【「10の秘密」考察】菜七子(仲里依紗)はなぜ裏切ったのか、宇都宮の正体は?

ドラマ

「10の秘密」の7話で菜七子(仲里依紗)が裏で宇都宮(渡部篤郎)と繋がっていたことがわかりましたが、なぜ菜七子は宇都宮と繋がっていたんでしょうか。

その理由を考えていきます。

菜七子(仲里依紗)が宇都宮と繋がった理由を考察していると、宇都宮の裏の顔がわかったので書いていきます。

菜七子はなぜ圭太を裏切ったのか?

菜七子は圭太(向井理)と兄妹のような関係です。

菜七子は圭太の味方だと思っていましたが、宇都宮と菜七子は繋がっていたんです。

これにより予想されることは圭太が宇都宮を利用しようとして手を組んだことがバレていることです。

宇都宮は10年前の火事にどう絡んでいるのかをより強く隠すようになります。

それは圭太の意図に反することなので、菜七子は圭太を裏切ったことになります。

菜七子はいつから宇都宮と繋がっていたのか

菜七子は圭太が矢吹さんの家に忍び込んだ時に初めて宇都宮と対面します。

2人の反応から宇都宮とは初対面であることがわかります。

その後何度か宇都宮と菜七子は接触していますが、手を組んだのは6話で宇都宮が「これ以上覚悟を決めたほうがいい」と言った時です。

おそらくあの時、宇都宮は菜七子を脅したんじゃないでしょうか。

宇都宮は菜七子を調べて菜七子に秘密があることを突き止めた。

そして脅して圭太の3億円の在処を聞き出した。

つまり、菜七子は宇都宮に秘密を握られいているので、これからも宇都宮の味方をするということです。

となると、菜七子は宇都宮の秘密を知りたくなるはずです。

菜七子は宇都宮に圭太が10年前の火事のことを聞きたがっていることを伏せている可能性があります。

宇都宮の正体は?

果たして宇都宮の正体は何なのでしょうか。

宇都宮は翼(松村北斗)の母親を殺したのではないかと思われています。

もしも宇都宮が翼の母親を殺していたのだとすると、翼の母親は宇都宮の秘密を知ったことになります。

帝東建設がらみなのか、プライベートなことなのか。

それを隠蔽するために、翼の母親を殺したのではないでしょうか。

だとすると、火事を起こしたのも宇都宮だということになります。

殺害を隠蔽するために火事を起こした可能性があるんです。

宇都宮の考え方

宇都宮は矢吹さんが帝東建設の不正を公開すると言った時、「組織にいたら正しいことが正解とは限らない」と言いました。

このことから宇都宮は自分の保身のためなら、悪いことも隠蔽するということがわかります。

宇都宮は自分のためならなんでもする可能性があるんです。

そして菜七子を脅していたことを考えると、自分の計画のためなら人を操作して、自分の思い通りにすることもあるということです。

となってくると他の人も操られている可能性があります。

由貴子(仲間由紀恵)も、長沼社長(佐野史郎)でさえも操っている可能性があるんです。

宇都宮は長沼社長が部下の磐城(高島豪志)を使って宇都宮を監視しようとしていることに気づいていました。

また、長沼社長にも嘘をつき操作しています。

宇都宮は言葉を巧みに使って人を操作するんです。

火事を起こしたのも瞳(山田杏奈)をそそのかして行なったのかもしれません。

これから宇都宮の発言に集中する必要があります。

由貴子は宇都宮の正体を知っている

由貴子は宇都宮の正体を知っている可能性があります。

由貴子は何かから逃げるために、別人に生まれ変わろうとしています。

由貴子は何から逃げようとしているのか。

海外に行けば、宇都宮からも逃げることができます。

由貴子は宇都宮という人物から逃げたいのでしょうか。

由貴子は宇都宮に10年前の火事のことを聞かれた時に、古い話だから忘れたと言っていました。

しかし圭太にはなぜ10年前の話を調べているのか聞いていました。

このドラマは10年前の火事で登場人物が繋がっています。

由貴子が忘れているはずがありません。

ではなぜ、由貴子は宇都宮に10年前の話を忘れていると言ったのでしょうか。

由貴子は宇都宮が10年前の火事に関与していることを知っているのではないでしょうか。

そして宇都宮の闇を知っているからこそ、それについて何も考えていないことをアピールしたかったのではないかと思います。

由貴子が何をしようとしていのかを知りたい人はこちらへ

圭太はなぜ由貴子が別人になることを阻止したいのか

圭太はどうして由貴子にこだわるのでしょうか。

圭太は瞳が帰ってきたので、由貴子を忘れようと思えば忘れることができます。

母親からお金のことを説かれて、もうお金に執着することをやめたように思います。

それは由貴子にお金のことを話している時の発言でもわかります。

圭太は金に振り回されている自分を嘲ていました。

もうお金に執着することはなくなったんです。

圭太の目的は翼の母親がなぜ死んだのかを突き止めて、瞳を過去の呪縛から解放できるか知ることです。

そこに由貴子は関係ありません。

由貴子が罪を償おうが関係ありません。

由貴子が刑務所に行っても、瞳の気持ちは晴れないからです。

ではどうして圭太は由貴子が別人になることを拒もうとしているんでしょうか。

圭太は由貴子が逃げるのをやめて欲しいのではないでしょうか。

ちゃんと罪を償って、新しい人生を手に入れて欲しいと思っているんじゃないでしょうか。

母親がきちんと罪を償うところを瞳に見せたいんじゃないでしょうか。

もしかすると、圭太は由貴子を信用したいのではないかと思います。

瞳の母親である由貴子を信用できる人にしたいんです。

もしも海外に逃げて、別人になったら由貴子は本当に瞳の前から消えてしまいます。

それを避けたいのかもしれません。

宇都宮と由貴子と長沼社長の戦い

「10の秘密」に出てくる登場人物の中で、宇都宮と由貴子と長沼社長が人を操作する人間として描かれています。

3人は自分のために他人をも操作していきます。

その3人がそれぞれの目的のために動いていきます。

宇都宮竜二 もっと大きな権力を手にしたい
由貴子 現実から逃げて新しい生活を手にしたい
長沼社長 自分の会社を守りたい

今のところ、宇都宮と長沼社長が攻防しているように見えます。

しかし宇都宮は盗聴器を仕掛けて由貴子を監視していたので、由貴子はその監視を阻止する必要があります。

宇都宮はお金よりも権力を欲しています。

だとすれば、宇都宮は由貴子を日本に留めるためにお金を奪ったのかもしれません。

宇都宮は由貴子が海外に行ってしまうと困る何かを持っているのかもしれません。

由貴子と宇都宮は過去で繋がっているんでしょうか。

そしてそもそも宇都宮はどうして由貴子と交際していたんでしょうか。

宇都宮は由貴子の何かを知り、由貴子に近づいた可能性があります。
そして由貴子も宇都宮の何かに気づき近づいた。

いずれにせよ、宇都宮と由貴子と長沼社長が今後ドラマを動かしていくのがわかると思います。

由貴子を止めたいのは圭太です。

しかし圭太は本当に人を操ろうとするタイプではありません。

これから圭太がどうなっていくのかがこのドラマの見どころです。

圭太はどこまで悪に落ちていくのか。

あるいは圭太は由貴子を守ることができるのか。

由貴子を真っ当な人に戻すことができるのか。

それには由貴子の母親との関係をもっと深掘りする必要があります。

そしてそれは由貴子と瞳の関係にも繋がっていくのです。