【anone考察】ネタバレ、感想、疑問整理、4話以降予想

ドラマ

ドラマ「anone」が始まりました。

「anone」はどのようなドラマなのでしょうか。

概要

anone(あのね)キャスト、脚本家、見どころ、anoneの意味を解説、一部答え合わせ

1話ネタバレ

持本舵(阿部サダヲ)は医者から余命宣告をされます。

その晩、青羽るい子(小林聡美)が持本の店にやってきます。

二人は意気投合します。

青羽は焼うどんを頼見ましたが、お代は払わずに出ていこうとします。

それでも持本は怒りません。

「最後にあなたのような人と話せてよかった」と言うのです。

何かに感づいた青羽は店に残ることにしました。

その後、二人は車に乗って、どこかへ向かいます。

寝返りをうつと地面に落ちてしまう林田亜乃音(田中裕子)。

支度を済まして地下へ向かうと、床の下から札束を見つけます。

辻沢ハリカが60代男性死後一ヶ月の死体が発見された部屋の遺品整理をします。

その部屋は血だらけで、吐いてしまう人もいました。

ハリカは1万円のバイト代をもらい、ネットカフェへ帰ります。

ハリカはネットカフェ仲間からハズレと呼ばれているようです。

ネットカフェの仲間と一緒にコンビニの弁当を美味しいと言って食べるハリカ。

ハリカは一晩約2千円のネットカフェで1年も暮らしているそうです。

ハリカはスマホでカノンという知らない人(清水尋也)とチャットをします。

カノンは病院で生活をしているみたいです。

(回想)8歳から12歳までハリカは森の中でおばあちゃん(倍賞美津子)と暮らしていました。

ツリーハウスがハリカの家だったそうです。

森には学校も勉強もなかったそうです。

ツリーハウスでの日々はとても幸せだったそうですが、12歳のときに違う場所で住むようになったと言います。

ツリーハウスは”柘”という場所にあったそうです。

おばあちゃんはハリカのことを”アタリ”だよと言ってくれました。

(現在)カノンは最近薬を飲まなくてよくなったようです。具合がよくなったのではなく、悪くなったからなのかもしれません。

今度は入院するお金がなくて在宅で亡くなった人の家を掃除するハリカ。

ハリカは免疫医療について調べています。

カノンの話をネットカフェ仲間の網島美空とするハリカ。

美空はカノンがハリカを騙そうとしているのではないかと言います。

そこへネットカフェ仲間の笠木有紗が海で350万くらいの現金を見つけたと言い出します。

現金があったのは柘という場所だそうです。

ネットカフェ仲間の三人は柘へ向かうことになりました。

その夜またカノンとチャットをするハリカ。

三人は漁港で一夜を過ごすようです。

カノンに昼間に調べた先進医療の話をハリカします。

しかしその治療法はとてもお金がかかるとカノンは言うのです。

店で青羽と持本が話しています。二人は死のうとしているそうです。

しかし店を出ると、持本は青羽に死なないほうがいいと説得します。

そんな持本に青羽は刑務所に入っていた過去を告げます。そんな二人の前に流れ星が流れます。

その流れ星をハリカも亜乃音も見ていました。

朝ごはんを食べている亜乃音の家に猫が入ってきます。

ハリカたちの前に怪しい二人組がやってきます。

その二人はモコちゃんという犬を探しているようです。

すると有紗が本当にお金を見つけます。

美空は二人に嘘をついて、お金を持って逃げてしまいます。

それを追いかける有紗とハリカを亜乃音が車の中から見ています。

タクシーに乗って逃げようとする美空を亜乃音が追いかけます。

美空から亜乃音はお金を奪い返しました。美空は乗った電車に乗って行ってしまいます。

有紗は「どうせ裏切るなら友達なんていらなかった」と言いいます。ハリカはそんな有紗に残っていたお金を渡しますが、有紗はLINEから退出すると行って去ってしまいます。

