映画『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタベレ、感想、観る前に知りたかったこと〜この映画ヤバいです!〜

映画

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』を観てきました。

はじめに言っておきます。

この映画は予想を遥かに超えて面白かったです。

今観ようか悩んでいる人がいるのであれば、問答無用で観に行ってください。

私は正直、京都編が剣心の最高傑作だと思っていたため、人誅編には期待していませんでした。

しかし映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は漫画よりも遥かに面白いです。

大友啓史さんは最高でした。

この映画には観る人への愛が溢れていました。

私がなぜそう思ったのかを言ってしまうとネタバレとなるので、すぐにはお伝えできません。

観ていない人は読まないで頂きたいんですが、最後の方に私がなぜそう思ったのか書いておきます。

それでははじめは、私が映画『るろうに剣心 最終章 The Final』を観る前に知っておきたかったことを書きます。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』観る前に知りたかったこと

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』はどこまで?

個人的にはこの映画はとても長いように感じました。

2時間半という尺は、そんなに長いというわけではありませんが、私はなぜか長く感じました。

それは映画『るろうに剣心 最終章 The Final』がいつ終わるのかを知らなかったからです。

私はThe FinalとThe Beginningがあるため、人誅編が2つに分けられているんだと思っていました。

しかし映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は人誅編が完結します。

The Beginningは映画『るろうに剣心 最終章 The Final』でも少し出てくる、剣心の過去がより濃く描かれるということです。

映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』には有村架純、高橋一生などの豪華メンバーが登場します。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』を観る前に原作を予習した方がいいのか?

私は中学時代にるろうに剣心を読破し、33歳になって映画『るろうに剣心 最終章 The Final』を観に行ったため「雪代縁?どんな人だったっけ?」というくらいに知識で観にいきました。

「あれ、こんな話だったっけ?」という感じで話が進んでいくんですが、結果的に全て忘れている方が面白かったと思います。

なぜなら知らない方が感動が大きいからです。

忘れているのなら忘れたまま観にいくとより一層楽しめると思います。

映画を観た後に原作を読んで、「ああ、ここが違ったんだ」と思えたらより楽しめるんじゃないでしょうか。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』には伊勢谷友介が出てくる

これは本当に先に知っておきたかったんですが、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』には伊勢谷友介さんが四乃森蒼紫役で出てきます。

この時の蒼紫はすでに剣心の仲間になっているので、とても良い人です。

伊勢谷友介さんが10分近く画面に映るので、不愉快になる人もいるのではないかと思います。

私は別にそこまで気にすることはありませんでしたが、これを観てどうみんなどう思うんだろうと思うことはありました。

ですので、「蒼紫だ!え、誰?伊勢谷友介??」となる前に、ここで知っておいてほしいのです。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』感想

さてここからはネタバレの前に感想を書いておきます。

ただここからもうすでにネタバレも含みますので、知りたくない人はここまででやめておいてください。

はじめに言っておきます。

この映画かなり面白いです。

大友啓史さんすごい!

そして大友啓史さんは優しい!

というのが観ている間の感想です。

それはファンのことをとてもよく考えているんだということが伝わるからです。

志々雄真実だって登場します。

瀬田宗次郎(神木隆之介)だって登場します。

比古清十郎(福山雅治)だって登場するんです。

※このあと強烈なネタバレが書かれています!

個人的には瀬田宗次郎が剣心と一緒に戦う映像を観て鳥肌がたちました。

なぜなら事務所から独立した2人が再び同じ映画で戦っている。

そして今度は仲間として背中を並べて戦っている。

さらに神木隆之介くんがめちゃくちゃかっこいい!

佐藤健くんがめちゃくちゃかっこいいんです!

YouTubeで神木くんと健くんが仲がいいのを知っているからこそ、この撮影がどんなに楽しかったことかと。

そういう様々なことが重なって、「ああもう一度観たい!ああごちそうさまでした!」となるシーンがあるんです。

もうとにかく2人はめちゃくちゃかっこいいです。

最高です。

大友啓史さんありがとう!

となるんですね。

あとはアクションがめちゃくちゃかっこいいこと、このクオリティはハリウッドをも超えるほどです。

これマジです。

めちゃくちゃかっこいいです。

そしてセットの豪華さ、さらには雪代縁を演じている新田真剣佑のすごさも際立ちます。

新田真剣佑さんは本当に腕がムキムキで、こんな腕なかなか作れるものではないと思うくらいすごい太さです。

相当努力されたんだと思います。

そして圧倒的な存在感とその演技は日本を代表するほどの役者になったと思います。

ハリウッドへ拠点を移すのが悲しいと思うくらい、すごい演技を観ることができます。

もちろん剣心を演じる佐藤健さんのかっこよさと演技力も最高です。

そして久しぶりに見た武井咲さんの美しさ。

さらには有村架純さん、蒼井優さんが登場する豪華さ。

そして江口洋介さんのかっこよさ。

冒頭の縁と斎藤一の決闘シーンがカッコ良すぎて大満足です。

ということで、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』はぜひ観に行って欲しいと思います。

私はもう一度観ようかなと悩んでいるところです!

