野菜の高騰やスーパーのニュースになると必ず出てくるのが、アキダイというスーパーです。
台風被害による北海道産の #ジャガイモ 不作が元で「#ポテトチップス 狂想曲」。買い占めやネットオークションでの高値転売がおきています。写真を撮影させていただいた練馬区のスーパー「アキダイ」では、このまま不足が続けば特売ができなくなるかもしれないとのこと。特報面をお読み下さい。 pic.twitter.com/WBUW5K5zNc
— 東京新聞写真部 (@tokyoshashinbu) 2017年4月12日
このスーパーはなぜテレビに出てくるのでしょうか。
とても不思議に思ったことはないでしょうか。
実はこのスーパー別にすごいスーパーでもなんでもないんです。
よくあるスーパーとなんら変わらない普通のスーパーです。
ではなぜ、アキダイだけこんなにテレビに出てくるんでしょうか。
アキダイがよくテレビに出てくる理由はアキダイがなんの取材でもOKを出すからです。
アキダイがテレビに出てくる理由の詳細
私は大阪出身なので、ADになった当時はアキダイのスーパーを知りませんでした。
私がアキダイを知ったのは、日本テレビの「ZIP!」で野菜のニュースを取り上げた時でした。
当時の担当ディレクターから、取材できるスーパーを探してくれと言われ、私は必死で取材先を探しました。
しかしなかなか取材をさせてくれるお店はなく、ピックアップした取材先を見せましたが、ディレクターの満足は得られませんでした。
私が困っているとディレクターは「もうアキダイでいいよ」と言いました。
私が「アキダイ?」と言うと、「お前アキダイも知らねえのかよ」とディレクターが言いました。
私はディレクターに名前を確認して、電話をすることにしました。
アキダイさんに取材をしたいと言ったら即答でOKしてくれました。
取材の内容をちょっと言っただけで、「ああ、いいよ、いつ?」みたいな形で、どんどん話が進んでいきます。
普通取材先に電話をかけるといろんな人に確認され、一発で即答されることはありません。
また、たくさんかけて取材にいける場所が見つかるのは本当に少ない確率で、ADは取材先を探すことにかなりの時間を費やされます。
しかしスーパーアキダイはなぜか即答でOKを出してくれます。
私はそのニュースでアキダイに取材へ行くことができ、無事オンエアを迎えることができました。
その後、また野菜のニュースになった際、私は真っ先にスーパーアキダイに電話をしました。
すると、アキダイの社長はまたOKをくれました。
そうなんです。アキダイの社長は絶対に取材のOKをくれるので、テレビ界ではとても有名なスーパーだったのです。
このことはテレビ業界ではほぼ常識となっているので、いろんな局の番組がアキダイに取材へ訪れるということです。その結果アキダイだけこんなにテレビに出ているということですね。
よっぽどのこだわりがない限りスーパーはアキダイで大丈夫なので、テレビ的に出しやすいスーパーなのです。
テレビでアキダイがよく出るカラクリはこういうところにあったのです!
ちなみにアキダイの社長もテレビ慣れをしているので、こちらが使いたいコメントを瞬発的に言ってくれるのです。こちらも重宝されている理由かもしれません。