ドラマ「99.9刑事専門弁護士Ⅱ」が始まりました。
ドラマ「99.9刑事専門弁護士Ⅱ」はどのようなドラマなのでしょうか。
主題歌
1話ネタバレ
2017年夏深山大翔(松本潤)がやってきます。耳たぶを触る深山。
明石達也(片桐仁)が深山の伝説を語っています。
さっきまでオフィスにいたはずの深山がカフェでご飯を食べています。
佐田篤弘(香川照)が顧問弁護士の契約を何社ともしたあと、事務所に帰ってきます。
斑目春彦(岸部一徳)は佐田に部下が二人も辞めたと言います。
斑目は佐田にマネージングパートナーを譲ることを条件に、民事の弁護士に戻るよう言ってきます。
もしも佐田の後任が見つかったらマネージングパートナーを譲るというのです。
深山の部屋に新しいパラリーガルの中塚美麗(馬場園梓)がやってきます。中塚は佐田の指示で着任したようです。
そこへ佐田が深山をにらみにやってきます。
受付には尾崎舞子(木村文乃)がやってきます。
佐田は元気にしてたかと深山に聞きます。
佐田は深山に「お前の働きが残念なせいでここに戻ることになった」と怒っています。
そこへ尾崎と鈴木加代という依頼人がやってきます。
尾崎は鈴木の友人だそうです。
鈴木は父が殺人事件の犯人として逮捕されたが、無実だと言います。
今までも弁護士に相談していたが、親身になってくれなかったそうです。
尾崎は元裁判官だそうです。しかしもう法律の世界から距離を置いているので、尾崎は弁護できないそうです。
尾崎は深山たちに今までの事件記録を見せます。尾崎の見立ては有罪なのだそうです。
尾崎は深山たちに無期懲役から懲役20年に減らして欲しいというのです。
しかし尾崎はまだ加代には有罪のことは話さないで欲しいと佐田へ言います。
深山は被告人(加代の父親・鈴木次郎)の元へ向かいますが、ついてきた尾崎をうるさそうにします。
深山はよく喋りますねと言ったのに尾崎は喋り続けます。
尾崎は「数年前から厄介な弁護士がいると裁判官の中で噂になっていた」と言います。
「被告人から事細かく話を聞いて有る事無い事いちゃもん付けて裁判を混乱させる。多くの案件を扱っている裁判官にとってそういう弁護士って迷惑なんですよね。どうも個人事務所をやってるみたいなのですけど、ふかやまっていう弁護士みたいなんですけど、ご存知ですか?」と言うのです。
刑務所に着くと、二郎は尾崎とも面識があるようで親しくしています。
尾崎は二郎へ情状酌量を勧めますが、二郎はキョトンとします。
深山は相変わらず出身地から確認しますが、尾崎は早く刑を軽くするよう説得してくれと頼みます。
うるさく思った深山は私が担当弁護士だと言います。
しかし、元裁判官の尾崎はこれは99.9%有罪だと言うのです。
深山はそれに苛立ち、0.01%でも無罪の可能性があるのであれば調べたいというのです。
二郎が話を進めるように促すためにガラスを叩くと、深山が見せている名刺が机に落ちてしまいます。
その名刺を見て、「深山」が”ふかやま”と書いて”みやま”と読むとわかり、尾崎が悲鳴をあげます。
深山は嬉しそうに「どうも、ふかやまと書いてみやまです」とニヤニヤしながら自己紹介をするのです。
そして深山は2時間も聴取をします。
やっと帰ると言い出す深山。二郎は尾崎に自分を疑っているのかと聞きます。
尾崎は「証拠が揃っているため、無期懲役にならないためにも早く罪を認めるべきだ」というのです。
そんな尾崎へ二郎は「加代に俺は絶対にやっていないと伝えてくれか」と言うのです。
弁護士の落合陽平(馬場徹)と佐田が部屋で話をしていると深山が帰ってきます。
明石がいないので、深山は中塚へ清書をお願いします。
尾崎と深山が喧嘩をし始めたので、佐田が止めにきます。
尾崎は深山はダメだからもっと優秀な弁護士を担当にするよう訴えます。
それなら君を雇うと言い出す佐田。初めは嫌がる尾崎も強引な佐田に折れ、弁護士として働くことになります。
