ドラマ『ハケン占い師アタル』はやっぱり面白かったです。
アタルの占いの後の感覚が忘れられません。
今回の主人公は、志尊淳さん演じる新人・品川君の話でした。
品川君はパワハラ上司の上野さんからの指導に嫌気がさし、仕事を辞めたいと思っていました。
しかしチームの責任者の大崎さんがどうしても辞めさせてくれません。
品川君は初めてイベントの担当を任せられたのですが、いつものように上野さんが厳しい指導をしてきます。
品川君は本当にストレスがたまり、何も言わずにオフィスを出ていってしまいます。
アタルの友人・神田さんと目黒さんの説得にも関わらず、品川君は会社に戻ってきてくれません。
退職届を出しに会社にやってきた、品川君は最後の望みをかけてアタルの占いを受けます。
“自分探し”よりも“自分づくり”を。「本当にここが自分のいるべき場所なのか病」への処方箋|新R25(@shin_R25)- 20代ビジネスパーソンのバイブル https://t.co/Mkqrhv7xbn
— 【公式】ハケン占い師アタル 第4話 2月7日木曜よる9時 (@ataru_ex) 2019年2月1日
目次
アタルの占い
品川君が神田さんらに説得され、アタルに占いをお願いすることになります。
1つ目の質問「上司にいじめられるけど、どうしたらいい?」
アタルは嫌な上司はいるけれど、優しい大崎さんや神田さん、目黒さんがいるから、逆に恵まれていると言います。
私もADの仕事をしていた時、上野さんみたいな人が五人くらいいました。
そんな中で4年ほど続けられたのは、AD同士で上司の愚痴を言えたからではないかと思います。
どんなに過酷な環境でも自分の味方になってくれる人がいると、続けられるのかもしれません。
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2つ目の質問「上本当にここは自分のいるべき場所なのか?」
アタルはこの質問で、品川君の過去を透視し始めます。
アタルは品川君がどうしてイベント会社に就職したのかを探りに行ったのです。
すると、品川君の大学時代の姿が見えてきます。
品川君は大学の演劇サークルでも、自分の思い通りにいかなった時にサークルの人たちに罵声を浴び、逃げました。
アタルはそのことがわかり、逃げた後何が残ったかを品川君に聞きます。
何も答えない品川君にアタルは後悔が残ったのではないかと言うのです。
「あのまま続けていたら、俺もここに残れたのに」と思っていると。
品川君は本当は演劇サークルを続けたかったのです。
アタルは逃げずに続けていたらどんなに良かったかと、思っているのではないかと言います。
これは品川君が今まで自分の心の中に隠していた、本当の気持ちではないでしょうか。
ずっと後悔していたこと。
アタルはそれを一瞬で見抜いてしまいます。
自分の隠していたことを見抜かれてしまった品川君は、自分の心を鷲掴みにされたような気持ちになったのかもしれません。
そんな品川君に、アタルは愛の言葉を投げかけてくれます。
「逃げてばっかりいるやつに自分の居場所など見つかるわけがない」
それを聞いて品川君は、呆然としてしまいます。
わかっていた。
わかっていたけれど、できなかったことを言われたのです。
今度こそと思っていたのかもしれません。
でも自分はまた困難から逃げようとしているのです。
3つ目の質問「他のやつはちゃんとわかってるわけ?今やってる仕事が正解だって」
この問いにアタルの占いのピークがやってきます。
「そんなわけないだろう!」
「それでも働くしかないからだよ、真っ暗なトンネルの中を歩いているみたいでも、いつかは光が見えてくるって信じて。
そもそもあんたみたいな若者に働く意味がわかってたまるかっての。そういうのはいろんなことを経験して初めてわかるから、ありがたみがあるんだろう?それなのに辛いことがある度に人のせいにしたり、ちょいちょいって検索して答え見つけようとしてんじゃねーよ。
この世に一人もいないっつーの、何が正解かわかって生きてる奴なんて」
この言葉を聞いて、品川君は無の境地に陥ってしまいます。
アタルの言葉は品川君の悩みを全て浄化してしまいました。
悩みとか辛さとかそういうものを全て超越し、本質そのものの答えをくれたのです。
自分の悩みはちっぽけで、みんなわかっているけれど、戦っているんだと。
自分は何をしていたんだと思ったのかもしれません。
自分はそんなに不幸せではない。
自分は悩む必要などないと思ったのかもしれません。
自分にはすでに仲間がいたのです。
一緒に頑張ってくれる仲間がいたのです。
その状況でなぜ自分は悩んでいんたのかと、思ったのかもしれません。
きつい口調ですが、真に訴えるアタルの言葉は品川君の心を浄化したのではないでしょうか。
品川君はその後、冬空の下、クライアントの商品サンプルを配りきります。
イベント会社のチームの皆さんと一緒に配り続けるのです。
ここが自分の場所なんだと言わんばかりに。
品川君は仕事をやり終えた後、皆の姿、褒められた状況を自分の中にしまいこむことができず、泣き出します。
初めて見つけた自分の居場所に気づいたのかもしれません。
品川君はもう辞めるなど言うのをやめることにしました。
アタルの母親は悪い人
ドラマの冒頭に出てくるアタルの母親は、占いの時のセールストークでした。
本当はとても性格の悪い人だったのです。
今回その秘密が明らかになりました。
アタルはそんな母親に嫌気がさしたのかもしれません。