ついに、BG〜身辺警護人〜が始まりました!
BG〜身辺警護人〜はどんなドラマなのでしょうか。
概要
1話ネタバレ
2012年、島崎章(木村拓哉)が河野 純也(満島真之介)を連れて空港へ向かいます。
河野はサッカー日本代表だそうです。
島崎はファンから飛んできた卵もキャッチします。釘が落ちても反応します。
2018年、島崎は警備員になっていました。6年も警備員をしているそうです。
なかなか止まらない車には警視庁の落合 義明(江口洋介)が乗っていました。
その後ろから政治家の立原 愛子(石田ゆり子)が乗った車が来ます。
工事中でしたが、島崎は通してしまいます。
その後、一般人が苦情を言いますが謝ることしかできません。
翌日、島崎は怒られるのかと思いましたが、その件ではなく、ボディーガードが発足されるとのことで、警護の経験者である
島崎にそこへ所属してほしいというのです。
しかし島崎は6年前に何かミスをしたそうです。
警護をしていた人はミスを犯しては二度と現場に復帰してはいけません。しかし上司は黙っていればいいというのです。
上司は車椅子姿でした。そんな上司から君は元に戻れると言われ、その職を受けることに決意します。
(島崎は初心者として入職します。)
島崎は翌日からトレーニングを開始します。
すでに各部署から人材はピックアップされていました。
沢口 正太郎(間宮祥太朗)や高梨 雅也(斎藤工)、菅沼 まゆ(菜々緒)、村田吾郎(上川隆也)がその一員です。
良いチームになる事が期待されます。島崎は4人と一緒に訓練をしています。
沢口はちょっと弱いようです。高梨はかなり強いようです。島崎も負けていません。それを見た菅沼 は驚きを隠せないようです。
落合が狙撃訓練をしています。氷川 修(宇梶剛士)がやって来て立原に贈り物が来たと言います。
立原は元女子アナのようです。厳重に注意されて開けられたところ、中身は乾電池でした。
しかし袋にはイタズラのような「慢心は人間の最大の敵」とシェークスピアの言葉が使われた脅迫文が入っていました。
立原は隅田川マラソンでスターターをする自分を狙うということかもしれないと言い出します。
落合はスターターの仕事を辞退するよう要求しますが、立原は脅迫になんて屈したくないと言います。
落合は警護にあたることにします。
島崎の家には子どもがいました。島崎の離婚した妻の子どものようです。
息子は元妻は新しい旦那と暮らしていて邪魔をしたくないと言います。
職場には変な女性がいました。
みんなにかっこいいと言います。その人は保険会社の人です。
村田は課長のようです。
保険会社の人はすぐに追い出されてしまいます。
村田は皆に初めての依頼が来たと言います。
立原の脅迫状のニュースを見せられます。
失業者には自己責任があると失言した立原はその失言が原因で脅迫状が届いたと言われています。
犬飼 悟(勝地涼)は立原に特別扱いされ、車に乗せられます。
立原は犬飼を信じているようです。犬飼に立原は辞任の意思はないと言います。
島崎たちの依頼人は大久保 佐助(伊武雅刀)です。表彰式の警護を頼まれたようです。
大久保は主催者で立原が狙われると巻き添いを喰らうかもと心配しているのです。
高梨が今回は担当するそうです。島崎は高梨をサポートするよう指示されます。
二人は大久保の元へ向かい打ち合わせをします。
立原と大久保の席は離れていましたが、心配のようです。大久保は絶対に死にたくない、私のために死んでくれと言います。
島崎は絶対に死にたくないなら、スタジアムに行かない策はないかと言いますが、大久保は新商品をPRするから絶対に行くんだと言います。
隅田川マラソンは社員全員にとっての心の支えだそうです。
島崎はクライアントを守るんだったら死んではいけないと言います。
高梨は依頼人のためなら死ねると言います。意見が食い違うのです。
高梨は島崎がただ怖いだけだと思っているのです。
高梨は向いてないから、あなたは黙っててくれと島崎に言います。
すると、島崎は君こそ向いてない、怖くない人と組むのが怖いと言います。
島崎が警視庁へ向かうと落合がいました。島崎が持って来た計画書にケチをつけて来ます。
