ドラマ『ハケン占い師アタル』の6話はだいぶ見応えがありました。
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わたし的にはこの回がとても好きです。
今回の主人公はDチームの課長・大崎さん(板谷由夏さん)でした。
大崎さんは本当に良い人でヤバい部長と、ヤバかった社員の間に立って、やりくりしていました。
いい上司が“リストラを実行しろ”と言われたら…?「過剰適応してしまう病」への処方箋|新R25(@shin_R25)- 20代ビジネスパーソンのバイブル https://t.co/gvwzEdxn8U
— 【公式】ハケン占い師アタル 第7話 2月28日木曜よる9時 (@ataru_ex) 2019年2月22日
このポジションは非常に大変だと思います。
でも持ち前の性格で誰も傷つけずにやってこれたのです。
今回は流石に、誰かをクビにするという試練を課せられ悩みに悩み抜き、おかしくなってしまいました。
そこでアタルは、本気で彼女を救ってくれました。
(アタルはいつもと違いました。アタルも課長がとても良い人だと知っていたのです。)
真似をしてても、続けていたらオリジナル
課長は幼い頃から生徒会長に選ばれたりする優秀な人だったのかもしれません。
それでいて性格も良く、みんなに頼られていたのです。
でも自分にはオリジナルがないといつも悩んでいました。
自分は誰かの真似ばかりで、いつかそれが誰かにバレてしまうのを恐れていたのです。
アタルはそれを聞いて、誰かの真似をしていても、続けていたらもはやそれは本物だからと言ってくれます。
大崎さんはとても優しくて、誰も傷つけなくて、上に立つのに向いている人です。
たとえそれが誰かの真似であったとしても、様々なことを積み上げてきた大崎さんはきちんとオリジナルだったのです。
大崎さんはすでに本物だったのに、自信がないために悩んでいたのかもしれません。
気づくべきは、自分の才能だったのかもしれません。
アタルはそんな臆病な大崎さんを全力で認めてくれたのです。
上に立って良い人とは?
アタルは大崎さんが、部下の未来のために必死で悩んでいることをとても素晴らしいことだと言ってくれました。
私利私欲のために他人を切り捨てるような人より、よっぽど上に立つ人に向いていると言ってくれました。
もしかすると大崎さんは悪い心に埋もれそうになっていたのかもしれません。
自分が正しいと思う道はきっと、誰にとっても良い結果を招くはずなのに、悪い人に圧力をかけられ、自分を見失っていたのではないでしょうか。
本当は悪いことをしたくないのに、どうしても悪いことをしなければならないと思い、悩んでいたのです。
しかしアタルはきちんと悪を否定してくれました。
「悪は悪だ」ときちんと言ってくれたのです。
その言葉が大崎さんをどんなに勇気付けてくれたことでしょう。
【コラム】杉咲花が板谷由夏にビンタで喝! 『ハケン占い師アタル』に響いたサボテンの花言葉 #ハケン占い師アタル #杉咲花 #板谷由夏 @ataru_ex
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大崎さんは上司である部長の提案を却下し、もっと上の人に告発すると言いました。
流石に怖くなった部長も自分の上司に直訴されることは避けたかったため、その場を丸く収めることにしました。
アタルは部長の独断と偏見で人を切ろうとしていたことを知っていたのです。
今回は丸く収まりましたが、このようなことは現実では、たくさんあると思います。
会社の圧力で、人を切り捨てなければならないということは総じてあるのです。
このドラマはそれが間違っていると、正面を切って言ってくれました。
もちろんドラマだからできたことかもしれません。
ですが、このように正しいことをきちんと言ってくれるドラマは必要です。
現実はそんなにうまくいきませんが、現実の方が間違えているのです。
それをきちんと理解しておかなければなりません。
上に立っていい人とは
現実には上に立ってはいけない人が、上に立っているケースがたくさんあります。
上に立ってもいい人とは、部下のことを一番に考えられる人です。
たとえ部下のことを考えることができなくても、絶対にやってはいけないことがあります。
それは部下の人生を悪い方向に変えてしまうようなことです。
人の人生を悪い方に変えてしまうようなことをしてはいけないのです。
たとえ人の運命を悪い方向へ変えてしまうほどの権力を持っていても、それだけは絶対に行ってはいけません。
人は自分の人生を自分で決める権利があります。
たとえどんなに力を持っていても、人の選択を制限してはいけないのです。
ですが、世の中にはそれをしてしまう人がたくさんいます。
人をクビにすることを強制することは誰もしてはいけません。
それを守れないような愚か者は絶対に上に立ってはいけないのです。