「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観てきました。
この記事を書く前に、大きなポイイントのネタバレを書きました。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観た当日は大興奮していたのですが、だいぶ落ち着きました。
以下ネタバレになるので、ご注意ください。
結果的にスカイウォーカーの夜明けというタイトルは、レイがルークやレイアのようなライトサイドのジェダイとなるという意味でした。
ダークサイドの孫であったレイ・パルパティーンが、ライトサイドである、レイ・スカイウォーカーになるということです。
血筋など関係ない。
自分の中の良心を信じるんだ。
そういうメッセージが込められている気がします。
今回の記事では、下記のことをネタバレします。
- フィンは一体何者だったのか?
- C-3POは死ぬのか?
- [考察]最後の黄色いライトセイバーは?
では、早速ネタバレしていきます。
フィンは一体何者だったのか?
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」において、フィンはやたらとフォースを感じると言っています。
ちなみにフィンは、もともとストームトゥルーパーとして、シスに洗脳されていましたが、その洗脳を解いてレジスタンスの一員になりました。
以前書いたように、ファースト・オーダーの洗脳を解くことは死を意味するほど勇気のいることです。
しかしフィンはそれをやり遂げました。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」では、フィンの他にもストーム・トゥルーパーの洗脳を解いた人がたくさんいるということがわかりました。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」から加わった主要新キャラ・ジャナがまさにその人物です。
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— 映画ナタリー (@eiga_natalie) December 6, 2019
フィンはストーム・トゥルーパーの洗脳を解くことができた時、「何かの導きがあったのだ」と言います。
そしてそれはジャナも同じでした。
ジャナは10代の訓練ユニットだった仲間とともに民間人虐殺の命令を受けましたが、「こんなことをやってはいけない」と思い闘争の末ケフ・バーというデス・スターの残骸が眠る衛星に身を隠したのです。
出展:「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」パンフレット
フィンはそれの導きこそがフォースなのではないかと思ったのです。
それ以降フィンは自身の直感を頼りに行動をします。
フィンはレイのことを愛しているのですが、フィンは全ての行動を自身の直感(フォース)を頼りに行うようになるのです。
全てはレイのためなのでしょうか。
あるいはフォースの誘導に従っているのでしょうか。
フィンは「フォースの覚醒」において、ライトセーバーを使用しました。
それゆえ、ファンはフィンがジェダイの騎士で誰かの息子であると感じていました。
でもその答えは間違っていたようです。
スターウォーズに登場するキャラクターの中に、フォースを信じる者がいます。
その代表的な人物が「ローグ・ワン」に登場するチアルート・イムウェです。
彼はジェダイの騎士ではありませんが、フォースの力を信じ、クライマックスでは奇跡を起こします。
フィンも今回数々の奇跡を起こすのですが、もしかするとスター・ウォーズには、「ジェダイの騎士と人間の間に位置する能力を持つキャラクター」が存在するのかもしれません。
その人物が、旧三部作に登場するハン・ソロ。
さらにはポー・ダメロンなのではないでしょうか。
レイアは旧三部作においては、あまり表立ってフォースを使用するシーンはありませんでした。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」では実は、レイアもライトセーバーを持っていたということがわかるのですが、ファンにとってはその事実さえ驚きです。
レイアはルークともにライトセーバーの修行をしていたと描かれています。
フォースとは一体何なのでしょうか。
ジェダイの騎士とは一体何なのでしょうか。
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」では、クワイ=ガン・ジンがアナキンのフォースの強さを測るシーンがありました。
つまりフォースの力を測る技術があるのでしょう。
もしかすると、普通の人間にもフォースがあるのかもしれません。
その強弱により、ジェダイレベルなのか、そうでないのかを判別しているのではないでしょうか。
フィンは普通の人間より、少しフォースの感受性が高かったのではないでしょうか。
だからこそ、ライトセーバーを操り、直感を信じて行動することができたのです。
フィンはジェダイの騎士ではありませんが、フォースの感受性の高い人物だったのです。
C-3POは死ぬのか?