裁判官は優秀な司法修習生しかなれないため、佐田は雇ったのですが、人が足りていないため、誰でも良かったのかもしれません。
二郎は時間を偽って深山に伝えていると尾崎は主張します。それは二郎が撮った写真にも時計が写っているため証明されています。
二郎は嘘をついているのかもしれません。
もしも二郎が嘘をついていたとすると、二郎は被害者が死ぬ前に被害者に会っていた事になります。
二郎の言っている時刻が本当であれば、被害者が死んだ後に被害者の元へ行ったことになるのです。
深山は調書に不確かな点があるので、同じ間取りで実験をしたいと言い出します。
同じ間取りを用意して犯行現場を再現をすることになりました。
被害者は前頭部を殴られ仰向けに倒れていたと言います。
明石が二郎役でやってきます。被害者はかなり横柄な態度だったということなので、尾崎はかなり横柄な人を演じます。
被害者は脳挫傷で倒れたのに、倒れていた場所が遠すぎることに深山は気づきます。
深山は二郎が撮った写真も撮りに行きます。
写真を撮られた人・伊藤亜紀(新妻聖子)は社長に会った時刻が20時過ぎだと言います。
二郎が写真を撮る前に会った部下の阿部充(長塚圭史)も20時前だと証言します。
二郎が事務所を出た直後に阿部が発注した時刻も20時1分だということがわかります。
となると二郎が嘘をついていることになるのです。
また深山と尾崎の意見が食い違い喧嘩が始まります。
止めにきた佐田も情状酌量にしろと言ってきますが、深山は断ります。
そこへ加代がやってきます。
尾崎は犯人は二郎の可能性が高い。だから情状酌量のためにお父さんをよく知る人を探して欲しいと言います。
しかし加代はそんなことはありえないなぜなら二郎は殺人があった日の夜、家で鈴木へ脂肪を触りながら「脂肪め(萎め=しぼめ)」とダジャレを言ったというのです。
それを聞いて佐田は考えを変えます。佐田は人を殺した後にダジャレを言うなんて考えられないと言うのです。
そして深山へ1週間で証拠を探せと指示します。それを聞いた尾崎は佐田へ反抗します。
尾崎は鈴木に「あなたがなんて言おうとお父さんは絶対にやってない」と言われたことを気にしています。
深山はヘッドホンで何かを聞きながら何かに気づいたような表情をします。
テレビに川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)が写っているのを尾崎が見ています。
深山が聞いていたのは鈴木の部下・阿部が発注した音声を録音したものです。
その音声には何かのノイズが含まれていました。
尾崎は二郎へまた罪を認めるに告げに行きます。
そんな尾崎に二郎は「やってないものはやっていないと」伝えるのです。
深山は坂東健太(池田貴史)の店へ行きます。
二郎は21時30分に被害者の元へ訪れたが、留守だったので帰ったと言っているのです。
しかし、二郎の証言と証拠に残る時刻に差異があります。それを料理を作りながら深山が整理しています。
料理ができた後に坂東たちが写真を二枚撮りました。角度の違う2枚写真を見て深山が何かに気づいたようです。
角度が違う写真の一方には後ろにいる深山が写っているが、もう一枚には深山が写っていないのです。
深山は明石を連れて、また二郎が撮った写真を撮りに行きます。
深山は2パターンの写真を撮るります。
次の日、ホワイトボードに二つの写真が貼られました。
証拠として提出された写真は鈴木さんと同じ身長の人が撮った写真の角度ではありませんでした。
撮られた写真の被写体である伊藤さんは写真が撮られた時刻について嘘をついているのかもしれません。
その後、深山は鈴木さんが撮ったとされている写真にはプリント・デヴィットという会社の人が写っていることに気づきました。
深山はプリント・デヴィットへ向かいます。そこには写真に写っていた人がいました。
その人は動画を撮っており、その動画には伊藤さんが写っていましたが、誰が伊藤さんを撮ったのかは映っていませんでした。
動画を見ていると深山が耳に手を当てて何かに気づいたような素ぶりをします。