有紗はハリカからもらったお金で何かを買おうとレジに進みますが亜乃音が現れ、払おうとしたお金を奪って便器へ流してしまいます。

亜乃音が車へ戻ったところで、車に置いてあったお金の入った袋を有紗が見つけて奪おうとします。もめている二人のお金に持本と青羽が気づいて奪います。

しかし持本と青羽がお金を車から落としてしまいます。

そのお金を拾ったのはハリカでした。

ハリカがLINEを見ると有紗と美空とのグループチャットから二人は退出していました。

ハリカはスマホでツリーハウスの位置を確かめます。

奪ったお金とともにツリーハウスへ向かうようです。

それを亜乃音の車が追いかけてきます。

ツリーハウスの近くにある建物に着いたハリカの元へ亜乃音がやってきて、お金を渡すように言いますが、亜乃音が暮らしていた建物の中から二人の刑事が出てきて亜乃音が隠れてしまいます。

建物から出てきた二人は「ここは更生施設だった」と言います。

ハリカがおばあちゃんと暮らしていた建物は親に見放された子どもが集まる施設だったそうです。今はもう閉鎖されたと二人は言います。

ハリカはボロボロになったツリーハウスへ向かいます。

「今でもツリーハウスでの幸せな日々がハリカの支えになっている」とハリカが言います。

(回想)しかし本当はハリカがおばあちゃんと言っていた人はおばあちゃんではなく、ハリカの両親が入れた施設の先生だったようです。

その先生はとてもひどい人で反抗するハリカをお仕置きとしてツリーハウスへ入れてしまったのです。

ハズレという名前はその先生がつけたものでした。

ツリーハウスには他の子供たちも入れられます。前髪が長い男の子も入れられました。

体調を悪くした子どもも放ったらかしです。

先生はハリカに「私の名前はハズレ」と言わせました。

しかしハリカの両親と弟が死んだことをきっけけに、ハリカは児童養護施設へ預けられることになったのです。

それが12歳の時のことでした。

(現在)亜乃音はハリカに名前を問います。

何も答えないハリカに「過去に置いてきた自分を今更今の自分が助けることができない。せめて今は・・・」と言って手を握ってくれますがお金を持って去ってしまいます。

車で旦那との写真を見て亜乃音は「何しでかしてくれるの」と言ってあと去ってしまいます。

辛い過去を思い出して、苦しくなったハリカは一人歩き始めます。

向かった先には病院がありました。ハリカの目線の先には病室にいる男の子がいます。

カノンにチャットを送るハリカ。

ハリカ「今日は柘市というところに行ってきました。おばあちゃんはいませんでした。私はハズレでした。カノンさんに何もしてあげられません」

カノン「ハリカちゃん」

ハリカ「はい」

カノン「ハズレさんってハリカさんですよね?」

ハリカ「どうして私の名前を?」

カノン「僕も嘘をついていました。少し前から気づいていました。僕の記憶とは少し違っていたけど、確信しました。この子は辻沢ハリカさんだったって」

カノンも更生施設にいたのです。名前は”カミノヒコボシ”。前髪の長い男の子がヒコボシです。

ヒコボシとハリカは施設を脱走したことがあったそうです。

先生が鍵をかけ忘れた時に一緒に脱走したそうです。

夜の暗闇の中を二人で走りました。その時二人は流れ星を見たのです。

「大切な思い出は支えになる。」カノンはそう言います。

本当はハリカが先生にハズレだと言わされた時「君の名前はハズレじゃないよ」と言いたかったとカノンが言ってくれます。

ハリカ「はい、私の名前はハリカです。辻沢ハリカです。」

カノン「はい」

ハリカ「ヒコボシ君、君に会いたいです。君に会いに行ってもいいですか?」

カノン「君にあったら死ぬのが怖くなってしまいます。一人っきりが当たり前じゃなくなってしまいます。」

ハリカ「私はもう当たり前じゃないです。私はもう君のことを知ってしまったの。いくらかかるの?」

ハリカの目線の先にいる男の子の顔は見えません。

カノン「できればあのねと言って、今まで通り外の話を聞かせてくれたら僕はもう十分です。」

ハリカ「はい、外のことをまた毎日君に話します。あのね」

カノン「またね」

カノンはログアウトしました。

持本は「あのお金はいくらだったのかな」と言います。

青羽は海へ駆け出します。

二人は海岸で亜乃音がお金を燃やしているのを見つけます。

ハリカはまたネットカフェで泊まるようです。

ポケットには2万円。その2枚の1万円札に書かれた番号は同じ数字でした。

パチスロの店内を歩く謎の男・中世古理市(瑛太)がお金を機械に入れようとしますが、入りません。

2話へ続く。

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1話感想

とても変わった物語でした。ネットカフェであんなふうに暮らす人がいるのでしょうか。坂元裕二さんの脚本なので、本当にいるのかもしれません。いるとするのであれば、解決すべき問題だと思います。