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の予告では、C-3POが死んでしまうようなミスリードがあります。
結論から言うと、C-3POは亡くなりません。
ではなぜあのようなシーンがあるのかと言うと、一時的に記憶を消去されるからです。
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の序盤で、実はパルパティーンは生きているという情報がスパイによってリークされます。
しかしパルパティーンがどこにいるのかがわからないのです。
ちなみにルーク・スカウォーカーはパルパティーンが生きていることを知っており、その居場所を探していました。
レイはルークが辿っていた軌跡を頼りに、それを引き継ぐと言ったのです。
レイと仲間たちがパルパティーンの居場所を突き止める際に、「オチの短剣」を見つけます。
「オチの短剣」には、シスの言葉で、パルパティーンに通じる重要な手がかりが書かれていました。
それはエンドア星系の近く、ケフ・バーにシス・ウェイファインダーが眠るという情報でした。
(シス・ウェイファインダーにはパルパティーンがどこにいるか書かれています)
C-3POは宇宙に存在するあらゆる言語を高性能な通訳ロボットです。
しかしC-3POはシスの言語を翻訳してはならないと、プログラミングされているのです。
解読できたとしても、それを後述してはならないと命令されていると言います。
そしてそのプログラミングを解くことは犯罪行為になると言うのです。
またそのプログラミングを解くと、C-3POは初期化されてしまいます。
つまり今までの記憶を全て失ってしまうのです。
ですので、C-3POはシスの言語を解放するために、一度記憶を全て消去しました。
そこで今までともに歩んできた仲間たちのことを記憶の中に留めておきたいと別れの言葉を発します。
その後、プログラミングを操作されたC-3POは赤い目となり、シスの言葉を解読します。
一旦はメモリが消去されたのですが、盟友R2-D2が一定期間までのメモリを保存していたので、C-3POは少し前の記憶を取り戻すことになります。
[考察]最後の黄色いライトセイバーは?
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の最後にレイはルークが育った、タトゥーイン(太陽が2つ沈む星)にルークとレイアのライトセーバーを埋めます。
レイはそこで、見知らぬ老婆に自分の名はレイ・スカウォーカーだと告げるのですが、その目線の先には寄り添うルークとレイアの姿がありました。
たとえ他人だろうと、愛は伝えられるし受け止められる。
私はそういうメッセージを感じ深い感動に包まれました。
レイは2つの青く光るライトセーバーを地中に埋めた後、黄色く光るライトセーバーを手にします。
そのライトセーバーはなんなのか。
答えは告げられません。
しかしこれが今後のストーリーに関わっているのか、あるいは何かの大きなメッセージではないかと考察されています。
緑(スターウォーズで登場するライトセーバーの色→クワイ=ガン・ジンやヨーダなどが持っている)と青に近い色です。
しかし決して邪悪ではありません。
黄色は今まで登場しなかったのです。
制作陣はあえて黄色いライトセーバーを見せることで新たな意味を伝えたかったのではないかと思います。
ルークはベン・ソロを葬ろうとした自分を恥じ、オクトーという星に篭りました。
同じく自分の中に大きな暗黒面が潜むことに気づいたレイもまた自身を恐れ、オクトーへ逃げたのです。
レイとルークが出会った惑星オクトー。
ロケ地となったスケリッグ・マイケル島は、アイルランドの無人島で世界遺産として有名✨
放棄された修道院が点在し、新キャラポーグのインスパイア元であるニシツノメドリも生息🐧#スターウォーズ #最後のジェダイ #世界観光の日 pic.twitter.com/HMxdxX1X7A
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) September 27, 2017
これは今までのジェダイ、「スター・ウォーズ」の悩みでした。
自分はダークサイドだ、ライトサイドだと証言していたのです。
しかし、真のライトサイドなどいなかったのです。
誰もが弱く脆い心を持っていました。
だからこそそれを利用し、シスはアナキンやベン・ソロを暗黒面に導いたのです。
つまりこの黄色いライトセーバーは、成長したジェダイの証なのではないでしょうか。
青でも緑でも赤でもない。
黄色いライトセーバーを手にレイは新しい旅をスタートするのかもしれません。