そして深山は「映像のピントが甘めえいぞう」と言います。
尾崎は被告の少年(佐藤勝利)が逮捕されたときのことを思い出しています。
尾崎が被告人を懲役1年に処すると言っています。
裁判が始まります。伊藤へ二郎と会ったのは何時だと聞く深山。
伊藤は20時10分だと言います。深山は二郎はどうやって写真を撮ったかと聞きます。
普通に撮ったという伊藤へ深山はおかしいなと言います。
角度が違うため、二郎は伊藤の写真を撮れないというのです。すると伊藤は手を上に持ち上げて二郎は写真を撮ったと言います。しかしそんな撮り方だとうまく撮れないのが普通です。
続いて深山は阿部へ尋問をします。
深山は阿部が発注した際の音声を証拠として流します。
そして音声に録音されているノイズは何かと訴えます。
阿部は蛇口かトイレの音じゃないかと言います。深山は部屋にはあなたしかいなかったのにおかしいですね。と言って
「伊藤さんとどういう関係か」を問います。
深山は伊藤のインスタグラムの写真に阿部が何枚も写っていることを示します。
深山は伊藤の写真を撮ったのは阿部ではないかと言います。
そしてプリント・デヴィットの写真が撮っていた動画を証拠として提出したいと言うのです。
再生した動画には誰も写っていませんが、安倍の発注した音声に録音されていた、ノイズと同じ音が入っていました。
それは噴水の音でした。その音は20時から15分間しか流れない噴水の音だったのです(伊藤が写真を撮られた後方にある噴水です)。なので、阿部は電話をした時刻について嘘をついたことになります。
なぜ阿部は嘘をついたかというと被害者を殺害したのは阿部だからだと深山は言います。
裁判の後裁判所を出ると、尾崎が待ってきました。
佐田は「無罪になった。阿部はアリバイ工作をして、職場環境に不満を抱いていて二郎を陥れようとし、殺人を犯した」と言うのです。
そこへ加代がやってきて尾崎に抱きつきます。そのあと尾崎の元へ川上がやってきて挨拶をします。
川上と尾崎は面識があるようです。
川上は尾崎が優秀だったため勿体無いと言います。
尾崎はこの前の訓戒を素敵だったと褒めます。
しかし深山が「裁判官は法廷でしか被告人と会っていない。全てを知っているわけではないのに、人生を説くなんて、なんて無責任なんですかね」と食ってかかります。
川上は深山がふかやまだと知ると、「今度顔を合わしたら頼むわ」と言ってとても悪そうな顔をして立ち去ります。
その夜、深山に女から電話がかかってきます。深山は金沢へ行き、電話をくれた女に会います。女は深山のお父さんのものだと言ってお守りのようなものを渡します。そこには鯉の絵が描かれていました。
深山は斑目へ電話をして、父の事件があった時に別の人間がいたかもしれないと伝えます。
2話へ続く。
1話感想
深山の追求精神と頭のキレっぷりは健在でした。木村文乃さんは元気な役だと下手なので心配でしたが、今回の役はシリアスな感じなので得意みたいです。変な演技ではなくてよかったです。
内容的には撮る人の角度によってできる写真が変わってくるということが犯行を暴くきっかけとなりました。
推理ドラマとしては上質な部類に属するレベルだと思います。
ダジャレもレベルが高く、若い人でも受ける内容だったのでよかったと思います。
次回からも楽しみです。
1話ダジャレ
脂肪め(萎め=しぼめ)→深山のダジャレではありません。
映像のピントが甘めえいぞう
わたし的には脂肪めが面白かったです。
2話ネタバレ
深山の父親が犯人にされた事件の被害者の妹から姉の事件の遺留品を渡された深山はこれは現場にいた犯人の証拠だと言います。
深山の父親は殺人事件の被疑者とされ逮捕されていたが、獄中で亡くなったそうです。
班目は尾崎に雇用契約書を渡しますが、尾崎は断ります。
班目は尾崎に君が担当した事件で無罪になった案件はあるかと聞くと尾崎は0件だと言います。
深山のお父さんは殺人事件で被疑者として逮捕されたのです。