落合は「あなた方に丸腰だという自覚があるか」と聞いてきます。民間警護は町の用心棒レベルだと言うのです。
島崎はスタジアムの下見に向かいます。
島崎は本番のイメージトレーニングをするのです。
構図の長さを確認したり、あらゆる攻撃のシミュレーションをしています。
爆発が起きたら、エレベータが止まるかもしれないなどと考えたりしています。
その夜、島崎は村田と飲みに行きました。高梨から身辺警護課を辞めたいと言われたと言うのです。
だから今回はBGは島崎にやってくれと言うのです。
高梨は元自衛官だそうで、ボディガードは派手でかっこいいように見えるけれどもそうではないと思ったのかもしれないと言うのです。
で、島崎は元何か聞かれます。村田は元警察官だそうです。
島崎はよその警備会社でガードマンをしていたと嘘をつきます。
しかし、村田は疑っているようです。肝が座っているからだそうです。
当日、高梨はいません。島崎が指揮をとっています。沢口は本当に襲ってくる人なんていないと油断しているようなので、村田に注意されます。
大会は始まりました。犬飼も取材に来ています。
大久保がやって来ました。大久保は随時ビビっています。
沢口が島崎をサポートするようです。島崎は大久保の命は何があっても守ると言います。
席には落合もやって来ます。落合は村田と面識があるようです。村田は相当優秀なSPだったようです。
島崎は犬飼という男を警戒しています。
そこへ高梨から電話が来ます。犬飼が配信したニュース記事に立原は嘘つきだという書き込みがあったと伝えて来ます。
立原がスピーチをはじめました。立原は誤解を与えるような発言をしたことを詫びます。
マラソンはスタートしました。
大久保は競技場にいましたが、席に戻ります。
次の瞬間爆発が起きました。スタジアムの席の右奥からです。観客は一斉に逃げ出します。
現場は騒然としています。大久保は慌てていますが、島崎は冷静です。立原はSPを振り払って何処かへ行ってしまいます。
島崎は他に爆発物が無いか調べに行くと行って、立原を追いました。立原を見つけると、島崎は立原の服装が変だというのです。脅迫されている人の服装とは思えないと。
そこに犬飼がやって来ます。入って来た時はリュックを持っていたのに犬飼が持っていないので、怪しいと思っていたと言います。しかし犬飼はインタビューをするだけだと言うのです。
犬飼は立原は脅迫状を描いた人物を知ってるはずだと言います。
立原に歩み寄る犬飼を必死で止める島崎。しかしそれを振り払って犬飼は強引に立原へ近づこうとします。
犬飼はとても強いみたいです。
そこへ落合がやって来ます。銃口を向けると、犬飼はナイフを取り出し立原を人質に取ります。
犬飼は脅迫は立原の自作自演だというのです。
立原は脅迫に屈しない大臣を演じるために今回の自作自演をしたと言います。
犬飼はだから本当にテロを起こしてやったのだというのです。
そして犬飼は立原を大臣にしたのは自分だと言います。
島崎はよっぽど期待してたんだねと言いながら落合にサインを出します。そして合図を出すと壊れた椅子の部品を取って、確保に向かいます。
その合図に従い落合も加勢します。
立ち去ろうとする島崎に落合が民間が身辺警護をするのは反対だと言います。用心棒が活躍するところではないんだと言うのです。
そんな落合へ島崎は用心棒は敵から身を守るために用事する棒のことを言うと言います。。
あなた方が拳銃を出さなければ、犬飼はナイフを出さなかったんじゃないかと批判します。
丸腰だから守れるものがあるんじゃないかと言うのです。
落合は民間はいいですね。好きなことが言えてと返します。すると島崎はすみません、生意気なことを言ってと言います。
後日、大久保は初めて大会のスポンサーになったときのことを思い出したと言って、自社のカップ麺を差し入れに持って来ます。
島崎は高梨へ嘘つきの書き込みがあったことを教えてもらったことにお礼を言います。
しかし高梨は辞めたのはあなたと組みたくなかったからですと言うのです。
高梨は島崎が元SPだったことを突き止めたようです。
島崎は大久保からもらったラーメンを以前の警備員の同僚へ差し入れに持って来ます。