有紗と美空がすぐにLINEのグループから退出してしまったのはとても悲しく思います。ハリカをそんな安い関係だと思っていたのかと思うとかわいそうです。

亜乃音はとてもいい人なのかもしれませんが、今回はハリカとあまり関わりを見せませんでした。

最後に投げかけた、同じ番号が書かれた1万円札はどのような謎なのでしょうか。

やはり坂元裕二さんの脚本は普通のドラマではありませんでした。

出てきた疑問点

ここでは1話を見て出てきた疑問を列挙していきます。

亜乃音が持っていた同じ番号が書かれた1万円札はどのように手に入れたのでしょうか。

なぜ理市が持っていた1万円札は機械を通らなかったのか。

有紗と美空は2話以降も登場するのでしょうか。

亜乃音の旦那さんはどうして亡くなったのでしょうか。

→旦那の京介は肺炎で亡くなったとされています。

ハリカはどうして捨てられたのでしょうか。

カノンはどのような病気なのでしょうか。

ハリカはどうしてカノンの病院を知っているのでしょうか。

ハリカとカノンの関係はどうなっていくのでしょうか。

2話の予告を解析

ハリカがお札の謎を亜乃音に問いただしに行くようです。

そして持本たちは店へ戻るそうですが、怪しい男が店を荒らしています。

なぜか、偽札を刷っているハリカたち。どうして偽札を刷っているのでしょうか。

おそらく青羽の声が「お店を取られずに済む方法があるんです」と言っています。

亜乃音が「19の時に突然いなくなってそれっきり」と言っています。

誰のことを言っているのでしょうか。

→こちらは亜乃音の娘のことでした。

最後に持本と青羽がガムテープで何かを封しようとしています。

青羽が「抑えてて」と言っているので、動くものなのかもしれません。

→こちらはハリカのことでした。

2話以降予想

予告を見ると亜乃音とハリカは一緒に暮らし始めたのかもしれません。

偽札と亜乃音の旦那の死には関係があるのかもしれません。

持本と青羽は犯罪を犯してしまうのでしょうか。1話では二人は普通に亜乃音からお金を奪って逃走しようとしていました。

ハリカがバイトしていた時の2件の遺体はあとあと何かと関係してきそうです。

中世古が持っていたお札も偽札だとすると、亜乃音と中世古には接点がありそうです。

→中世古は旦那の印刷所の従業員です。

亜乃音と中世古は過去に一緒に犯罪を犯しているのかもしれません。

→亜乃音の人柄からするとそれは無いように思います。しかし中世古はとても怪しい人物です。

ハリカを捨てた母親はもしかすると亜乃音の可能性があります。
しかし1話でハリカの両親は亡くなったと言っていました。どういうことなのでしょうか。

少なくとも亜乃音は柘のツリーハウスの前で佇むハリカの心情を理解し、声をかけました。

何か知っているということは間違いなさそうです。果たしてどのような展開になっていくのでしょうか。

2話ネタバレ

持本が青羽と店に戻っています。二人はカレー屋なのに、一緒にお好み焼きを食べます。

亜乃音が家で夕食を食べています。

ハリカはまたカノンの病院の前でカノンとチャットをしています。

亜乃音が働く弁護士事務所は古いようで、まだフロッピーディスクを使っています。

従業員は亜乃音ではなくもっと明るい人を雇おうと言います。

亜乃音の娘は失踪したそうです。15年もそういう人生を歩んでいると花房万平(火野正平)は言います。

道でハリカに会う亜乃音。

ハリカは亜乃音に一万円札を見せて、なんで二枚とも同じ番号なのか聞きます。

