーションを生むのです。
フリマが、ネットで始まりました。
それがネットオークションの市場を縮小させました。
ネットショッピングがインターネットで買い物をするというコミュニケーションを既に当たり前にするという下地を作っていたからです。
このように新しいコミュニケーションがまた新しいコミュニケーションを生むことに意味があるのです。
しかしVALUは何をしているのでしょうか。
既にあるブロックチェーンと既に人気のあるインフルエンサーを使って
話題を拡散させ、その人たちを使って自分達を注目させ
そういう人たちだけにお金を提供する。
それがどんな新たな発展を生むのでしょうか。
そういう人たちはただフォロワー数が多いだけで、新たな価値を生むとは限りません。
ただただyoutubeで人気を集めツイッターのフォロワー数が多いだけで
なぜ”これから何か起こしそうな誰か”であるといえるのでしょうか。
こういった理論をつくりこういった理論の上で成り立ったモノを新しいコミュニケーションと言っているだけのただの変なサービスと創立者にこれ以上価値を与えるのはばかげているとは誰もおもわないのでしょうか。