【『グッド・ドクター』2話考察】高山先生は湊をどう思っているのか?

ドラマ

グッド・ドクターの2話も感動的でした。

腸が壊死した未熟児を救うことができましたが、里親に出すことになりました。

湊先生の知識が子どもを救い、子どもの未来を作ることができました。

しかしその未来は母親が望むものではありませんでした。

菅原唯菜さんの未来は恵まれるのか

瀬戸先生(上野樹里)が渡した「養育里親」母親という制度は、未熟児の唯菜さんを救うことになるのでしょうか。

何歳になるまで、子どもを預けるのかわかりません。

もの心がつくまでに迎え入れることができれば、彼女を救うことになるでしょう。

唯菜さんは高校卒業後、すぐに子どもを引き取りに行くのではないでしょうか。

瀬戸先生は唯菜さんに希望を与えたことは確かです。

しか引き取るのが遅ければ遅いほど、唯菜さんを苦しめることになるのではないでしょうか。

子どもを育てるにはお金がかかります。

親も説得しなければならないでしょう。

これから待ち受ける未来は苦しい現実になるかもしれません。

子どもを失って一生苦しむよりは、希望があったほうがよかったのではないかと思います。

子どもと一緒に暮らせる日が訪れるかもしれないと、必死に生きるのです。

唯菜さんは瀬戸先生に試練をもらったのかもしれません。

就職先を探し、この困難を乗り越えることができれば、彼女は立派に成長することができます。

きちんと育てることができれば、母親にも認められることになるかもしれません。

高山先生はどういう人なのか

高山先生は果たしてどういう人なのでしょうか。

湊先生にとても厳しく接しているように思います。

しかし患者さんには湊先生の活躍を漏らさず伝えていると思います。

1話で将輝くんのお母さんが、湊先生に感謝の気持ちを抱いたのは、高山先生のおかげかもしれません。

術後に湊先生のことを悪く言わなかったからではないでしょうか。

会議中に湊が手術の可能性を訴えた時も親身に湊の話を聞いていました。

唯菜さんの子どもを助けた責任も全て自分がとると高山先生は言いました。

しかし手術の前になると、港に厳しくあたります。

湊には手術は無理だと思っているのでしょうか。

厳しくすることが湊にとって意味のあることだと思っているのかもしれません。

高山先生は湊の敵ではないことは確かです。

今後高山先生が湊にどう接するのか、注目が必要です。

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壊死性腸炎

今回、唯菜さんの子どもが発症した病気は壊死性腸炎という症例です。

この病気は、妊娠週数が32週以下の早産児や生まれた赤ちゃんにおこる危険性が高い症例だそうです。

未熟児として生まれた赤ちゃんは腸の免疫や運動が未熟なため、腸の中で細菌が異常に増えてしまうことがあります。

そのため感染症になり、未熟な腸が壊死を引き起こしてしまうことがあるのです。

手術としては、壊死した部分を切除し、壊死していない部分同士をつなぐという処置をとります。

湊先生が、ガスがあると言ったのは、壊死していない部分があったということではないでしょうか。

正常な部分があるということは助かる可能性ができたということなのだと思います。

しかし唯菜さんの子どもはあまりにも未熟で手術の成功確率がとても低かったのです。

リスクが非常高いため、病院側は手術をしないという方針をとったようです。

湊先生のどうして救わないのですか?という言葉が胸に突き刺さります。

もしも失敗した時に訴えられる可能性があるのです。

それが怖くて手術は行いません。

湊の意見も病院側の意見も正しいでしょう。

医者は人を救う仕事ですが、全ての命を救うことはできないのです。

ですが、救おうと努力してほしい。

湊はそう言っているのではないでしょうか。

希望があるのであれば、その希望を追いたいのです。

湊の優しさ

唯菜さんが子どもと離れなければならないとなった時、湊は離れていても、唯菜さんが子どもの母親であることは変わらないと言いました。

どんなに離れていても、家族の絆を消すことはできないのです。

湊は赤ちゃんの目の前に唯菜さんの絵を張りました。

これで赤ちゃんは唯菜さんのことを忘れることはないのはないでしょうか。

赤ちゃんの胸に唯菜さんの顔が、深く刻み込まれることになるのです。

兄を亡くした湊は離れ離れになる辛さを一番よく知っています。

たとえ離れ離れになったとしても、兄の存在は湊の心に深く刻まれているのです。

兄の顔を思い出すことができるから、湊はいじめられても笑うことができるのではないでしょうか。