亜乃音はハリカを家に連れて行きます。亜乃音の家にはとても大きな機械があります。

ハリカは亜乃音と取引をしようと思って会いにきたと言うのです。

なんでもするから雇ってくれと。しかし亜乃音はお金が欲しいのなら、あげると言います。

ハリカは亜乃音が持っていたお金は持った感じが違うと訴えます。

偽札ですか?とハリカが聞くと、偽札でしょうねと亜乃音が言います。

しかし亜乃音は床下から出てきただけだから私は作っていないと言います。

夫が作ったと言うのです。夫は肺炎で死んだそうです。

それでもハリカはお金を作って使って捕まっても亜乃音のことは警察に言わないから、雇ってくれと言うのです。

しかし亜乃音は帰ってくれと言います。

流石に帰ろうとするハリカはお金があった穴の中からデジカメを見つけます。そこに入っていた写真を見ると亜乃音の様子がおかしくなります。

写っていたのは旦那だそうです。隣の女性は亜乃音ではありません。

写っている女性は失踪した娘・玲さんだそうです。写っている玲は優しそうな顔をしています。

亜乃音はそれを見てとても嬉しそうに笑います。「笑ってる笑ってる」と言って眺めるのです。

また持本の店に青羽がやってきます。持本は親友の西海と店の引き渡しの打ち合わせ中でした。

青羽は印鑑を押す前には契約書をちゃんと読むよう注意します。

店をフランチャイズにするように誘ったのはこの人だそうです。

ちょっと3日待ってくれないかと持本は言いますが、西海はすぐに押せと脅します。

それを見て、青羽は契約書を破り捨てて店を出て行きます。店を取られないようにする方法があると青羽は言います。

そして100円を川に捨ててと言うのです。青羽は死ぬ前に怒ろうと促します。

そして何度も何度も100円を川に捨てます。

ハリカと亜乃音は玲と夫の写真が撮られた店へ向かいます。

そこでどっさりもやしラーメンを二つ頼みます。

ハリカが玲さんと一緒のものを食べるのはいいですねと言うと、店主が玲をよく知っているようで話しかけてきます。

玲はシングルマザーだが、母とソリが合わないから実家には帰りたくないと言っていたと言います。

その夜ハリカはネットカフェで住んでると言って帰ろうとします。

亜乃音は一度帰ろうとしますが、ハリカに泊まっていくよう言います。

亜乃音はハリカのパジャマを用意して、お風呂に入るよう言います。

お湯が熱すぎてのぼせてしまいます。ベッドには布団を用意してもらいます。

持本と青羽は車にいたずらをしているみたいです。

亜乃音はパソコンにダウンロードした今日見つけたデジカメの写真を眺めています。

そこへハリカがやってきます。ハリカはそっと毛布をかけてくれます。

そこには玲と息子が写っています。それを見て亜乃音はよかったと言います。

玲は19歳の時に居なくなったはずだったのにちゃんと生きてて良かったというのです。

それを聞いてハリカはもう一度ラーメン屋に行こうと言います。

しかし玲は亜乃音の本当の娘ではないと言うのです。女が産んですぐに居なくなったのだそうです。

亜乃音は0才の時から玲と一緒だったのと言います。

しかし本当のお母さんが現れてメールアドレスを交換しようと言った瞬間に亜乃音はお母さんからただのおばさんになったと言うのです。

亜乃音は愛されてたとしても愛されなかった人の方が心に残るんだから仕方がないと言います。

それを聞いてハリカは、バイトで親の承諾書をもらってきなさいと言われて居ませんと答えたら、ええかわいそうに親から愛された記憶がない子は人を愛することもできないんだろうねと言われた話をします。