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタバレ

いよいよネタバレを書いていきます。

ここから強烈なネタバレを書いていくので、観に行こうとしている人は考えて読んでください。

先に言います。

縁は破れます。

捕まります。

剣心は勝ちます。

薫殿は助かります。

ただ縁はかなり強かったです。

とはいえちゃんと決着がつきます。

さて物語の最重要ポイントとしては、なぜ縁が剣心に復讐をしたかったのかというところです。
そして雪代巴(有村架純)はどうして殺されたのかというところです。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタバレ、雪代巴(有村架純)が殺された理由

まず雪代巴(有村架純)が殺された理由を書きます。

雪代巴は雪代縁の姉で剣心の元妻です。

雪代巴は婚約者がいました。

その男は人斬り抜刀斎・緋村剣心に暗殺されます。

その無念を胸に雪代巴は剣心の妻となり、剣心の情報を捧げ油断させ殺害しようとしたのです。

しかし剣心の愛の深さを知った巴は剣心を愛してしまいます。

薫殿(武井咲)が言っていますが、巴は婚約者を殺めた剣心を愛してしまったことを悔やんでいたんではないでしょうか。

物語中盤で剣心は自分の身を暗示、故意に巴を殺してしまうように描かれます。

巴が書いた日記には剣心への憎しみが描かれているように見せられます。

しかし現実はそうではありませんでした。

巴は「剣心を死なせてはならない」と思っていたのです。

剣心は多くの人の命を奪ってきた。

しかし今後それと同じくらいの人の命を救うことになる。

だからこそ剣心を殺してはならない。

「私が命をかけてでも守る」と書かれていたんです。

つまり巴は剣心が暗殺者に殺されるところを庇い、自分の身を呈したのです。

だからこそ剣心は縁の気持ちをより理解しています。

自分だって最愛の妻を亡くしてしまったのです。

殺したくなかった。

だから、縁が復讐をしたいと思う気持ち、そして姉を取り戻したいと思う気持ちは同感できると言っています。

しかし本当に復讐を行い、さらには多くの人を巻き込むその行為は認められないと言っているんです。

剣心は縁に謝罪します。

そして自ら巴の刀を腹にくらうのです。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタバレ、雪代縁が剣心に復讐をした理由

縁は剣心が姉である巴を殺すところを見ていました。

縁が見る角度からは剣心が故意に巴を殺したように見えます。

しかし実際には巴が自ら剣心の刀に飛び込んだんです。

というより、剣心が切られてしまうところを庇うように切られたという形です。

縁は誤解をしていました。

縁は巴が剣心を恨んでいるのではないかと勘違いしていたんです。

しかし実際には、巴は剣心を愛していたし守りたかったんです。

縁はそのことを独房で知り何を感じたんでしょうか。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』全体のネタバレ

さてここからは全体のネタバレを書きます。

1800年代後半。

明治時代、世の中は平和になっていました。

志々雄真実との決闘が終わり世の中は平和に満ちていました。

しかし剣心はどこか浮つかない様子です。

またいつ危険が降りかかるかわからないと感じていたんです。

そんな折、志々雄真実に武器を流した、雪代縁が日本で捕まります。

しかし中国の力により雪代縁は釈放されます。

それにより雪代縁は剣心への復讐を決行することになります。

舞台は東京。

すき焼き屋に大砲が飛んできます。

そこで多くの命が犠牲となります。

その後剣心は、それが剣心への復讐だと知り、剣心は雪代巴との過去を語ります。

そして縁の本格的な復讐が始まります。

相楽左之助(青木崇高)は縁にボコボコにされ、薫がさらわれます。

縁は薫をどうしても殺すことができません。

縁の中の巴が笑ってくれないからです。

剣心は1人で縁の館へ向かいます。

1人で何千もの敵と退治するのかと思いきや、斎藤一、左之助、巻町操(土屋太鳳)が駆けつけます。

(四乃森蒼紫はすでに負傷しています)

そして縁に雇われたはずの瀬田宗次郎も剣心側につき、剣心をサポートします。

剣心と縁は縁優勢で戦いを繰り広げます。

剣心がボロボロになったところで、剣心が巻き返しその類稀な脚力で縁を攻撃します。

しかし縁が巴の刀を手にし向かってきたところで、剣心は避けることなくその刀を腹にくらうんです。

剣心は縁に謝罪します。

そして物語は完結したと思いきや、呉黒星という縁の仲間が薫を殺そうとするので、縁が守ります。

剣心は薫を守ってくれた縁に感謝し、呉黒星を殺そうとする縁を止めます。

縁は捕まり、独房で巴の文を読み涙します。

剣心と薫は巴の墓へ行き、薫「ありがとう」剣心「ありがとう、すまない、そしてさよなら」と声をかけるのです。