この世界はまだまだよくなるはずなのに、誰もよくしようとは思っていないのではないでしょうか。
この発展した日本でさえ、虚無感を感じている人が少なくないのではないでしょうか。
毎日仕事をして、限界まで働いて疲れているのに翌朝会社へ向かう。
そんな毎日に嫌気がさしている人は多いのではないでしょうか。
確かに江戸時代に生きた人よりは、現代に生きる私たちは生きやすくなっているかもしれません。
医学が発達し、病気になり苦しい思いをすることは少なくなっています。
しかし文明は発展していますが、逆に不幸になっていることもあります。
お金に支配されている人は、将来に不安を抱え、毎日職を失うことを想像して恐怖するのです。
それならば一層お金など無くなった方がいいのではないかと思い、ミニマニストになったり、移住し生活コストを抑える人もいるかもしれません。
文明が発達し、幸せになっているはずなのに、なんらかの精神疾患を患う人の数は増えているのです。
これは何故なのでしょうか。
社会はなぜ進歩してきたのか
私たちの文明は日々進化していますが、それはなんのためでしょうか。
文明が発展することで得られることは、便利さや苦痛を減らすこと、時間を短縮することかもしれません。
しかし、人は社会をよりよくしようとして、技術革新するわけではありません。
こんな研究をしたら、評価されるかもしれない。
それが生活をより便利にし、無駄を削減するかもしれない。
そういって、技術を発展させるのです。
しかしそこには、こうすれば人々がより幸せに暮らせるかもしれないと、考える人は少ないのではないでしょうか。
政治家や科学者はなんのために働いているのでしょうか。
自分の業績を評価してもらうためでしょうか。
自分が思い描いた未来を創造するためでしょうか。
それは果たして、よりよい社会の創造になるのでしょうか。
私は技術の進歩、文明の進歩が必ずしも、よりよい社会に繋がるものではないと思います。
どうすればよりよい社会を築けるか
人は人によって不幸に苛まれます(さいなまれます)。
人は人から影響を受けて、人生を左右されることがあるのです。
会社に行けば、会いたくない人もいるでしょう。
この人と話したら絶対に嫌な思いをするとわかっている人と、話さなければならない日もあるのです。
そんな日は、わざわざ不幸になるために、早起きをして、満員電車に揺られ、会社に向かうのです。
果たしてこれが幸せな社会と言えるのでしょうか。
私たちの文明は発展してきましたが、ストレスは増幅しているのです。
こういう意味ではテレワークはとても素晴らしい制度だと思います。
テレワークをすると、いちいち会社へ向かう必要もありませんし、嫌な人と会うこともないのです。
テレワークをすれば、いくらかストレスは軽減されるかもしれません。
テレワークを推奨している会社は良い企業と言えるのではないでしょうか。
世界でも有名な富豪たちは年金がわりに高齢者を支援すべき
ビル・ゲイツさんやウォーレン・バフェットさんなどの世界で名だたる富豪たちは、家族や親戚が一生暮らしていけるだけのお金を優に超えるくらいのお金を手にしています。
巨額のお金は一生のうちに消化することができないのです。
彼らの資産は後世の子孫たちに受け継がれるのでしょうが、その人たちが使っても使い切れないほどのお金を保有しています。
そのお金は黙っていてもどんどん増えていくかもしれません。
彼らの資産は無駄に保存され、生きないお金として滞留していく可能性があるのです。
しかしそんなお金が、貧しい高齢者のために使用されるとなると、様々な人を救うことができるかもしれません。
超が付くほどの富豪はビル・ゲイツさんやウォーレン・バフェットさんだけではなく、マーク・ザッカーバーグさん、ジェフ・ベゾスさんなど何人もいるのです。
その方々の資産を合わせたら、日本の年金問題を解消できるほどの資金があるかもしれません。
このように考えると、超が付くほどの大富豪たちは、自分の資産をより活きる使い方をすべきだと思います。
もちろん寄付による慈善活動などかなりされているかもしれませんが、それを行なってもまだまだ有り余るお金を持っているのです。
このお金を有効に使わない手はありません。
お金持ちが、困っている人に無償で提供するだけで、お金に支配されたこの世界を少し変えることができるのではないでしょうか。
貧富の格差が広がる今、この問題を解決できるのは、お金持ちだけなのです。
今まで富豪は富豪がより富豪になるシステムを築いてきました。
しかしそれではこの世界はいつまで経っても変わりません。
お金持ちだけがどんどんお金持ちになる社会から、平等や格差問題の解消は実現できるのでしょうか。
彼らが変わるだけで、世界は新たな世界に生まれ変わることができるのです。
困った時に大丈夫と思える場所を
便利になったはずなのに、年々精神疾患を患う人は増えています。
こういう時代だからこそ、精神疾患を患った人が安心できる社会を築く必要があるのではないかと思います。
厚労省のデータによると、自殺者の数は減ってはいますが、年間二万人以上もの人が自ら命を絶っています。
こんなに便利になったのに、なぜ人は自ら命を絶たなければいけないのでしょうか。
せっかく生まれてきたのに、辛すぎて死んでしまう人がこんなにいる社会はおかしくないでしょうか。
そういった方々が少しでも楽になる世の中を作っていくことが我々の使命なのではいかと思います。
そうすることは私たちがよりよい生き方をする助けになるようにも思います。
病気になった時には、病院に行き治療を受ければ、治るとわかり安心することができます。
精神疾患になった時は、心療内科に行って薬をもらっても、自分に降りかかっている問題を解決することはできないため、安心することはできません。
そんな時に、この施設に行けば、もう大丈夫だと思える組織があることが支えになるのではないでしょうか。
問題解決屋さんなのか、何なのかわかりませんが、この人に頼めばもう大丈夫と思える組織ができることが必要だと思います。
お金を払ったら、その人が全てを解決してくれる。
そんな仕事が増えていくことを望んでいます。
ここへ行けば安らげる。
ここへ行けば誰かが守ってくれる。
そんな場所も必要なのではないかと思います。
お金はいらないから、そこに行けば、ご飯を食べることができ、とりあえず休息できるというオアシスのような場所があればいいと思います。
そういうった施設や組織ができることも願っています。
まとめ
私たちの生活は文明の発達により、便利になりました。
しかしそれに比例して住みやすくなるはずが、未だに幸せだと言える世界はできていません。
こんなに社会が発展しているのにも関わらず、まだまだおかしなことで問題は溢れかえっているのです。
こういった問題を本気で解消しようと、動いている人がどれくらいいるのでしょうか。
社会をよりよい世界にしようと努力している政治家がどれくらいいるのでしょうか。
私たちの暮らしはどうすればよくなるのかと、考えている人はこの世界に何人いるのでしょうか。
私はそれほど多くないと思います。
自分たちが幸せになるには何を変えればいいのか、そんなことを考えたことがない人がほとんどではないかと思います。
それでは社会は一向に良くなりません。
私たち大人は今こそ、このおかしな社会を生きやすい世界に変える努力をするべきなのではないでしょうか。