だからね。大丈夫だよ。玲さんはとても優しそうな顔だし、とてもいいお母さんになってるんじゃない?愛された記憶があるから愛せてるんだよ。亜乃音さんに愛されたことがあるから子どもさんを愛せてるんだよと言うのです。

亜乃音は嬉しそうに落ち込んでないから大丈夫と言います。

すると亜乃音はパソコンにある偽札のデータを見つけます。亜乃音は印刷してみようと言います。

二人は古びた機械を立ち上げます。二人は用心しながら印刷してみるみたいです。

ハリカがボタンを押すと紙が動き出します。

すると亜乃音は動画を見つけます。そこには旦那と玲と孫が動物園ではしゃぐ映像が映っていました。

その間に1,500万円分のお金ができますが、ちょっと変です。

これでは使えません。しかし亜乃音は刷っちゃっただけでも警察が入ってきたら捕まるんだからと言います。

二人はお札を切り刻みます。そして鍋に入れて燃やして、トイレへ流すのです。

亜乃音は寝る前に愛された記憶がなくても愛することはできると思いますよと言います。

その夜もハリカはカノンとチャットをするのです。

翌朝、ハリカはなかなか起きません。

亜乃音は出かけます。それと一緒にハリカも出かけるようです。

亜乃音はハリカに印刷所を掃除してくれるよう頼みます。

あと猫の餌を買い昼ごはんも買うようお金を渡します。

亜乃音が出た後を見る持本と青羽。

ハリカが猫に餌をあげている最中に持本と青羽が入ってきます。もう猫の餌はなくなってしまったようです。

ハリカが戻ってくると二人は隠れます。ハリカは餌を買いに出て行きます。

持本と青羽が家を荒らしています。帰ってくると持本と青羽がまだいました。

家はぐちゃぐちゃにされています。持本と青羽は何もなかったかのように出て行きます。

ハリカは何が起きたのかわかりませんでしたが、少し経ったあと家を飛び出して二人を追いかけます。二人は車に乗って何もなかったと言います。二人を見つけたハリカは車に乗って泥棒ですよねと怒ります。

亜乃音は道で歩く親子を眺めて寂しそうにします。

亜乃音は玲に会いにきたようです。玲はガソリンスタンドで働いているようです。子どもと話をしています。亜乃音は声をかけることができないようです。

その夜、中世古が働いているところが映されます。

亜乃音が家に帰ると家はぐちゃぐちゃになっていました。ハリカが着ていたパジャマを掴んで悲しそうな顔をします。

亜乃音はハリカが家を荒らしたと思っているのかもしれません。

ハリカは持本の店に連れて行かれていました。

持本は全部忘れてくれたら、帰ってもいいですと言います。

そこへ誰かがトイレをしている音がします。

西海が銃を持って出てくるのです。

3話へ続きます。

2話感想

本格的に坂元裕二ワールドが展開され始めました。全く読めないストーリーはきちんと伏線に沿って運ばれて行きます。

持本と青羽は札の秘密を知らないので、お金を奪おうと思うのは当たり前です。仮に札を焼いている亜乃音の姿を見ても、焼くほどあると思うのも当たり前なのかもしれません。

しかし私がびっくりしたのは、持本がとてもいい人のはずで余命わずかなのにお金をほしいと思うのかというところです。

しかしもしも貯金もなく、もうすぐ死ぬのだとしたら、いい人でも罪を犯そうとする可能性はあると思います。

ですが、私なら最後を刑務所で過ごすことなんてしたくないと思うと思います。なので、ここの部分については少しおかしいように思います。いくら青羽に誘われたからと言って、泥棒のようなことはしないはずなのです。