本人は否認し続けましたが一審で有罪判決が出ました。その後父親は控訴しましたが拘置所で亡くなってしまったのです。
控訴しましたが亡くなったため公訴は棄却され法律上刑は確定していません。
しかし世間はそうは捉えませんでした。深山の父親は犯罪者のまま死んでいき、深山は犯罪者の家族としていきてきたのです。
班目は深山の事件は間違いなく冤罪事件で元裁判官だからこそ見えることがきっとあるはずだと尾崎に言います。
尾崎は自分は親友の父親を疑い判断を誤るところだったので、力になることはできないと言います。
そんな尾崎に班目は「答えを間違えたのは追い求める勇気がなかったからだよ。弁護士はその勇気が大事なんだよね」と言います。
そしてここを去る前にもう一つお願いできないかというのです。
深山は知り合いの検察官・丸川貴久(青木崇高)の元を訪れます。
丸川が金沢地方検察庁に異動になったことを深山は調べていました。
深山はお願いがあると言いますが、丸山は店の中に上司がいるからここはマズイと言います。
東京では明石に尾崎が深山の事件について確認しています。
深山の父親・深山大介(首藤康之)が逮捕されたのは26年前です。
大介は事件当日翌日の仕入れを買いに出かけました。その帰りの20時40分頃駅前で知り合いだった被害者の鏑木美里(織田梨沙)を見つけます。大介は家まで送ると車に乗せます。
美里はバイト終わりに彼氏と話し込んでいたようです。大介は20時50分頃コンビニの前で美里を降ろし21時過ぎには帰宅しました。そのことは深山の母親が証言していますが、その証言は家族の証言ということで信用がないとされました。
美里の母親はスナックで朝の3時まで勤務していました。母子家庭だそうで、生活が苦しかったようです。妹は帰るのが遅かったが以前から帰りが遅いこともあり先に寝たそうです。
母親は仕事を終え、3時半に帰宅しました。しかし子どもたちの寝室を見ることなくそのまま寝てしまったそうです。
翌朝、美里がいないことに気づいて警察に通報しました。
捜査開始から数時間後林の中で遺体が発見されました。駅の防犯カメラには美里が大介の車に乗って立ち去るところが写っていました。警察は大介に疑いをかけました。現場には大介の傘が落ちていましたが、大介は雨が降っていたから渡してあげたと言います。警察は大介への疑いを強めました。事件当時は深山が学校にも通えないほどの人だかりが大介の店の前にできていました。
逮捕の決め手は現場に落ちていた傘に大介の指紋と美里の指紋しか残っていなかったからだと言います。
それを聞いて尾崎は犯人とされる証拠がきっちり揃っていたのでしょうと言います。
しかし明石は近所の人が大介が21時過ぎに帰宅するのを見たと言っていると言います。犯行時刻は21時過ぎだったようです
目撃者の証言でアリバイは証明されるかと思われましたが検察が犯行時刻の幅を広げたことにより、そのアリバイは通用しなくなったのです。
明石はそれについて一度レールに乗ったものは簡単に覆せなかったのではないかと揶揄するのです。
深山は丸山に被害者の妹からもらった遺留品を見せます。
それは被害者のものでも大介のものでもないと言います。深山は丸山にこの遺留品がどうなっていたか当時の捜査記録を調べて欲しいと言います。
丸山は26年前の事件なのでどこまで力になれるかわからないと言うが、協力すると言います。
事実が明らかになれば検察側の汚点になると深山が言うと丸山は「検察官はその重責を深く自覚し公平誠実に熱意に取り組まなければならない」と言います。
そして、検察庁には訪ねてくるなと言います。
班目は佐田に新たな証拠が見つかったと言います。
班目は佐田にも金沢へ行って欲しそうなのです。
金沢では深山と明石と尾崎が会います。
深山は尾崎に元裁判官だと感覚が麻痺してるんじゃないかと言います。
足手まといになるだけだから帰ってと言いますが、尾崎は仕事としてきたのでと言ってついてきます。
