神木隆之介さんと佐藤健さん主演の映画『バクマン。』は、週刊少年ジャンプが掲げる「友情・努力・勝利」を描いた素晴らしい漫画です。
その三原則は読者に伝わっていることは言うまでもありませんが、私はこの映画を観て、とてつもない創作意欲、やる気をもらいました。
仲間で作り上げていくことの素晴らしさと面白さが詰まったこの映画はどうして、序盤から涙が出てくるのでしょう。
私たちが忘れていた何か、捨ててしまった大きな夢をもう一度思い出させてくれる、そんな映画です。
秋人とサイコー
秋人は文才はあるが、絵が下手でした。
サイコーこと真城最高は、漫画家・川口たろうを伯父に持つ才能溢れる高校生です。
二人はタッグを組み、高校生ながら週刊少年ジャンプの連載を勝ち取るという物語です。
この物語は私たちが忘れていた何かをもう一度呼び覚ましてくれる物語です。
秋人は自分には絵の才能がないけれど、漫画家になるという夢を諦めませんでした。
漫画家になったとしても、二人であれば、相当ヒットしなければ、生活に困るかもしれません。
それでも、自由な生活がしたいと思い、漫画家を目指そうとサイコーを説得するのです。
このままでは「半端な大学を出て、半端な会社に就職して、半端な人生を送ることになる」と言う言葉が心に刺さります。
みんなそれをわかってはいるけれど、大きな夢を目指して、失敗することが怖いのです。
二人は誰も認めていない、自分たちの才能と未来を賭けて、可能性が限りなくゼロに近い夢を目指して駆け抜けていきます。
下手でもいい
たとえ夢が叶わなくても、それを目指した時間に価値があるのではないでしょうか。
自分のやりたいことを諦めてしまっていたとしたら、それはとてももったいないことではないかと思いました。
もし一人では成し遂げられない夢があるとしたら、誰かと手を組めばいいのかもしれません。
一人ではできなかったことを、二人ならばできるかもしれません。
二人の夢が同じ方向を向いた時、それはとてつもないパワーになるかのではないでしょうか。
私はこの二人の活躍を見て、誰かとともに夢を追いかける楽しさを羨ましく思いました。
たとえ仕事にはできないとしても、 誰かと一緒に自分のやりたいことを一生懸命取り組むことはとても素敵なことなのではないでしょうか。
まとめ
この映画は忘れていた、とても大切なものを思い出させてくれた気がします。
私も諦めていた夢をもう一度始めてみようかと思います。
自分オリジナルの何かを、作ること、それを。