ここが読めない展開です。しかし坂元裕二はその裏をかいてきたのです。

納得はいきませんがすごいのではないかと思います。

3話以降予想

公式ページのあらすじを見ると、瑛太演じる中世古が亜乃音の旦那と一緒に働いていた人だとわかります。

だから偽札を持っていたのでしょう。しかし旦那はなぜ偽札を作っていたのでしょうか。

そしてなぜ、娘との秘密のデジカメと一緒に偽札を隠していたのでしょうか。

もしかするとデジカメの中には大量の写真が隠されており、中世古の秘密や青羽の秘密、そして玲の秘密も隠されているのかもしれません。

そして肺炎という死に方も何か裏があるように見えます。

もしかすると旦那の京介は何かを伝えるために亜乃音が絶対に見つけるであろう場所に全てを隠していたのかもしれません。

その全てとはまだわかりませんが、とても衝撃の事実なのかもしれないのです。

3話ネタバレ

中世古は弁当屋で働いています。自宅に帰ると誰かに電話しており、娘がいるようです。しかし自宅は薄暗く、一人暮らしのような感じです。
部屋には様々な機械があり、その空間の中で中世古が何かを作っています。

(回想)

工事現場で持本が働いています。同僚が「国の予算を使って意味のない工事してるのによく耐えられますね」と言ってきます。

持本は行政だから仕方ないだろうと言います。

恋人に結婚する前に検査を受けて欲しいと言われる持本。

病院で余命宣告を受け、恋人には別れを告げます。

持本はスカイツリーを見上げ、ある決心をするのです。

持本は親友の西海(川瀬陽太)からフランチャイズの契約を受け、カレー屋をオープンさせるのです。

(現在)

西海が銃口を持本と青羽に向けています。

西海がカーテンを閉めるように言います、指示に従いながら持本は西海に親しげに話しかけます。

銃はモデルガンだが、改造したから弾が出ると言います。

数発撃ったら壊れたと言います。西海は会社で上司を撃ってきたというのです。

西海は時折険しい目つきになり、二人を脅しながら言うことを聞くよう支配していきます。

ニュースでは西海が指名手配をされていると報じられますが、西海は何事もなかったようにチャンネルをバラエティ番組に変えてポップな話をします。そうかと思うと自分勝手な理由で上司を殺したと言い出します。

