事実を書くことはとても大切だと思います。
嘘を教えることは夢を与えることになりません。
嘘は現実をややこしくしますが、全てが事実だけだと物事はスムーズに動きます。
裁判も長期化することはありませんし、ワイドショーも同じネタを繰り返す必要がないのです。
人生は平等だとか、努力は報われるとか思っている人がいるかと思いますが、それは違います。
人は不平等でできる人の努力とできない人の努力は違います。
人生は平等ではない
成功している人は自分が頑張ったから成功したと思っているかもしれませんが、そうではありません。
頑張れる人は頑張ることができる遺伝子を持っています。
何かの才能を持っている人は元々持っているだけです。
例えば、森進一さんの息子Takaさんがいます。
この方はすごく歌が上手いです。
この方の声はすごいし、音程も外しません。
聴く人を魅了し、人気が高く成功しています。
この人は森進一さんの息子ですね。
この人が森進一さんの子供でなければ、歌はうまくありません。
中身が同じでも、母親と父親が偉大な人だったので、生まれた時から才能がありました。
木村拓哉さんの娘Kokiさんがいます。
この方も親が木村拓哉さんと工藤静香さんだから、常人離れしたプロポーションと顔で生まれました。
デビューした瞬間に脚光を浴び、今後の成功も当たり前のようです。
これはビジネスの世界でも同じです。
親の遺伝子が子どもに受け継がれている以上その掛け合わせで人生は決まります。
この理論で努力は報われるわけがないのです。
例えば、宇多田ヒカルさんは藤圭子さんの娘さんですが、彼女は生まれた時から特別な才能を持っていました。
彼女の人生は幸せとは限りませんが、仕事としては大成功を収めています。
声も安らぎを与える力を持っています。
彼女が10頑張れば、大ヒット曲を作れるとして、才能のない人は100頑張っても売れません。
才能のない人はどんなに努力しても、花開くことはないのです。
音痴な人はどう頑張っても歌手にはなれません。
なので、人生は不平等です。
大富豪の家に生まれた子どもは死ぬまでお金に困ることはありませんが、貧乏な親の子どもとして生まれれば、幼少期が貧乏になることは間違い無いのです。
それでもまだ人生は皆平等だと言っている人がいるのであれば、その人は嘘をついています。
その人の言っていることは綺麗事に過ぎないのです。
平等なものがある
しかし平等なものがあります。
それは時間です。
時間だけは平等です。
どんなに優れた人の一時間もどんな不幸な人の一時間も同じ速さで動くのです。
どんなにお金持ちな家に生まれても、どんなに貧乏な家に生まれても、時間だけは同じです。
もし才能があったとしても、サボっていれば評価されませんが、才能のある人は少し頑張ればすぐに成果が出ます。
この意味で時間も平等ではないのではないかと思うかもしれませんが、それは違います。
時間だけは常に平等です。
幸せな時もありますし、不幸な時もあるのです。
どんなに才能に溢れている人がいたとしても、不幸は訪れます。
それも平等です。
つまり人生は不平等ですが、平等な部分もあるということです。
人は皆平等ではなく、平等なものもあるというのが正解です。
成功しているから優れているわけではない
この意味で、成功している人が優れているというわけではありません。
社長だから偉いわけではないのです。
東大を出たから偉いわけでは決してありません。
それを勘違いしてはいけません。
勉強ができる人がいるとして、その人と自分を比べて自分は劣っていると思ってはいけません。
勉強ができる人は大抵親がとても賢い人が多いと思います。
東大に入る人は親も東大に入っています。
その人が勉強ができるのは、その人がすごいのではなく遺伝子がすごいだけです。
なので勉強ができないからといって、落ち込む必要は全くないのです。
きちんとわかっている人であれば、生きていればわかると思います。
ああ、この人は勉強ができないんだな。と
どんなに頑張っても難しいことを理解できない人が絶対にいるのです。
しかし全然努力しているように見えないのに、難しい問題をどんどん解くことができる人がいます。
それは仕方のないことです。
努力は報われないならどうする
人生は不平等で、努力は報われないならどうすればいいのでしょうか。
状況は理解できました。
でもどうすればいいのでしょうか。
私は自分にできることをすべきだと思います。
自分ができることを一生懸命すればいいのです。
もし自分にしかできないことがあるのであれば、それをすればいいですし、誰にでもできることしかできないのであれば、それをすればいいでしょう。
自分が面白いと思えることをすればいいのです。
やることは間違いではありません。
才能のないことでもやりたければやればいいのです。
しかし他と比べる必要はありません。
自分は自分で他人は他人です。
たとえ比べても、科学的に超えることはできないのです。
足が速い人の子どもは足が速くなります。
ただそれだけのことです。
すごい人は努力したからすごいのではなく、はじめからすごいからすごいだけです。
でも、すごい人がいたとしても、その人が幸せかどうかでいうと幸せではありません。
すごくない人も幸せなのです。
なぜなら時間は平等だからです。
お金持ちの家に生まれたからといって、その人が必ず幸せかというとそうではありません。
人はいつも必要なものにかられ、他者を羨むようにできています。
その人の周りにはライバルがいて、願望があり、夢があり、どうしようもないことが必ずあるのです。
今日をどう乗り切るか
重要なことは与えられた環境で、今日をどう乗り切るかだと思います。
皆魂は同じですが、与えられた乗り物が違うだけです。
あなたが森進一さんの子どもとして生まれていたらどうでしょうか。
歌えば人を感動させられる歌唱力があります。
歌を歌うとみんな自分を惚れ惚れしたような目で見るのです。
ああ、自分は歌の才能があるのだと気づきます。
ああそうか、親は歌手だもんな。
さあどうしますか?
Takaさんと同じことをするのではないでしょうか。
Takaさんと同じ運命を辿ると思います。
でもTakaさんにもTakaさんの人生の悩みがあるのではないでしょうか。
海外に進出したい、もっと活躍したい。
でもだめだ。
歌手なんて辞めればいいかな。
でも俺は才能があるし。
どうしようと。
こんなことを思っているかもしれません。
どんなにすごい人でも今日を同じように過ごしています。
今日は平等で、皆この長い人生を幸せに生きようと頑張っているのです。
どんな状況であれ、魂は皆同じです。
乗り物が違っただけで、時間は同じなのです。
今日を元気に、幸せに暮らす。
ただそれだけなのです。