皆さんはストレスが体に悪いと思っていないでしょうか。
悪いことがあると苦しいから避けたいと思っているのではないでしょうか。
私もつい最近までそう思っていました。
なぜ悪いことが起きるのか。
どうして良いことだけで人生は終わらないのか。
そんなふうに考えていました。
ちなみに私はこれまで何度もうつ病を経験しています。
しかし、うつ病になるのは、ある間違えた考え方をしていたからだとわかりました。
それはストレスは悪いものだと思っていたからです。
上記の本を読み、ストレスに対する最新の研究を知ることで、本当はストレスは悪いものではないということがわかりました。
それにより、うつ病は解消されていくのではないかと思います。
そして悪いことや苦難を苦難だと思わなくなりました。
ちなみに私の人生には最近辛いことがたくさん起きています。
そして現在会社の不祥事により、仕事を辞めることを選択したので、年末年始のハッピーな時期に私は失業したのです。
でもそれがかえって私をとてもハッピーにしています。
負け惜しみに聞こえるかもしれません。
ですが、「スタンフォードのストレスを力に変える教科書 (だいわ文庫)」を読めばそれが負け惜しみではないということがわかると思います。
こちらでは、「スタンフォード大学のストレスを力に変える教科書」を読んで、私に起きた変化を書いておきます。
目次
ストレスは悪いものだと思ったら悪くなる
「スタンフォード大学のストレスを力に変える教科書」には、ストレスがどういうもの(最新の研究)かが書かれています。
本来ストレスとは非常に体に悪いものだと認識されています。
もちろんそれは間違えていません。
ストレスを感じると、体にとても悪い影響を与えます。
しかし、それはストレスが悪いものだと考えているときにのみ起きるようです。
(拷問や戦争、虐待などはその限りではありません)
ストレスは良いものだと考えている人には、ストレスが体に良い影響を与えるのです。
ストレスを感じたらストレス耐性ができる
例えば、大きなストレスを感じると人間はダメージを受けて、病気になるリスクが高まります。
うつ病になったり引きこもりになったりするのです。
しかし「スタンフォード大学のストレスを力に変える教科書」には、うつ病や引きこもりを乗り越えたら、そのストレスに耐える免疫ができると書いています。
ストレス耐性のことを「レジリエンス」と呼ぶのですが、大きなストレスを経験した人の方がストレスに大して強くなると研究で明かされているのです。
つまりストレスはとても悪いものだということは間違えないのですが、長期的に見るとストレスは体にとって良いものだということです。
もちろんだからといって、辛いことを経験しなさいということではありません。
拷問や戦争、虐待などを経験した方が強くなりますよと言いたいわけではないのです。
この本に書かれているのは、ストレスは悪いものだと思って逃げなくても良いんだよということです。
ストレスは良いものだと考えたら、ストレスは逆に良い効果を発揮するのです。
ストレスを感じた方が良いんだ。
ストレスを感じたら成長できると思うと、ストレスが力に変わっていくのです。
幸せ過ぎて弱くなった
私は「スタンフォード大学のストレスを力に変える教科書」を読んで、今までの経験に辻褄があうことがわかりました。
長時間労働はとても辛いことです。
過重労働で最悪命を落とす人がいます。
だから今、働き方改革が勧められているのですね。
電通の問題も非常にショッキングなものでした。
しかし、同じ環境下においてもうつ病を発症する人と発症しない人がいます。
それはなぜなのでしょうか。
私は今までたまたま鬱つになりやすい人となりにくい人がいるんだと思っていました。
しかしそうではなかったのです。
辛いことに慣れている人と慣れていない人がいるだけです。
私は小中高ととても素晴らしい環境で暮らしました。
家がとても裕福だったので、毎日グータラ過ごしてもご飯を食べれるし、適当に勉強しているだけで何も言われませんでした。
母親は私とても愛してくれ、非常に優しかったのです。
だから子どもの頃はストレスというストレスを経験したことがあまりなかったと思います。