旅館で深山が壁に資料を貼りまくっています。それをバレないように明石が不審者の振りをして布団を敷きにきた旅館の人を追い出します。
まずは遺留品がなんなのかを突き止めないととなります。
尾崎は写真を中塚に送って調べてもらうと言います。
丸山は当時の資料を調べます。そこへ上司が偵察にやってきます。
翌日、丸山が深山に会いにきます。
遺留品は被害者のカバンの近くの水たまりに落ちていたが指紋もDNAも残っていなかったようです。
警察は被害者の遺族に返したと言います。
それを聞いた尾崎は遺留品が誰のものかを確かめなかったのかと問い詰めます。
丸山がそうみたいだなと言うと、尾崎は杜撰な捜査ですねと返します。
そして丸山は実は被害者はコンビニに立ち寄っていなかったと新しい情報を聞かせます。
立ち寄ってなければ、大介が嘘をついているということで、検察側に有利に働くはずなのに、検察側の記録にはそれが残っていませんでした。そのことについて尾崎が疑問を抱きます。
尾崎は大介がいた証拠は傘の指紋以外にないのか聞きますが何もないというのです。
明石は犯人は透明人間かもしれないと言います。
明石にはノートをまとめるように言い、深山と尾崎はコンビニがあった場所へ向かいます。
大友修一(奥田瑛二)へ丸山の上司が電話して、深山が調べて生きていることを告げ口します。
コンビニには別の建物が立っていたので、当時のコンビニの所有者の情報を確認している間に、深山が尾崎に女性が店の前に来て、入らない理由は何かと聞きます。
尾崎はわからないようで困っていると、深山は残念でしたと嫌味を言います。
すると「私、深山先生がいたら店には絶対に入りません」と返すのです。
それを聞いて深山は何かに気づいたような顔をします。
その足で、当時のコンビニの所有者に話を聞きに行きます。彼女はいつもコンビニで妹のためにシュークリームを買っていっていたと言います。
しかし事件当日は客が誰もいなかったと言うのです。雨が降っていたからだということです。
客がいなかったらコンビニに嫌な人がいたという推測は無くなりますねと尾崎は言います。
尾崎はそれよりもなぜ現場に大介の痕跡がなかったのかという点が気になるようです。
深山は尾崎に被害者の妹に被害者に苦手な人がいなかったかどうか聞きに行ってもらうよう頼みます。
深山のダジャレ好きは父親譲りのようです。
尾崎は深山に自分が麻痺してるとはどういうことかと聞いて来ます。
裁判官は被疑者を見るとき手錠をはめられた後なのに、その人を公平に見ようとしているというだけで麻痺していると深山は言うのです。
それを聞いて首を傾げます。さらに尾崎はなぜ時効が成立している事件にここまで真剣に取り組んでいるのか聞くのです。
深山は事実を知りたいだけだと言います。そしておやすみと言って去って行きます。
翌日、佐田の家に班目がやって来て、家族に金沢の最高級旅館のチケットを渡します。
佐田の娘は深山の事件の遺留品と同じものを持っているのです。
尾崎は被害者の妹に話を聞きに行きます。
妹は事件の数ヶ月前から家に無言電話があったと言います。
妹は事件の後に警察に言ったと言います。
三宅宏之(小倉一郎)と言う巡査部長に言ったと言うので、二人は三宅巡査部長に会いに行きます。
深山は三宅を知っていたようで、三宅もあの時の少年かと思い出します。
深山は誰かに付きまとわれていたと言う情報はどうして当時の捜査記録に残っていなかったのか聞くと知らないと言います。
三宅はなぜ26年前のことを聞いてるのかと聞いたので、深山は遺留品が見つかったと言って遺留品を見せます。すると三宅は何かを思い出したような顔をしますが、何もなかったような顔をします。
それを見た深山の顔が変わります。その後深山は丸山に第一発見者が誰なのか調べてもらうよう電話をします。
宿に戻ると佐田がやって来ます。
佐田は遺留品を見て娘が持っていたことを思い出すのです。
佐田の娘が旅館にやって来て、遺留品と同じお守りは彼氏にもらったと縁結びのお守りだと言います。
