私はフリーランスエンジニアとして働いています。
フリーランスなのでいろんな会社で働くようになり、学んだことがあるので、こちらでその経験を書いていきます。
日本にはいろんな会社があります。
大企業、中小企業、ベンチャー企業、ブラック企業とたくさんあるんですね。
大企業の中にも元国営と民間では全然働く人のレベルが違いますし、メーカーと商社でも全然違います。
私が大卒ではじめて勤めていたテレビ局は超絶ブラックでした。
2010年〜2014年ごろはテレビ業界は本当にブラックでした。
今はどうなのかわかりません。
でもテレビ業界で働いていた頃は、そこがブラックだとは思いもしませんでいた。
私は今まで10社以上の会社を転々としてきましたが、その中には確実にブラックな企業がありました。
でもそれがブラック企業かどうか判断するには、色んな会社に行かなければわかりません。
ここは普通かもしれないと思っていた場所もそこでしか働いたことがなければ、そこがブラックかどうかわからないんです。
ですので、私はどんどん転職して働く場所を変えて、そこがブラックが判断することができるようになり、よかったと思っています。
今はどんどん転職しまくった方がいい
今までの社会の常識としては、転職回数が多いと、次の転職で不利になるという感じだったと思います。
今でもフリーランスのエージェントに「すぐに案件を変えると、印象が悪い」と言われます。
しかしそれは果たして本当なんでしょうか。
仕事は長く続けるから良いわけではありません。
仕事は本当にやってほしいことをやってくれるかどうかです。
もちろん長期的に必要なポジションを募集するのであれば、長期的に働いてくれる人を雇うべきです。
それを求められているのであれば、話し合いで期間を決めても良いと思います。
しかしそうではない限り、会社を転々とした方が世間を知ったり成長することに繋がると思います。
今はどんどん転職しまくった方がいい。転職すると世間の本質が見えてくる
私は今まで様々な企業で働いてきました。
様々な企業で働いてきたからこそ、日本だけでもいろんな人がいることを知っています。
どういう局面で人は話をそらそうとするのか。
ブラック企業の社長がどうやって相手を撹乱しようとするのか。
ブラック企業の社長が、どうやって従業員を解雇するのか。
など多くのことを学ぶことができました。
上司が言っていることが本当に正しいことなのか判断する力も身につきました。
長く同じ場所にいると、関わる人が制限されます。
世界には様々な人がいるのに、1つの会社に長くいることで、自分の周りにいる人の言うことだけが自分の常識になってしまいます。
そうすると、相手が本当は自分を騙そうとしているというのに、それに気づかず信じ切り、損をしてしまうことがあるんです。
上司の言っていることが正しいと信じてしまうからこそ、なんの疑いもなく上司の意見を聞いてしまうんですね。
しかし様々な世界でいろんな人の意見を聞いていると、本当に上司が言っていることが正しいのか考えることができるようになります。
私は本質を探るくせがあるので、周りがすぐに信じてしまったりする局面でも洗脳されず、自分の意見を持ち続けることができます。
それはいろんな場所で働き、本当に実力のある人に会ってきたからです。
そしてその人ならどうするだろうと考えることができるからなんです。
いろんな人の意見に耳を傾ける
どこの会社でもその会社の雰囲気があります。
家電メーカー系のソリューション企業であれば、ある程度エンジニアのレベルが高いです。
大企業であればあるほど、働き方改革を推進しています。
しかしベンチャー企業や中小企業であれば、組織的に小規模なので、大企業にある普通のサービスも得られないのが現状です。
新卒で、始めから最後までベンチャー企業や中小企業で働いていたら、レベルの低い環境が普通になってしまいます。
とても不便でレベルの低い環境でも、疑問も抱かずに仕事をしてしまうんです。
だからこそ、私は様々な場所に行き、様々なことを経験する必要があると思います。
今であればビジネス系YouTuberの話を聞くだけでも、ホワイト企業の働き方やそこで働く人の常識を聞くことができます。
あるいはコロナウイルスが収束したら、いろんなイベントに行くことで、こういうことをやっている人たちがいるんだと知ることができます。
「自分の会社にはこんな人はいないな」と知ることができるんですね。
そうすることで、今自分が働いている場所が実は変だということにも気づくかもしれません。
ですので、私は今の時代少なくとも1年以上同じ場所で働くことは、自身のキャリアにとってよくないことだと思います。
そういう意味でも、様々なことにチャレンジして、自分で稼ぐ力を身に付けることも重要です。
自分のオリジナル商品を開発してみたり、自分が学んだ経験をお金に変えるスキルを身につけたりすることが重要ではないでしょうか。
今会社で正社員として働いている人も、その会社がどうやって社員を雇えるようになったのか考えるんです。
そして自分にもそれができるのかどうか考えなければならないと思います。
ただ与えられた仕事をしているだけなら、ロボットでもできます。
自分がこの会社を大きくするにはどうすればいいのか、そこまで考えなければこれからは生きていけません。
なぜならそうでなければ、自社を守ることができないからです。
競合を知り、社会を知ることで、自分や自分に関わる人に利益を与えることができるのです。
そういう意味でも、成長したいのであれば、様々なことを知る必要があるのです。
日本にいるだけではダメ、世界に旅立て
これから日本はどんどん衰退していきます。
日本製品は日本でも売れなくなっています。
スマホはAppleが発明しました。
スマホが出てくる前、日本ですでにガラパゴス携帯というインターネットができるケータイがあったんです。
ガラパゴス携帯という日本だけで受け入れられるものでした。
Appleはそれと全く同じものにタッチパネルというテイストを加えて常識を覆したんです。
機能としては日本のガラパゴス携帯と全く同じです。
そこにタッチパネルやアプリを搭載するだけで、世界的にヒットさせることができたんです。
スマホとガラパゴス携帯は機能的に同じだったんです。
日本人には世界で通用するものを売り出すことはできません。
やっていることにそんなに差はありません。
それは日本という国がもはや世界に受け入れてもらえない国になっているからです。
中国の躍進、韓国のサムスン、イギリスのダイソン、スペインのダイソン、日本のトヨタやソニー。
もちろん世界で活躍している日本企業もたくさんあります。
しかし新しく日本で出てきた世界的企業は登場していません。
それは今でも日本がガラパゴスだからです。
そしてそれは日本人がいつまでも自分たちのレベルの低さに気づかないからです。
世界はとっくに日本を無視しているのに、誰も気づいていない。
だからこそ、私は世界を知るべきだと思っています。
1つの会社にいるのではなく、様々な人の意見を聞いて、様々な国へ飛び出す。
今でも上下関係に厳しいのは日本特有の文化です。
海外ではすでに横の関係が当たり前になっています。
このような文化の違いを知ることで、自分たちの常識が間違えていると気づくことで、新しいチャレンジが生まれるかもしれません。
そしてそれが、世界に認められる日本を作ることになるのではないでしょうか。