【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』4話鑑賞後、黒幕は誰?

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日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』の4話で気になったことを考察していきます。

  • 黒幕は誰なのか
  • 日高はこれからどうするか
  • 「だからあなたと入れ替わったんですね」の意味

黒幕は誰なのか

日高は2、4ときて次は何番ですかね?と言っています。

つまり日高は次に誰を殺すのか知らないということになります。

さらに日高は田所仁志とは接点がないことがわかっています。(1話で刑事が言っています)

日高は誰かから指示を受け、殺人を行っているのがわかりました。

ではそれは誰なのか。

1話を見返してみると、官僚と経営者にはサイコパスが多いと刑事が言っています。

そして被害者は官僚と経営者。

1人目は官僚、2と3は経営者と元経営者です。

これを見ると、被害者はサイコパスである可能性が出てきました。

つまり悪いことをした人である可能性があります。

被害者は日高と接点がない悪いことをした人となります。

日高は誰に動かされているのでしょうか。

考えられるのは、1話でしきりに出てきた、日高がサンライズフーズの御曹司という言葉です。

日高は経営者の息子だったのです。

もしかすると父親の指示に従っているのかもしれません。

あるいはボストンにいた頃、お世話になった恩師の指示なのでしょうか。

このドラマでは清掃業に関わる人がたくさん出てきます。

清掃に関わるトップにいる人が黒幕である可能性もあります。

もしも被害者が悪いことをした人であるならば、清掃業者が悪い人を掃除しているのだ、なんてことを言いたいのかもしれません。

陸と湯浅和男(迫田孝也)(陸の師匠)が携わっている会社のトップが関係しているのかもしれません。

ちなみにボストンで研究していた頃の日高の同僚は中尾明慶が演じているため(有名な役者であるため)、今後彼が深く関わることは間違いありません。

日高はこれからどうするか

日高はこれからどうするのでしょうか。

望月はもうこれ以上人を殺さないということが条件で、カーキ色の手袋を渡しました。

ですので、日高はもう誰も殺せないという契約をしてしまったことになります。

でもそんなことをしても指示は来るのではないでしょうか。

このドラマの登場人物の名前にはやたらと数字を使った人物がとても多いです。

河原三雄(北村一輝)、八巻英雄(溝端淳平)、五木樹里(中村ゆり)、十久河広明(吉見一豊)(警察の偉い人)、五十嵐公平(野間口徹)、九十九聖(中尾明慶)。

2と4、そして一ノ瀬正造(一番目の被害者)の1。

すでに殺されている人が持つ数字以外のものが、主要登場人物の名前に入っています。

この中の方々が殺される可能性が高いのではないでしょうか。

となると、日高はまだ殺人を犯すということになります。

ということは、望月(日高の体)がとても邪魔であることがわかります。

ですが、主人公なので死ぬことはないでしょう。

5話のあらすじを見ると、警察が公表していない情報がSNSにアップされて望月(日高の体)が追いやられと書いています。

この情報をリークしたのは日高である可能性が高いでしょう。

日高は望月が逮捕されることを望んでいます。

望月(日高の体)が逮捕されれば、日高はやりたいように動くことができるようになります。

そしてもう一人邪魔なのが、3と8を持つ、河原三雄(北村一輝)と八巻英雄(溝端淳平)です。

河原は望月(日高の魂)が3番目の被害者四方忠良を殺害したのだと疑っていました。

今後も望月をつけまわすことが考えられます。

さらに八巻は望月と日高が入れ替わっていることを知っています。

そうなると、2人が殺されてしまうのは予測できます。

ですが、これは日高の意思による犯行になるため、今までの犯罪とはずれてしまいます。

またおそらく九十九も殺されることとなるのでしょうが、そうだとすると九十九は日高にとって知られたくない情報を情報を持っている可能性があります。

「だからあなたと入れ替わったんですね」の意味

入れ替わったのは太陽と月だと日高が1話で言っています。

月は太陽に照らされ輝いています。

太陽がなければ輝けない存在である月と太陽が入れ替わり立場が逆転する。

日高は月だったのでしょうか。

太陽だったのでしょうか。

日高は望月と入れ替わった時、なんてツイているんだと言っていました。

容疑者となり、会社の信用は落ちてしまう。

そんな状況をすり抜け刑事になることができた。

刑事になったら犯罪を犯しても揉み消すことができる。

日高は月のような存在から明るい太陽に変わったと思っていました。

そして望月はなんの犯罪も犯していない綺麗で真っ白な刑事。

風紀委員と言われ汚れたことや不正を嫌う人間でした。

そんな太陽のような存在が、悪人と入れ替わった。

日高が「だからあなたと入れ替わったんですね」と言う前、望月は無実の罪で捕まることなんて「上等だよ」と言いました。

自分が犯してもいない罪で捕まったとしてもこれ以上の殺人を食い止めたい。

それこそが正義だと言いました。

自らを犠牲にしても悪いことを止めたい。

そんな太陽のような人だからこそ、日高は入れ替わったのだと言いたかったのでしょうか。

日高は必死でいい人を演じていました。

日常で経営者として兄として良い人を演じていました。

そしてその裏ではいくつもの犯罪を犯してきたのでしょうか。

そこに現れた本当に良き人。

そんな良き人が犯罪者になる。

悪い人は良い人になり、良い人は悪い人になる。

日高が言いたかったことは、もしかすると望月という善良者が悪になるということだったのではないでしょうか。

自分のような悪い人と入れ替わった善良者がどんなふうに変わっていくのか。

望月はすでに自分の身を守るために、犯罪を隠蔽しています。

そして4話の最後でも望月の体を守るため、事実に辿り着いた河原の邪魔をしました。

もはや善良な行いとは言えない行動をとっています。

日高はそんなことを言いたかったのかもしれません。

【考察】日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』4話鑑賞後、黒幕は誰?まとめ

黒幕による日高への指示はまだ続いていくかと思います。

その黒幕は日高の親か清掃会社のトップ。

今後も官僚か経営者が殺されていくのでしょう。

そしてターニングポイントである5話以降、日高は自分の犯罪を隠蔽するために、邪魔な人を次々に殺していくのではないでしょうか。

日高(望月の体)が犯罪を犯していると気づき真相にたどり着くであろう人を次々と殺していくのです。

望月(日高の体)はそれを止めることができるのでしょうか。

しかしおそらく望月(日高の体)は刑務所の中にいるのでしょう。

日高のことがわからなくなった望月。

日高は本当は良い人なのかもしれない。

日高のことをもっと知りたくなった望月。

それは恋なのか。

日高の魅力に取り憑かれてしまうのか。

それでも正義を貫くことができるのか。

そんな展開になりそうな予感がします。