信州の正妻山の山頂にあると教えてくれます。
同じ頃に落合が遺留品の情報を突き止めたと佐田にかけて来ます。
そして丸山も電話をして来ます。
丸山は第一発見者は派出所の三宅と小倉だと言います。
尾崎は第一発見者は誰かなんて関係ないでしょと言いますが、深山は犯人が警察官だったら、その証拠は除外されるだろうと言うのです。
明石は透明人間の正体は警察官だったのかと言うのです。
三宅が遺留品を見たときに動揺したから怪しいと言うのです。
深山は遺留品が本当に正妻山にあるか確かめに行くと言います。
深山と佐田と尾崎と明石は山に登る前に入山記録をつけます。
そして頂上まで登ると遺留品と同じお守りがありました。
佐田は娘が彼氏と別れるようお願いをし、明石は弁護士に受かるお守りを買い漁ります。
深山はその足で入山記録を調べたいからすぐに降りたいと言います。
丸山がさらに調べていると何かを見つけたような顔をします。
班目は大友と面識があるようです。
班目は深山が金沢に行っていると言います。班目は大友に深山が何かを掴んだとしても誰の邪魔も入ってはいけないと訴えます。大友は大介の事件の担当検事だったようです。
4人は5年分の入山記録を確認して三宅の名前がないか確認しますが、どこにも三宅の名前はありません。佐田はもう一周すると言い、もう一度確認し出します。
4人が探していると深山が見つけたと言います。
美里さんにつきまとっていた透明人間。
深山は急に走り出し、野菜が置かれているところへ行きます。
そして透明人間とうめえインゲン、きゅうり走り出してトマトったでしょ、ナス術なしと言います。
翌日深山と佐田と尾崎が大友に会いに行きます。
遺留品は被害者のものでも大介のものでもないと言います。
深山は大友に傘についた指紋は誰のものだったかと聞きますが大友は大介と美里のものしかなかったと言います。それを聞いて深山はおかしいなと言います。
僕の調べた限りでは第一発見者である警察官のものがついていたとありましたと言います。
重責を深く自覚し公平誠実に熱意に職務に取り組む人に聞いたと言うのです。
その警察官の指紋は証拠から除外したかと畳み掛けます。
大友は誤って触れてついた指紋を証拠として採用していたらきりがないと返します。
それを聞いた深山は誤って証拠に触るほどドジな警察がきりがないほどいるんですかと返します。
警察官の指紋があったかどうかの確認ですと追求しますが、大友は全て覚えていないと言います。
そして深山は美里は誰かにしつこく付きまとわれていたのは知っているかと聞きます。
大友はとぼけます。
深山はコンビニに会いたくない人物が居たんだと思うと言うと、大友は客がいなかったと言う証言が上がっているはずだがと返します。
尾崎はすかさず検察に有利な証言は覚えているんですねと嫌味を言います。
深山は客は誰もいなかったが、巡回中の警察官がいたんですと言います。
コンビニの店長は警察官は無関係だと思って誰もいなかったと言ったと証言したのです。
美里はその警察官と顔を合わせたくなかったからコンビニに入らなかったのではないかと思いますと深山が言うと、大友は憶測だと言います。
そして深山は遺留品が誰のものか調べるために入山記録を調べたと言います。
入山記録には第一発見者の三宅さんともう一人の警察官小倉という男の名前があったのです。
それを三宅に聞くと三宅は小倉が遺留品と同じお守りを持っていたと言います。
そして小倉が美里につきまとっていたことも知っていたと言うのです。
また小倉が大介の傘に触れたことも知っていたのです。そして小倉のことも怪しいと思っていたのです。
三宅は傘には小倉の指紋が二箇所にあったと言います。小倉は一回しか触れていないのに二箇所あり理解に苦しんだようです。
三宅は大介が起訴されてから小倉を怪しいと思い始めたと言います。
以前から好きだと言っていた小倉が一切その女性のことを口にしなくなったからです。
三宅は上司にそのことを相談したそうです。