やがて西海はハリカの存在に触れ始め、誘拐したんなら身代金を要求しようと言い出します。

青羽が鼻で笑いながら「誘拐 平成」で検索してみてはどうかと投げかけます。

身代金目的の誘拐は最近起きないのには理由があると言うのです。

今はオレオレ詐欺が主流だと言って罵るのです。

西海はお前の意見など聞いてないと言い、スマホを出せと要求します。

青羽は嫌ですと言います。西海が嫌ですとはなんだと言うと、青羽は「嫌ですとは嫌ですです。嫌ですには説明はいりません」と言うのです。

西海は言うことを聞かない青羽に銃口を向け、死にたいのかと言うのです。

そしてハリカにも銃口を突きつけ、その写真を撮るよう持本に言います。

その写真を持って親に身代金を要求しろと言います。

青羽は拒否しますが、言う通りにしろと言われます。

青羽はこの人は悪い人ではなく、頭が悪い人だと侮辱します。

青羽は正当なことをまくし立てどんどん西海を攻め立てます。すると西海は持本に銃口を向け、謝ってと言うのです。

まるで子どものように謝れと言う西海に仕方なく謝罪をする青羽。

西海は三人は連帯責任だから、逃げたり告げ口したりすると残りの二人を撃ち殺すとハリカたちに言います。

そこへ青羽の子どもから電話がかかってきます。

西海はその子どもも連帯責任だと言います。

青羽は仕方なく亜乃音の元に向かいます。

店ではハリカと持本が手足にテープを巻かれます。ハリカの足にテープを巻く前に持本がハリカをトイレに行かせるよう頼みます。

持本はハリカに上に窓があるから逃げなさいと合図をします。

ハリカはトイレで窓を見つめます。

しばらくたってもハリカが帰ってこないので、西海が呼ぶとハリカはすぐにトイレから出てきます。

中世古が自宅で何かを作っています。外に中世古が出ると亜乃音が車で通り過ぎるのが見えます。

持本はハリカに水をあげるよう言います。西海は水を用意しますが、俺に命令するなと反抗します。

持本は命令じゃないと言います。西海は持本の婚約者に裏切られたんだと言い出します。婚約者が結婚したと言い写真を見せて持本に銃を貸すから殺してきたら?と言います。

嫌だと言ってハリカに水をあげるよう言うと、西海は持本に水をかけ俺に命令するなと言うのです。

中世古は亜乃音に再開します。旦那の葬儀以来会っていないようです。

中世古は子どもが生まれたので、妻はもう仕事を辞めたと言います。

亜乃音は子どもの性別について聞きますが、中世古は無視をして線香をあげたいと言うのです。

亜乃音は空き巣に入られたからと言って断ろうとします。

亜乃音は子どもの性別を再び聞きます。

くちゃくちゃの家へ中世古が入ってきます。亜乃音が目を離したすきに中世古は部品のようなものを盗みます。そして偽札が入っていた穴を見ます。

カレーショップではキッチンでフェレットが迷い込んでいることを西海が見つけます。

フェレットには住所が書いてあり、西海が返してくると言って出て行きます。

その隙に持本が手をほどき、ハリカも解放します。

立ち上がろうとした時には一瞬倒れそうになる持本をハリカは心配そうに見つめます。

持本は次にチャンスがあったら一人でも絶対に逃げるよう言います。

おじさんはもういいんだと言います。

そういって水を渡すのです。

口を解放されたハリカは自分は亜乃音の娘ではなく、ただのバイトだと告げるのです。

亜乃音が中世古と別れると青羽が声をかけてきます。娘さんのことで話があると。

西海が持本を殴っている隙をついてハリカが西海に銃口を突きつけます。

西海は弾出るかな?と言って近づいてきて、銃を握ってしまいます。

亜乃音の家では亜乃音が玲のことってなんですか?と聞きます。

持本は青羽に電話をしますが青羽は出ません。すると西海が帰ってきて、怒り始めます。

青羽は例のことと聞こえ、一瞬混乱しますが、すぐに娘の名前が玲だと解釈します。

亜乃音は自分の話が出たことをおかしいと言います。

青羽は玲が深刻なドラッグにはまり、悪い人たちに監禁されていると嘘をつきます。

先方は慰謝料を要求していると告げます。

玲は無事だが、先方はかなり怒っており、早いうちに手を打たなければまずいと言うのです。

それを聞いた亜乃音は気が動転してしまい、あまり理解できないようです。

青羽はもう一度説明をすると、亜乃音は警察には連絡したかと聞きます。

青羽は怒り出し、今生きるか死ぬかなので警察には言っていません。そういう正しいことをおっしゃられても通用する相手じゃないんですと言うのです。

相手はなんていう方か聞きます。青羽はどもりながら田端と言います。

自分は吉田だだと言います。

亜乃音は玲の子どもはどこにいるかと問います。

青羽が「へ?」という表情をするので、亜乃音が疑い始めます。

そしてうちにはお金がないと言います。

青羽が娘が助けを呼んでいたと言うと亜乃音は娘は私の助けを呼ばないと思いますと言うのです。

