【コロナウイルス問題考察】ゴールデンウィークをやることでリスクはないのか?

ライフハック

皆さんは毎年やっているゴールデンウィークという素敵な行事を楽しみにされていると思います。

しかしこのゴールデンウィークはこのコロナウイルスの感染が拡大しようとしているこの現況で本当にやる必要があるのでしょうか。

2020年4月19日に江ノ島に人々が集まる事態がありました。

それを受け藤沢市の市長が会見を行いました。

江ノ島に来ないでほしい。

このような出来事が起きています。

我々日本人は外出自粛要請を受けているこの状況で最大で8連休の休みを行う必要は本当にあるんでしょうか。

あとどれだけの都市が、「来ないでほしい」とテレビで訴えかけることになるんでしょうか?

【コロナウイルス問題考察】ゴールデンウィークをやることでリスクはないのか?

もちろん多くの人は8日間、真面目に家で余暇を楽しまれるんだと思います。

そうあることを私も願っています。

でも8日間です。

考えてみてください。

1日目家で、くつろぎました。

日頃の疲れを癒せますね。

2日目、ゲームや映画を観よう。

3日目、あれれ、なんだか家にいるの飽きてきたな。

4日目、テレビでGWのスポットを見たぞ。

5日目、「私たちだけなら出ても何も言われないよね」と言って外に出かけます。

6日目、すでに外出している人がたくさんいます。

地方ではコロナウイルスの感染拡大のリスクがあると言っても、お金を払いたいと言っている人を拒むことはできない。

旅行客を受け入れます。

マスクはありません。

東京から地方へ、東京の人が今まで行ったことがなかったところへ向かいます。

地方にはコロナウイルスにかかりやすい高齢者の方がたくさんいます。

7日目、日本全国で感染が拡大。

このシナリオは本当に0%ですか?

日本政府は地方の高齢者までも危険な目に合わせようとしているのでしょうか。

【コロナウイルス問題考察】ゴールデンウィークをやることでリスクはないのか?国に聞いてみた

私は先ほど、内閣府、内閣官房、経済産業省、厚生労働省、「厚生労働省のコロナウイルスの対策窓口」に電話をしました。

内閣府、内閣官房、経済産業省、厚生労働省では、たらい回しにされました。

自分たちは回答できないから、厚労省に電話してくれと言われました。

厚生労働省のコロナウイルスの対策窓口で、今までGW(長期休暇)を行わず、普通に生活をしてきて、感染者が横ばいで抑えられているこのデータを見て、どうしてこのまま同じことを続けて経過を見ようとしないのか?

なぜ毎年行われているからという理由だけでGWを行って、リスクを取ろうとしているのか。

上記のことを確認しました。

すると、「別に国はGWを盛り上げていこうとしているわけではない。国民には外出自粛要請を出している。」

その上でゴールデンウィークをやろうとしているんだとおっしゃっていました。

政治家のプランと社会の動きの乖離

今回のコロナウイルスの問題で明らかになったのが、政治は社会を動かせないということです。

どういうことかと言うと、政治家が見えている社会とは、政治家の人の意見をきちんと聞き賛同し、動いてくれる人たちの社会です。

つまりとても真面目で理解力があり、言われたことをきちんと守れる人が動いている社会なんですね。

しかし社会には政治家が言っていることに耳を傾けない人が半分程いらっしゃる。

例えば、

  • 大学生以下の未成年者
  • 忙しい両親たち
  • テレビをあまり見ない人たち
  • 中小企業で一所懸命働いている労働者の方々

こういった方々はたとえ政治家の言葉を理解し、親身に聞いていたとしても、1時間後には違う行動をしています。

物事を科学的に考えない方々もいらっしゃいます。

そういう方々にはコロナウイルスなど、目に見えませんから、本当はいないんじゃないかと思われている方々もいるかもしれません。

コロナウイルスは確実に空気中に飛来しているんです。

我々も一度はそれを目撃しているはずです。

ですが、小さすぎて見えないんです。

これがウイルスの恐ろしいところです。

人と人が接触をしなければ感染は起きません。

しかしそのウイルスが目に見えないから、これだけ拡大しています。

だからこそ、感染していない国民は実感がわかないから、正常性バイアスで外に出かけてしまう。

なぜなら近所でコロナウイルスにかかった人なんて見ていないから。

コロナウイルスにかかることが自分に現実に起きるなんてはずがない。

だから外に出られるんです。

そういう人が社会に5割以上はいらっしゃるんです。

果たしてそういう方々を国は、本当にコントロールできまるのでしょうか?

政治家が劣っているなどとお伝えしたいわけではありません。

同じ人間が、この大多数存在する同じ人間を果たしてコントロールすることができるのかという話をしています。

この状況でゴールデンウィークをやることにリスクはないのか?