2話へ続きます。
高梨
高梨が早々に離脱してしまい、来週の公式あらすじにも出て来ません。これだけのビッグネームなのにどうなるのでしょうか。
島崎が嫌いだから仕事を辞めたと言っており、高梨は島崎の過去を知っています。
これから、キャストを続けるのであれば、また戻ってくることになるのですが、今のところはいつから戻るのかわかりません。
この異例とも言える展開ですが、今後どうなっていくのか注目です。
1話感想
全体的にはとても魅力的なドラマとなっており、視聴率も15.7%とと高い評価となりました。しかし島崎をとてもいい人に描くために、最後にカップ麺を元同僚に渡しに行く演出があり、古臭い印象を感じました。わざわざカップ麺を元同僚に差し入れにいく描写を描く必要もなく、あの描写をすることでかっこいい、いいやつだという印象を描くのもとてもダサいことに脚本家も演出家も気づいていないことをとても残念に思いました。キムタクのドラマとなると若者も見にくるので、従来のようなテレ朝のファンへの演出では客が逃げる可能性もあるので、あえて最後に行う演出ではなかったと思います。あれなら普通に子どもと一緒にカップ麺を食べる優しいけれど、不器用な父親を描いた方がよかったのです。子どもも自分でピザを食べるという年齢ではないだろうとツッコミたくなりました。もし高校生や大学生くらいの年齢なら普通ですが、小学生か中学生なら親父の帰りを待つだろうと思ったのです。かなり待ったのに、夕食がカップ麺という展開の方がリアルだし、島崎の新たな一面を描く描写にもなったはずです。
それにしてもキムタクの演技力は素晴らしいですね。しかし、その素晴らしさがあるのに、いい人すぎる人を演じるのはちょっと惜しい気がします。落合も性格の悪いやつなのかいいやつなのかわからないので、犬飼を確保した後は、少しでも島崎を認めるような会話があってもよかったのではないかと思いました。変に落合を身辺警護人を見下す設定もそれに対して用心棒の本当の意味を提示する返しも、必要?と疑問に思う現代人が多いのではないかと思ったのです。今時そんな人いないだろうと思ってしまう違和感があるので、辞めてほしかったなと思います。
ベテラン人気脚本家の作品なので期待しましたが、そういう細かいところでの設定ミスが残念なところであります。
2話ネタバレ
19時30分
島崎が亜佐美(大塚寧々)と一緒にエレベータに乗っています。
靴を脱いで泣き出す亜佐美。
そんな亜佐美に島崎が裸足では帰れませんと言います。
7時52分
玄関で島崎が靴を磨いています。靴磨きが終わると、息子の瞬が脱いだ靴を靴箱にしまいます。
リビングへ行き、脱いだ靴は片付けるよう瞬を叱ります。
無視してテレビを見続ける瞬に苛立ち、島崎はテレビを消そうとします。
すると瞬はしおりちゃんを見ないと目が覚めないと言って抵抗します。
島崎は年上すぎるんじゃないのとテレビを見ながら言います。
島崎が掃除をしてうるさいので、瞬は家出でもするのか?と茶化します。
島崎はちゃんと掃除しないとGが出るぞと言って顔を壊します。
瞬は真顔でGって何?と聞きます。島崎は怒ったようにゴキブリだろと言います。
そしてスーツをピチッと着て、何か拳術の型のような動きをします。
それを不思議そうに見る瞬は島崎が振り返ると見ていなかったようなフリをします。
事務所では死刑判決を受けた被告人が二審で無罪になるニュースが流れています。
被告が二人の命を奪っているのは事実であるにも関わらず、無罪となったのが問題のようで、その怒りの矛先は人権派である裁判官の行永辰夫(田中哲司)に向けられています。
村田はテレビを止めるように言って「今回の依頼人です」と言って、話し始めます。
その日、辰夫宅の前に何者かが火を放ちました。
家の前に止めてあった自転車が燃えています。
警察は判決結果への強迫行為と見て捜査を進めるようです。
それを受け辰夫にはSPがつく事になったのですが、妻の亜佐美は警護対象から省かれたので、島崎らに依頼がきたと言います。
皆社会からの反感を予想してか愚痴を口にしますが、今回の依頼のリスクはレベル3ということで特別手当が付くそうです。
