「陸王」は何が何でも全話見るべきです!

テレビ

「陸王」の最終回が終わりました。このドラマは今年最大の面白さと感動を与えてくれました。

生きる希望と力と勇気を与えてくれました。

このドラマは今の日本に大きく欠けている心が描かれています。

このドラマが伝えたかったことを多くの人の心の中にすっと入っていくことを願っています。

「陸王」を全話見るべきです

「陸王」は人を感動させること、そして必死に頑張ることが人の支えになるのだということを伝えてくれました。

そして、人の思いというものが人を支え、その思いは大きな力となり、多くの人に連鎖するのです。

このドラマが伝えたかったことは、熱意は伝わるということと思いやりに人を応援する力があるということです。そしてその力は大きな原動力となり奇跡を起こす可能性があるのです。

まだこのドラマを観ていない人は必ず見ると自分の中にパワーや明日への気力が出てくるのではないかと思います。

こはぜ屋の思い

最終話こはぜ屋は茂木選手にシューズを履いてもらうことが茂木選手を会社の賭けに巻き込んでしまうかもしれないと判断し、応援の言葉とシューズの紐だけをプレゼントします。

そこには、陸王を履いて欲しいといった、腹黒い気持ちは一切なく一人の人間として茂木選手を応援したいという純粋な思いが込められていました。

なぜなら、こはぜ屋がここまで陸王の開発を頑張ってこれたのは茂木選手が初回に見せた諦めない姿勢に鼓舞されたからなのです。そのお礼を伝えた宮沢社長の心は茂木選手がプロ選手としてマラソンを走る本当の意味を呼び覚ましてくれたのです。

茂木選手の思い

こはぜ屋の宮沢社長から、プロの選手は誰かを勇気付けたり、感動させる力があることを教わり、そのことを伝えてくれた宮沢社長への感謝の気持ちから、アトランティスとの契約を打ち切り、陸王を履くことを決意します。

その時の茂木選手は確かに冷静な判断ができなくなっていたかもしれませんが、ここで陸王を履かなければ、自分を偽ることになる。ましてやプロの選手としての使命を果たすことができなくなると思い、大きなバッシングを覚悟で陸王を履くことに決めたのです。

その感謝の気持ちはマラソンへの優勝のパワーとなり、こはぜ屋を潤す起爆剤となりました。

役者の本気の芝居

このドラマの最終話は、役所広司さんも竹内涼真さんも皆、心の底から涙を流していたのではないかと思います。

本当に感動するセリフは言っていると自然と涙が流れてくるのではないかと思いました。

このドラマを見ていて、なぜかそんなふうなことを思ったのです。



まとめ

私は今の日本人は損得で生きているような気がします。

相撲協会の暴行問題にせよ、電通の問題にせよ。

自分の損得で行動しているのではないかと思います。

そういう損得の問題ではなく、人の思いや、熱意や、思いやりが人の心を鼓舞し誰かのパワーとなることを思い出して頂きたいと思います。

多くの人が忘れてしまっているかもしれない、この思いや、熱意や、思いやりをこのドラマがもう一度教えてくれたのではないでしょうか。

だから私は多くの人にこのドラマを見て欲しいと思うのです。

TBSのみなさまへ

TBSの皆様、感動をありがとうございました。ドラマの現場はとても過酷な環境かと思います。それでも最後まで放送して下さり、ありがとうございました。このドラマが伝えたかったことはきちんと伝わりました。これからこの思いが多くの方の力になることを願います。

杵屋さんへ

杵屋さん
このドラマの成功を起爆剤として、杵屋無敵(MUTEKI)が多くの方々の手に渡ることを願っています。