上司はわかったと言ったまま再調査をすることはなかったと言うのです。
すでに起訴され、レールに乗っていたからだそうです。
(回想)
大友は三宅に君は100%小倉が黒だと言う証拠を持っているのか?もしそうじゃなければ警察検察を揺るがす大事件になるぞと脅します。
またもし私たちが間違えているとすればそれを判断するのは裁判官だと責任逃れをするようなことも言います。
そしてこの事実は表に出ることがなく大介は有罪判決に至りました。
コンビニから去る美里を見つけた小倉は追いかけて、森で縁結びのお守りだと言って渡しますが、美里は断って逃げます。それでも追いかけてくる小倉を美里は傘で抵抗します。カッとなった小倉は首を絞めて殺害するのです。
小倉は傘を触ってしまったことを思い出し、わざと素手で掴んだのです。
(現在)
深山は大友に美里がコンビニに立ち寄らなかったこととつきまとわれていたという有利な証言を裁判に引き出さなかったのは検察の主張にボロが出ることを避けるためだったのではないかと訴えます。
それに対して大友は素晴らしい想像力だなとしらを切ります。
佐田は小倉は警察を辞めた後海外に移住したそうで、その期間は時効の適用外だと言います。
必ず小倉を探して、当時の捜査がいかに杜撰だったか証明すると言います。
佐田は深山が犯罪者の家族として苦しんできたその責任を大友にとってもらいたいと訴えるのです。
しかし大友は小倉はすでに亡くなっていると言います。外務省の情報だから確かだと言います。
残念だったなと大友が言うと、残念ではありません。僕はただ事実が知りたかっただけですと言って大友の前に立ち、深山は「小倉さんのことを調べていたんですね。どうしてですか?」と聞きます。
大友は何も答えません。
深山は部屋から出て行きます。
佐田は「大友さん、あなたにとって深山の父親はなんだったのでしょう。なぜ深山の父親を犯人にしなければならなかったのでしょう。一層のこと個人的な恨みがあったからだと言われた方がまだ深山は納得できたかもしれません。検察は最後に裁くのは裁判官だと言う。裁判官は検察が上げてきた証拠だと言って判決を下す。そして我々弁護士は時に依頼人の利益を優先して、打算的になることがある・裁かれる人の人生には誰も責任を負おうとしない。裁判とは一体誰のためにあるんでしょうね」と言って出て行きます。
それに続いて尾崎も出て行きます。
丸山は真犯人がわかっても現在の司法システムでは大介を救うことができないと言います。
そんな丸山に深山は今回の件で丸山に見えない力が働いたら申し訳ないと言います。
丸山は自分の信念に従っただけだから、もしそうなっても悔いはないと言うのです。
そして丸山はこの大きな過ちに対し、事件に携わった裁判官、検察官は誰も君に謝らないだろう。同じ立場の人間としてせめてもの償いにと言って頭を下げるのです。
美里の妹は三宅さんに手紙をもらわなければ大介のことをずっと誤解したままだったと深山に詫びます。
深山は謝らないで下さいと言って美里さんの写真を見ます。
班目は無実を証明できないと言います。深山は無実を証明できても父親は帰ってこない。だから事実が見えただけでもよかったと言います。
大友は辞職をしたようです。
尾崎は麻痺してんのかなと言って弁護士バッチを服につけ立ち上がります。
班目に判を押して契約書を渡す尾崎。
3話に続きます。
2話感想
裁判は真実を確認する場であるのに、様々な人の嘘や思惑が交差し、そこでも真実が見極められないことがあるかもしれないということにとても腹が立ちます。無実の人が罪に罰せられ、その人生を棒にする。そしてその家族も不幸になるとすれば本当にあってはならないことです。
もう少し裁判や法律をきちんと考えなくてはならないのではないかと思いました。
2話ダジャレ
いただきマツコデラックス
(いただきマングースではなくなったようです)
透明人間とうめえインゲン
きゅうり走り出してトマトったでしょ
ナス術なし