それを聞いて顔色を変える菅沼はやりますと勢いよく手を挙げます。
補佐役として島崎に指示が下ります。
素人だと思ってる菅沼と沢口は心配しますが、島崎はやる気満々です。
高梨は島崎が隠していた過去を調べあげていました。そして記事を睨みつけます。
島崎と菅沼は行永宅へ向かいます。家には落合の姿もあります。
島崎は気まづそうに落合に挨拶をします。
二人は亜佐美へ紹介されますが、亜佐美はいいのにと不満そうに言います。
亜佐美はボディガードは必要ないと言っています。狙われているのは主人なのだからと。
辰夫が狙われているので、亜佐美にも危険が及ぶ可能性は十分にあると菅沼はなだめます。
辰夫は今回の被害について話し始めます。報道の後、無罪にするなと言った声が多く寄せられているというのです。
裁判官の自宅の住所は知られていない点について島崎は疑問を抱きます。
島崎がしつこく質問していると落合が邪魔をしてきます。
ボディガードは武器を持ってないから、何かあったら警察に助けを求めるよう注意してきます。
それを聞いた亜佐美は心配そうな顔をします。菅沼はその分厳しい訓練を受けているから大丈夫だとなだめます。
しかし亜佐美は一般人ってことかと食いついてきます。
じゃあ何で守るの?と失礼なことを聞いてきます。
それを聞いて菅沼と島崎の顔が曇ります。
辰夫は仕事に出かけるようで、玄関先で、片時も離れずどこまでも付き添ってくれと頼みます。
島崎はその言葉を繰り返すのです。
辰夫が出かけると外には怪しい人影が映ります。
家ではカーテンを閉めたり、刃物を見えないところにしまったりと作業がされています。
亜佐美がまたボディガードにケチをつけ始めます。
菅沼はアメリカでは大統領夫人にシークレットサービスが常時ついているが、日本で総理夫人にSPがついているわけではないと言います。
亜佐美は菅沼の話を話半分に聞くと、二人に家事を手伝うよう言います。
島崎は怪訝そうな顔をしますが、引き受けます。それを見て菅沼は嘘でしょうとこぼしてしまいます。
島崎は様々な場所を見ながらせっせと掃除をしています。
そしてゴミ捨て場で住宅情報の広告を見て何かに気づいたような表情をします。
言われた家事が終わったので亜佐美へ報告に行くと次の家事を指示されます。
亜佐美は買い物に行くからと言うのです。
亜佐美は気分転換をしたいと言うのです。島崎は外出するなら着いていくと支度をします。
それを見て亜佐美は嫌そうな顔をするのです。
辰夫が裁判所へ着くといきなり女性がスカーフを持って襲いかかってきます。
女性はあんたに裁く権利なんてないと叫びます。
辰夫は凍ったような顔でそれを見つめています。
亜佐美はショッピングをしています。高そうな靴を買うと言うのです。
駐車場で車に乗ろうとしていると怪しい人影に島崎が気づきます。島崎は菅沼に乗ってロックするよう指示します。
子どもがかくれんぼをしていただけのようで、車に帰ると亜佐美に嫌味を言われます。
さらに亜佐美は次の行き先を指定してきます。菅沼は不満を口に出しますが、島崎は指示に従います。
駐車場にはやはり怪しい人影がいました。
辰夫にスカーフを持って殴りかかろうとした女性は被害者の母親だったと落合が報告しています。
彼女はその日に飛行機で東京へ来たので、犯人ではないと判断されました。
辰夫が席を立つと立原が連絡をして来ます。私の警護をしてほしいと言うのです。
立原には専属のSPがついているのだが、あまり気に入らないようです。
というより、落合に好意を抱いているようで、世間話をしてくるのです。
落合はそれを鬱陶しく思いつつも優しく対応するのです。
亜佐美は美容院へ向かいます。
菅沼は亜佐美に振り回されていることに不満を抱き、島崎にインカムで愚痴をこぼし始めます。
島崎はそれをなだめつつ、亜佐美は本当に髪を切りたかったと思うか聞きます。
島崎は買い物も美容室も言い訳で、他に目的があるのではないかと言うのです。
高田は違う部署で勤めている高梨を訪ねます。
高田は諦めきれず、高梨を口説きにきたのだが、やはり高梨は断ります。
しかし高梨は理由を伝えていないようです。