以上の意見を踏まえた上で、今、この状況でゴールデンウィークをすることと、今までと変わらない日常を生きること、どちらにリスクがあるのか考えていただきたいです。

例えばゴールデンウィークをやめようと国(安倍首相)が言ったとします。

国民は当然反発します。

「なんでゴールデンウィークやめるんだよ」「安倍政権はもう終わり」なんて言葉がSNS上で飛び交いますね。

そしてゴールデンウィークを予定通り行おうとする動きが出てきます。

もしかすると暴動が起きるかもしれません。

それが「密」を生み感染が拡大するリスクがあるかもしれません。

そんな中でも少数の人は本当に地方へ出かけるかもしれません。

ですが、こうとらえる人もいます。

「本当に緊急事態なんだ。」「ゴールデンウィークがなくなるなんて歴史的にもないことなんだ」「安倍総理はきちんと仕事をしている」「GWをやるリスクを考えてくれたんだ」

そうして迎えた5月7日。

感染者は拡大しているんでしょうか。

大多数の人は地方へ向かうことはできなくなりました。

なぜなら休日ではないからです。

ゴールデンウィークが終わる頃にはデモも落ち着いているでしょう。

感染者は横ばいで推移しているでしょう。

なぜならデモも今の日本ではマスクをして行うでしょうし。

テレビ局はデモを行う人々を冷ややかな目で見る雰囲気を醸し出すからです。

結果は感染拡大が抑制されます。

しかし安倍さんの支持率は下がるでしょう。

この状況でゴールデンウィークをやった後の安倍政権の支持率を予測

しかし予定通りGWを行ったとしましょう。

GWを行って得られる状況は3択です。

感染者が減っているか、横ばいか、増えているかの3択ですね。

安倍さんはここで数字のマジックを期待しています。

つまりコロナウイルスは2週間の潜伏期間があるから、この2週間のマジックを使用したいと思っています。

つまり、ゴールデンウィークを行い、それによって感染者が増えたとしても、5月7日時点では、その前の2週間の外出自粛の効果が現れるので、ゴールデンウィーク期間中は感染者数が下がるかもしれません。

ですので、国民は「ああ、ゴールデンウィークやってもよかったね」と思うはずです。

しかしその2週間後、つまり5月の21日頃から、地方でクラスター感染が起き始める可能性が大いにあります。

なぜなら、感染者が下がっているように見えているので、人々はゴールデンウィークを満喫し出します。

当然症状が出ていないが感染している人が移動することにより、免疫力の低い方の体内にコロナウイルスが入る確率を上げてしまいます。

ですので、5月21日頃に感染者数が上がることが予想できます。

ですが、国民はゴールデンウィークが原因だなんて思いません。

ですので、安倍さんの支持率も落ちないんです。

ですので、プラン的にゴールデンウィークをやったほうがいいということになります。

この状況でゴールデンウィークをやらなかった時の安倍政権の支持率を予測

ゴールデンウィークを行わなければ、安倍政権は確実に支持率の低下を招きます。

国民の大多数は安倍政権を支持しなくなるでしょう。

しかしコロナウイルスの感染拡大は抑制できます。

休日ではありませんので、地方へ人が動けなくなりますので、感染拡大のリスクは減ります。

5月21日も同じく感染者は増えていないでしょう。

こうすることで、感染者は減っていくことも予想できます。

結果的には早期感染拡大減少を実現できるかもしれません。

ですが、安倍政権の支持率は下がっているんです。

安倍政権は支持率を確保しながら、GWを結構し数字のマジックを使用して、コロナウイルスの感染拡大を長引かせようとしています。

もちろんそこまで綺麗に考えることはできません。

多くの人はこれに気づかないんです。

ですが、本当に未来のことを考えている政治家はどちらの選択を選ぶんでしょうか。

自身の支持率よりも、国民の未来の経済の発展を願うんじゃないでしょうか。

ニュージーランドはすでにロックダウンが解除される動きがあります。

ニュージーランドでは、「コロナウイルスとの戦い」を行うのではなく、「COVID-19に対して団結」しようと呼びかけたんです。

アーダーン首相は、ニュージーランドのことを繰り返し「500万人のチーム」と呼んでいると言います。

我々日本人はコロナウイルスの感染拡大を止めるための1億2千万人のチームだと言えるでしょうか。

アーダーン首相は「リーダーとして、コミュニケーション能力が実に見事で、共感力も優れている」と評価されています。

安倍首相に共感力があるんでしょうか。

自身の支持率のみを追いかけていないでしょうか。

本当に国民の未来を、そして国民のことをチームだと思っているんでしょうか。

安倍首相には、そしてこの国の政治家には、もう少し考えてもらいたいです。

本当にゴールデンウィークを予定通り行うことが国民の未来にとって大きな意味があることなのか?

来年もしもコロナウイルスがなくなり、皆が好きに旅行できている状態で、1.5倍長いゴールデンウィークを約束してくれたら。

あるいは今年の大晦日にコロナウイルスが収束していたら、例年より早めの休暇を要請してくれたら。

経済はそして日本はもっと強固に人を愛せる国になるのではないでしょうか。

ぜひもう一度考えていただきたいです。