埒が開かなくなったので、青羽はハリカの写真を見せます。

すると亜乃音はの表情が急変しハリカを心配し出します。

青羽はハリカがかなり危険な状況だと話します。

亜乃音は慌てて旦那の保険金の1千万円を出すから亜乃音を助けてあげてくれと懇願します。

しかしハリカは娘ではないと言います。

青羽が西海に連絡をすると1千万では足りないと言われます。

亜乃音がもううちにはお金がないと言うと、青羽があのお金があるじゃないかと言うのです。

亜乃音はハリカがお金のことを言ったの?と聞くと青羽ははいと嘘をつきます。

亜乃音は仕方なく偽札を作ります。

中世古は弁当屋の店主に作ったサービス券を見せにやって来ます。

出来上がったものはホログラムまで付いているかなり手の込んだサービス券でした。

それを見て、店主はもっと簡単なものでいいと言って叱るのです。

ハリカが作ったも札はまだまだ作業が必要なクオリティでした。

そこへ花房が訪ねて来てアジをくれます。青羽と亜乃音は偽札を隠します。

一枚だけ偽札が落ちているのを見つけ亜乃音が偽札を隠します。

花房は今度釣りに行かないかと誘いますが、亜乃音はどうもありがとうございましたと変な返答をしてしまいます。

青羽は西海が1千万円でいいと言っていると言います。

2時間後に待ち合わせしますと言うと亜乃音がお金を工面しに出かけます。

家で何か探っている青羽。

西海と持本とハリカは危なっかしい運転で待ち合わせ場所へ向かいます。

戻って来た亜乃音は袋にお金を詰め、待ち合わせ場所にはハリカはいるかと問います。

青羽はいると言います。

青羽は偽札を作ることの罪は知っているかと聞き、この話は口外するなと言います。

待ち合わせ場所の川では車を停めてハリカたちが待っています。

持本は隙を見て、ハリカを逃がします。持本は銃口を向けられ逃げろと言いますが、持本を心配してハリカは戻って来てしまいます。

亜乃音と青羽がやって来ます。

亜乃音は橋の上からお金を落とします。

それを拾った西海は中を確認して逃げていきます。

ハリカは解放されました。亜乃音は脱げた靴も放ったらかして、ハリカの元へ走っていきます。

亜乃音は力一杯ハリカを抱きしめます。

亜乃音はびっくりしたと泣きます。亜乃音はなんでお金払ったの?とびっくりしています。

玲ちゃんじゃないんだよ?私なんだよ?と言います。

亜乃音は泣き続けます。

ハリカ「ごめんなさい。」

亜乃音「なんで謝るの?」

ハリカ「だってお金!私ただのバイトだったんだよ」

亜乃音「そうだね、なんでだろうね。なんでだろうね」

そこへ偽札が降って来ます。

青羽がいた場所を見るともういなくなっていました。

車で西海が渡されたお金が偽札だと気づきます。

西海はいつもこうだと言って自殺しようとします。

西海は警察に捕まりたくないんだよ、もう偉そうにされるのは嫌なんだよと子どものように駄々をこね始めます。

もう生きている意味がわからないんだよと言う西海を持本は必死で励まします。死んだらダメだ。俺が一番よくわかるんだと。そして自分が余命宣告を受けたことを話し励まします。

しかしそれを聞いた西海は持本を殴って「すぐにバレるような嘘をついてんじゃねえよ」と言います。

そして拳銃を腰にさして偽札も持って去っていきます。

中世古のそばを通って、西海が歩いていきます。偶然いた警察が拳銃に気づき話しかけます。

警察にバレたのに気づいても冷静に銃を頭に持っていき、モデルガンだから大丈夫と言って引き金を引きます。

倒れる西海を見て、警察が本部に連絡をしに行きます。その隙に中世古が西海が持っていた偽札の封筒を持ち去ります。

バスには青羽が封筒を持って乗っていました。辺りを警戒しながら平静を装っています。

4話へ続きます。

3話感想

この展開は本当にすごいなと思いました。もちろんありえない展開ではあるのですが、最後にはきちんと感動する部分も用意しており、その後もえっという展開が続きます。

後半にはなんどもえっと叫んでしまう展開があり、坂元裕二さんは本当に天才だなと思いました。

またセリフの細かいところに名ゼリフがありそう言ったところもこの楽しみの一つです。

最近の坂元裕二さんの脚本の中にはサイコパスが登場するのですが、何か最近の世の中を象徴とするような物語だなと思いました。

(カルテットでは吉岡里帆さんがサイコパスを演じていました)

それにしても田中裕子さん小林聡美さんの演技が光り、さらには川瀬陽太さんの素晴らしい演技、そして阿部サダヲさんの演技が素晴らしすぎて、演技力的にもとても高い作品となりました。広瀬すずさんがこれからどのような演技を見せていくのか注目です。

4話以降予想

もう何が何だかわからなくなりましたが、亜乃音とハリカの絆はとても深いようです。

二人はお互いの過去を埋め合いながら、成長していくのかもしれません。様々な困難を乗り越え素敵な家族になればいいなと思います。