美容院の外では菅沼が寒いのを我慢しながら、他の目的について議論しています。
島崎はその目的については何なのかわからないと言います。話が終わって菅沼が店内を確認すると亜佐美の姿は消えていました。
亜佐美は別の扉から出てきます。そして逃げようとするのですが、島崎が見つけて声をかけます。
亜佐美はびっくりした表情をします。
流石に菅沼の口調も激しくなります。亜佐美はお茶でも飲んでいるかと思ったと言い訳をします。
島崎はトイレが近くなるためお茶を飲まないと言います。
それを聞いて大変だねと言いますが、裁判官よりはましだと言うのです。
菅沼が裁判官は立派な仕事だと言うが、亜佐美は裁判官なんて窮屈な仕事だと言います。
案件がないときは家でずっと調べ物をしているのだそうで、辰夫はイケメンじゃないので窮屈だというのです。
歩き始めた亜佐美は人に会いたいから1時間だけ一人にするようお願いしてきます。
島崎が誰とか聞くと亜佐美は困った顔をします。
亜佐美はカフェで信用できないから言えないと言います。
菅沼がどうしても言えない人なんですか?と質問すると亜佐美は怪しい人ではない。相手は営業マンだと言います。
亜佐美は引っ越し先を探しているだけでその相談相手だと言います。三上(石黒英雄)という営業マンには妻子がいると言います。
亜佐美は恋をしている表情で三上と話しています。
それを見ながら菅沼がまた不満を言っています。
しかし島崎は違うところに関心があるようです。亜佐美は美容院へ行く際に持っていた靴を持っていないのです。
菅沼が亜佐美を見るとさっきまで嬉しそうに話していた亜佐美が悲しそうな顔をしています。
そして三上は立ち去るのです。
亜佐美は次の場所をしていきます。島崎は指示に従いますが、浮かない顔をしている亜佐美になんでも言うよう優しい声をかけます。
島崎は三上とトラブルがあったのであれば言ってほしいと言います。
亜佐美はとっても嫌そうにその話をしたくないと言います。
しかし、島崎はしつこく嗅ぎまわるのです。
島崎は燃やされたのは奥さんの自転車だと言います。
だから気になるようです。しかし島崎があまりにもしつこいので、亜佐美が本気でキレてしまいます。顔も見たくないから帰れというのです。
後日、島崎が行永宅を訪れ、辰夫と話をさせてほしいと言いにきますが、落合がダメだと言います。
しかし辰夫が出てきてそれを承諾します。
亜佐美には菅沼と沢口がついています。
やってきた沢口を亜佐美が信頼できそうだと褒めます。
島崎は辰夫に謝罪をします。
辰夫は島崎に何があったのかを聞きます。二人で部屋に入っていき、部屋では音楽が流されます。
島崎は狙われているのは辰夫ではなく亜佐美ではないかと聞きます。
辰夫はそれはないと言います。交際範囲も少ないし、恨まれるようなことはしてないはずだと。
それとも何か証拠でもあったのかと聞いてきます。
島崎はないと言って、謝罪します。
立ち去ろうとする島崎に辰夫は相手は何歳くらいだったか聞いてきます。
辰夫も亜佐美が知らない男と会っていたことに気づいていたというのです。なんでもいいから全て話せと言ってきます。
島崎は辰夫は不倫を突き止めるために雇ったのではないかと聞きます。
辰夫は違うと言いますが、島崎は引き下がりません。
辰夫は裁判官には私生活にも厳しい判断が下されると言います。なぜなら私生活に問題がある裁判官には事件を正当に判断する判断能力がないからだと言います。
だから裁判官は妻の素行調査を探偵に頼むことができないのだと言うのです。
それを聞いて島崎は嫉妬からではなく、裁判官として不倫を嘆いていると揶揄します。
辰夫は裁判官が妻の不倫にダメージを受けているようでは仕事が務まらないと言うのです。
亜佐美が会っていたのは三上という若いイケメンだと言います。
島崎は朝ゴミ置場に捨ててあった住宅情報の広告を見せます。そこには三上という名前が書かれています。
辰夫はその名前に見覚えがあるというのです。
島崎は今回の裁判の関係者ではないかと聞きます。
そうだとすると大変なことになります。場合によっては判決日の延期も検討しなければならないというのです。