私にとって嫌なことは毎年一度くらいしか起きない行事だったのです。
しかし社会に出たら、様々な苦難が待ち受けていました。
私は3つくらい嫌なことを同時に経験するとうつ病のような症状になっていました。
同じように働いている人の中には、そんなことにならないたくましい人がいました。
何時間働いても鬱にならない人はどの会社にもいるでしょう。
辛い経験をたくさんしている人はレジリエンスが高い
つまりストレス耐性の高い人は、今まで辛いことを何度も経験しているからなのかもしれません。
人はストレスを感じると慣れてきます。
一度経験した辛いことには耐性ができるのです。
2度目に経験すると、前にもこんなことがあったから、こう対処しようと思えるようになるんですね。
それが人間の強いところです。
人間はそのように進化してきたのです。
現に私は何度もうつ病になっているうちに、うつ病になる回数が減っていきました。
今までこれはもううつになるだろうという状況でも今は、「えっ」という感じで、何も感じなくなっています。
こうしたら良いんだとわかっているので、うつにはならないのです。
辛いことがあった方が成長する
私は10月に恋人と離れ離れになり、とても辛いことを経験しました。
これだけでも以前なら、寝込んでいたかもしれません。
しかし今回は様々な人に相談し、1週間ほどで元の自分を取り戻すことができました。
仕事場で頼りにしていた人が辞めるとわかった時も、不眠症になり離人症のような状態になりましたが、1週間ほどで元の自分に戻ることができました。
現在その会社で不正が発覚し、直ちに離職することを選択したのですが、その後のストレスも1日でなくなりました。
どうせなら困難な状況に陥り、成長したいと思っているのです。
もちろん会社に残ることもできました。
不正があったとはいえ、自分の怒りを抑えれば、安定した暮らしを手に入れることができたのです。
しかし私は困難な状況の方が自分が成長できるとわかったので、あえて厳しい道を選んだのです。
そしてもしもこれを乗り越えることができたら、自分は以前より成長する、且つ今まで知らなかったことを知ることになるだろうと思っています。
フリーランスにチャレンジするので、自分の実力でフリーランスになれるかどうかわかるでしょう。
もしフリーランスの案件に従事できなくとも、ランサーズやクラウドワークスで本格的に仕事することを経験できます。
またお金が減ってしまうことで、お金を大切さを再認識することになり、もうお金を減らしたくないと行動を変えることもできます。
苦難は様々な学びを与えてくれるのです。
窮地は勇気がなくては経験できないことを与えてくれます。
私はフリーランスになることを6月頃にしようと考えていました。
私の甘い計画ではフリーランスになるのは6月以降だったのです。
しかし今回の不正があったことで、1月か2月からフリーランスになるチャンスを与えられました。
その方が私にとってはプラスなのです。
もちろん失敗知るかもしれませんが、失敗から学ぶことはたくさんあります。
失敗したのであれば、改善することができるのです。
もし6月に失敗していたら、その失敗に気づくことが何ヶ月も遅れることになりました。
だとすると、今この苦難を経験することの方が私の成長を早めることになったのです。
ストレスは良いもの、悪いことが起きた方がいいと思たら、ストレスは有効に働く
ストレスは様々な病気を引き起こす元凶だと解釈されています。
それは決して間違えではありません。
ストレスを感じると自律神経の乱れを引き起こします。
しかしそれはストレスが体に悪いものだと考えている時に起きる症状です。
ストレスは体にいいものだと考えたら、ストレスの影響は違う結果を生むのです。
自律神経は狂っても2、3日正常に暮らせればまた安定してきます。
運動すれば、すぐに元に戻すこともできるのです。
ストレスは悪いものだと考えてはいけません。
ストレスは良いものだと考えることで挑戦する力を身に付けることができます。
悪い状況は決して長くは続きません。
行動を起こせば必ず状況は変わるのです。
そう思えば、人生は今よりもっと楽になるでしょう。