辰夫は午後7時までに亜佐美を連れて帰るように指示されます。
島崎は承知したと言います。しかし辰夫は警察には言わないよう言います。警察に言えば騒ぎになるかもしれないからです。
島崎が高田へ連絡すると高田はすぐに警察に調べる必要があると言います。
しかし島崎はクライアントは辰夫であり、密告はクライアントを裏切ることになると言うのです。
17時半
亜佐美が突然腹痛を訴え、倒れます。そこへ警備員がやってきて、菅沼と沢口の身元を聞いてきます。すかさず身元の対応をしますが、その隙に亜佐美が逃げてしまいます。
二人は必死で探しますが見つかりません。
そこへ島崎がやってきます。
落合は辰夫に亜佐美に何かあったかを尋ねてきます。落合がしつこく聞いても辰夫は何もないと言います。
現場では亜佐美が見つからず三人が焦っています。
菅沼は今回の件については自分が責任を取ると言いますが、島崎は責任は取れないと言うのです。ボディガードは一度失敗したら業界から締め出しを食らうのです。
しかしまだ時間があるから大丈夫だとチームを鼓舞します。
高田が調べた三上についての情報が届きます。三上には妻子はいませんでした。
美容院に向かう島崎を三上が見張っています。
美容院の上には個室が並んだ施設がありました。
その一部屋に鍵がかかっていない個室があります。
島崎がノックをして亜佐美を呼ぶと亜佐美が首だと言ったと言います。
島崎は辰夫から守れと言われたと言います。
亜佐美はなぜここがわかったのか聞きます。
島崎は消えた靴についてと、家には高価な靴が一足もなかったことを指摘します。
島崎の連絡を受け菅沼と沢口が雄叫びをあげます!
高田も安堵した表情です。
亜佐美はここは辰夫に内緒で借りていると言います。
一人でぼんやりしたいときにここへ来ると言うのです。
島崎は辰夫が言っていた家族も問題犯してはいけないという言葉について話し始めます。
亜佐美は近所の悪口を言うななどたくさん注意されているとボヤきます。
出前もとるな、贅沢な生活をするななど私生活のことまで事細かく注意されているのです。
島崎もそれには同情します。
亜佐美でも夫は批判されても愚痴一つ言わないと言います。
私は夫のように立派な人間ではない。逃げ場が欲しくてと言うのです。
その個室は三上が紹介してくれたと言います。島崎は帰ろうと言いますが、亜佐美は帰れないと言います。
外では三上がビルの鍵を閉めてしまっています。
高田が連絡を待っていると高梨がやってきます。高梨は辞めた理由を言いにきたと言いますが、トラブルがあったことを察します。
高田が警察に今回の件を言うべきか決めかねていると言うと高梨は島崎の不満を言い始めます。そして課長は島崎に振り回されるべきではないと言うのです。
家では亜佐美の帰りを辰夫が待っています。
時間は19時20分です。
自宅にいる落合の元に高田がやってきます。
高田は辰夫へ今の状況を伝えます。
遅くなっているが亜佐美の居場所はわかっていると。
高田は放火をしたのは三上だと言います。
三上は一年前に判事が判決をしたストーカー事件の被害者家族だそうです。
かつての交際相手が引っ越し先を調べ尋ねてきたというもので判例に鑑みて執行猶予判決を言いましたと言います。
被害者は大谷かなこだったと言います。
その大谷かなこさんはストーカーからの恐怖で判決ごに自殺したと言うのです。
その結婚した相手が三上です。
過去の判決への逆恨みだったのです。三上はカフェで亜佐美の自転車に火を点けたのが自分だと自白したそうです。
亜佐美は窮屈な生活の象徴がママチャリだと三上に愚痴っていたそうです。
亜佐美は自転車を燃やしたのは三上だとわかっていました。しかしそれについて旦那に言うのが怖かったのです。であれば帰れるから大丈夫だと島崎は言います。
そして三上の素性を話します。島崎は履き慣れない靴を履く亜佐美を抱っこしてエレベータに向かいます。亜佐美は恥ずかしがりますが、島崎は気にしません。
二人はエレベータに乗りましたが、エレベータは途中で止まってしまいます。
エレベータには三上の声が響きます。このエレベータの行き先はこちらで決めます。
三上「悪いけど亜佐美さん死んでもらいますね。」
島崎「奥様には関係ないでしょ!」
三上「関係ありますよ!僕の妻は死んだんだから!」
島崎「開けてください。あなたが犯罪者になるんですよ!」
三上「どうしても確かめたいんです。妻が死んでも裁判官は冷静に判決を下せるのか」
エレベータは急降下を始めます。
菅沼と沢口がビルのドア前にやってきます。
19時半
亜佐美「もうおしまい。こんな靴買ったバチがあったのよ」
亜佐美は靴を放り投げます。
島崎は裸足では帰れないと言ってなだめます。
それを聞いて亜佐美が靴を履くのです。
エレベータは地下一階に到着しました。扉が開いても誰もいません。ドアが閉まろうとしましたが、三上が金槌を持ってやってきます。
三上「邪魔するな」
島崎「しますよ。ボディガードですから」
三上「どけよ。かなこは死んだんだ。もう戻ってこないんだ」
島崎は冷静にエレベータの入り口へ亜佐美を誘導して外へ逃がします。
中には島崎と三上が残されます。島崎は三上の腕を完全に封鎖しています。
島崎はとてつもなく強いようですが、三上は金槌を両手に持っており、有利なのは三上です。
島崎はまず柔道の寝技をかまし、一方の手から金槌をもぎ取ります。
続いて思いっきり振りかぶった三上の金槌をよけ、エレベータに突き刺し、三上を取り押さえます。
柔道の寝技で完全に固められた三上は動けなくなるのです。
三上はかなこと言います。島崎は一旦躊躇しますが、強く三上を締め付けるのです。
エレベータが非常用に動き出し1階へ上がります。扉が開くとそこには大勢の警察官がいました。
亜佐美は菅沼と沢口によって救助されました。
三上はかなこと泣き叫びながら連行されていきます。
島崎はその人も被害者なんだよと小さく言います。
エレベータには亜佐美の靴が片方落ちていました。
亜佐美は無事自宅に送り届けられました。
面目無い顔をしている亜佐美の背中をそっと島崎が押します。
菅沼「ご主人心配しておられましたよ」
亜佐美は逃げるように廊下へ隠れてしまいます。
亜佐美「どんな顔をしていいかわからない」
島崎「そのまま」
亜佐美「無責任なこと言わないでよ。私騙されてバカなことしてたのよ」
島崎「ええ、でも奥様もご主人のバカなとこ見たかったんじゃないんですか?」
落合が影で不服そうな顔をしています。
落合「大したものですね。武器を持った男を素手で取り押さえたと聞きました。さすが丸腰でも自信があるとおっしゃっただけのことはありますね」
島崎「いえ、必死で」
落合は尊敬すると言います。買い物から密会まで付き合い、殺されかけた挙句夫婦関係の相談にまで乗るとは。
そんな落合に島崎はボディガードはサービス業なので、クライアントの要求に乗るのも一つの仕事です。
落合「あなたはクライアントに死ねと言われたら死ぬんですか」
島崎「窮屈じゃないですか」
落合「命令に盲目的に従う、その先には危険しかない。考えを改めていただきたい」
そこへ菅沼と沢口が変な顔をして出てきます。
そして辰夫が言います。心が乱れることがないんて嘘です。
亜佐美「ごめんなさい」
辰夫「いや、私のようなものが人を裁いていいのかな」
亜佐美「あなたは間違えてない。私が知ってる。見て買ったの」
辰夫「よくわからないが、かっこいいな」
亜佐美「下手ね。褒め方」
二人は抱き合って泣きます。
事務所では高田がもうちょっと臨機応変にやらないと毎回怪我と一緒にご帰還ということになるよと言います。
怪我だけならいいが!と
島崎はお疲れ様ですと言います。
高田は大きな声で高梨君が戻ることになりましたと言います。
島崎の帰路に立原がやってきます。
立原は島崎にプライベートな警護をお願いしたいと言うのです。
SPに知られずに会わなければいけない相手がいると。
島崎は警護の依頼は会社を通して欲しいと言って逃げます。
島崎は瞬の体に毛布をかけてあげます。
瞬は気持ち悪いことやめろよと言います。
島崎は風邪ひくぞと言います。瞬は別にいいよと言います。
島崎「朝色々片付けてたのはまたボディガードを始めたからなんだ。いつ死ぬかわからないから部屋だけは綺麗にしておかなきゃいけない。これ基本」
瞬「知ってたよ。とっくに。バレてないと思ってたの?」